三原節で初登場から1年!仕上がりマクったクジャラの使い方
三原節では1年ちょい前、府中湖編で初登場だったのが、へアリースパイダークジャラ160(以下、クジャラ)。
今回、サイトの主軸の1つとして用意していたが、基本的には水面&表層でのアプローチ。
見ため以上のボリュームと存在感を持つクジャラは、スーパーソフトエラストマー素材を採用したアイテム。
ここまで圧倒的なボリュームと存在感、水面や水中で実体も分かりにくいルアーはほかにない。
新開発のスーパーソフトエラストマー採用 圧倒的にクセが付きにくい
まったくクセがつかない訳ではありませんが、タックルボックスにそのまま入れてもOK! 専用BOXを用意する必要はありません。巨大なエラストマーワームですが素材が柔らかいので貫通性が高く、オフセットフックも使えます。
現場テストではそのまま1本掛け、1/2カット、1/4カットボディを、それぞれ浮かせても、沈めても、中層でも、ボトムでもテスト釣果は良好でした。しかもシェイク、スイミング、ジャーク等どんなアクションでも魚を誘う力があることが判明しました。元が何者でもない謎物体であることが、逆にどんなものにでもなれてしまう秘訣です。
出典:イマカツ
圧倒的な浮力と波動で、動かしても止めていても、何かしらどこかしらが動き続けて誘ってくれるブツ。
クジャラ本体はソートー大きいため、食ってくる魚も確実に選べる。
そのため、フックはタリズマンブルータルHGの#4/0を使用。
強化型ワッキーフック “タリズマンブルータル” のヘビーガードモデル
タリズマンでは耐えられないようなベイトタックルや、PEラインを用いたヘビースピニングタックルなどの強い負荷が掛かるタックルでミディアムカバーまでの使用を想定。
ガードはヘビーガードタリズマンよりも更に強く、張りのあるワイヤーガードを採用。加えて、ベースのタリズマンブルータルはタリズマンよりもシャンクを更に長く設計している。これにより、シャンクに対するガード角度をより鋭角に設定できる為、フッキング時にガードが突っ張らず、素直に倒れることによりフッキング率を高めてくれる。出典:リューギ
ミハラが展開したのは、クジャラのワッキーセッティングで壁に当てて落とす攻め。
壁に当てたとしてもルアーにダメージはなく、変な音もしない。当てて落ちた時の着水音も非常にリアル。
インパクトのデカいクジャラだけに、遠くで何かが落ちてきた感を演出するにはベストなアイテム。
魚から見にこさせるサイト攻めにおいて、かなりの武器になる。
圧倒的なアピール度を持つ反面、どうしても魚が警戒することもあるが、そんな時はネバらず即、抜きあげて回収。
水面に直接落とさなくてもよい環境であれば、垂直の壁をうまく使ったアプローチの1つ。
この時の魚は、かなり学習していたこともあり警戒心はかなり高め。そこで次のキャストでは投げるそぶりを見せないようにアプローチ。
不思議なことに、バスは普通に立っているだけでは逃げないけれど、竿のような長いモノを持っていたり、振りかぶるそぶりで逃げることが多い。
影なのか反射なのかは分からないが、警戒心の高い個体ほどロッドの振りを感じさせない投げ方で狙い撃つのも1つの手段。
クジャラのよい点が、圧倒的な浮力と存在感。魚が近くにいなくても、浮かしているだけや動かし続けるとバスが気づいて見にくるところ。
この時に、シェイクがイイのかタダ巻きがイイのかも、そのキャスト内で試しておきたい。
魚が見にきて近づいた時、バスの鼻先にきた瞬間が食わせドキ。
コレで簡単に食ってくれればラッキー! ということで、食わない場合は即ローテ。
ここですぐに確認できることの1つは、カラーへの反応。白っぽい膨張色からスモーク系に変更。
カラーを変えても見にくるが、距離感は詰まらない。これ以上続けても魚はスレる一方。
次なる一手はサイズローテ!
