今回最大のアップデートテクはコレ!
カナモが現場の情報からアップデートしてたどり着いた攻略法が「ドリフトI字」アプローチ。
午前中の反応で、魚が嫌がらないのは水面直下のI字引きだと確信し、魚のポジション変化と風向きの変化から一番ベストなアプローチを構築。
今回のメインとなったフィッシュローラー3inchは、水面直下で引くためネイルシンカーを入れていないのがキモ。
ウエイト代わりに大きなフックをセッティングするのも、現場からアップデートした答え。
風がない午前中はコントロールしやすかったが、風が吹きつける昼からと夕方前は、ネイルシンカー代わりに大きなフックを使用しているとはいえ、ルアーの泳層を表層直下でキープするのは困難のワザ。
そこでカナモが展開したのは「風を味方につけるドリフトI字」。
ドリフトI字のコツ公開!
普段はシンキングPEラインを使用していることも多いカナモだが、今回は浮力のある極細PEラインを使用。
リーダーは信頼しているグランドマックスだが、「PEライン=浮く。フロロリーダー=沈む」。このバランスをうまく利用したのが、今回のテク。
主戦場となったバックウォーターは、午前中まで流れとは逆の下流から風が吹いている状態。
ただし午後から夕方までは流れと同じ向きからの風向き。
さらに、中途半端な増水で足場が高く、ラインメンディングやコントロールは非常に困難。
そこでカナモは無理にラインを張らず、わざとPEラインをゆるめて風に引っぱらせたままテンションをコントロールしてルアーを流していく。
この時はリールでラインを巻かないこと。
あまりにラインが流された時のみ少し巻く程度で、基本的にはロッドワークの上下のみで適度なラインスラックを維持することが大事!
表層直下を絶妙なクリアランスでトレースしてくるドリフトI字。うまく流すコツはもう1つ、着水点は思っているよりも上流側に投げること。
投げてからはラインコントロールが最大のキー!
浮力のあるPEラインと、比重があって沈むフロロリーダー。
フロロリーダーとフックの自重でルアーが表層直下を泳ぐようにコントロールするわけだが、流れもあって風もある。
流れと風が逆向きだった夕方は、ルアーが水面直下を泳ぐように風で流されるPEラインをいかに操るかが、バイト誘発のキーとなった。
ルアーが流れる速度が速すぎても魚は追いつけず、遅すぎるとルアーが沈みすぎてラインの存在で魚に即見切られる。
そこでカナモはリールでラインを巻かずに、風にPEラインを持たせて(引っぱらせて)ルアーの泳層が深くならないよう、そして流れる速度も速すぎず魚がついてこれる速度に微調整!
魚がついてくるスピードがハアクできれば、チェイスの間を詰めて食わせるタイミングを作るためにトゥイッチやリーリングで仕掛けてバイトチャンスを演出。
この1アクションを絶妙なタイミングで入れることができれば、バイト数もキャッチ率も大幅にUPできる。
この日のバスは基本的にラインが見えると非常に嫌がる。
瞬間的に見切る強烈なスレっぷりだったため、スイッチが入って食うそぶりを見せた時はリーリングしてフィッシュローラー3inchが水面に逃げる動きを演出。
すると、すぐにルアーを見切っていたのがウソのようにバイトラッシュに直結!!
50㎝UP含むデカバス連打劇で、フィッシュローラーはまさにエサ認定!!