魚に見せすぎないよう回収したミハラは、クジャラのボディをハサミでカット。
クジャラはボディ中央に四角いパーツがあり、それを残せばオフセットフックのリグでも扱いやすい形状。
この時はワッキーセッティングで使うため、毛の生えたボディ側を使用。
フックは変わらずタリズマンブルータルHGの#4/0。
強化型ワッキーフック “タリズマンブルータル” のヘビーガードモデル
タリズマンでは耐えられないようなベイトタックルや、PEラインを用いたヘビースピニングタックルなどの強い負荷が掛かるタックルでミディアムカバーまでの使用を想定。ガードはヘビーガードタリズマンよりも更に強く、張りのあるワイヤーガードを採用。加えて、ベースのタリズマンブルータルはタリズマンよりもシャンクを更に長く設計している。これにより、シャンクに対するガード角度をより鋭角に設定できる為、フッキング時にガードが突っ張らず、素直に倒れることによりフッキング率を高めてくれる。
出典:リューギ
素早すぎる判断で次々にカラーや形状をローテするミハラだが、理由はこの通り!
魚が欲しているエサっぽいアプローチができていれば、魚も疑うことなく食ってくる!
アプローチしてみて食わないということは、そのルアーや攻め方はダメということ。
この見切りは時間が経てば経つほど、投げれば投げるほど判断しにくくなる。
1投ごとに変える理由はココにある!
クジャラのサイト展開で生まれた変化球アプローチ
ランガンしながら状況に見合ったエリアに到着した時、尻尾を水面にだしながら浮くデカバスと遭遇。
手前2尾はコイ。
ここでミハラが繰りだしたのは、クジャラのハーフカット。
フックはタリズマンブルータルHG#4/0のままで、まずはワッキーセッティング。
ここで見せてくれたのは、対岸のブッシュを利用した吊るし攻め。
魚は壁側を向いているが、できる限りプレッシャーをかけすぎないよう、草にラインを掛けてルアーを吊るす。
一撃で決めるのは慣れ!
うまく吊るすことができれば、この1投でルアーが空中にある方がイイのか、水面でペチペチしている方がイイのかをムダなキャストをしないまま確認できる。
水面で止めたり、微シェイクし続けたり、しばらく空中で止めたり、魚の反応を見ながら、ほんのわずかだけ見せるバスの動きに注目しながら興味のありそうな動きを絞りだしていく。
魚が少しでも寄ってくるそぶりを見せたなら興味があると判断。
やめて離れようとしたら、そのアプローチは終了。ミハラはすぐに回収し、次なる手を試す。
クジャラのハーフカット・ワッキーセッティングの次に試したのは、ボディ先端にチョン掛けしたi字セッティング。
吊るしたまま虫系の動かし方では反応しなかった。
そこで、もしかしたらカエル系? と思ってのリグローテ。
真横で水を受けるワッキーセッティングではなく、先端部で水を逃がすi字っぽいアクションはどうか?
同じ攻めを何度もしないのはミハラのサイトの鉄則でもあり基本!
1投で多くの情報を引きだしながら、次のキャストは違う要素を試す。これが正解なら食う。
攻めていたのはインレットの内側だったが、インレットが注ぎ込む本流側でボイルの音を確認。
インレットの方も注視しながら何となく本流側の水面をクジャラのi字セッティングでアプローチすると、岸から離れた場所でバイト発生。
本流のカレントは効いておらず、インレットの流れとシェード、魚の行き来できる空間が広いエリアは、複数の魚がエリア内をクルーズしていたようで、魚の意識は同じだった。
小さい稚魚系ベイトは山盛りいたが、バスが意識していたのは小魚でもなく、虫でもなく、カエル系ベイト!
クジャラにおいては、単体でもカットしても使える。
さらに、フックセットを変更すれば、まったく異なるアピールで訴えかけることも可能。
これもしっかりと見えバスの動きをサイトフィッシングで確認できたから見出せたパターンにほかならない。
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