2022年も配信を開始しました。プロガイド平村尚也の「琵琶湖リサーチTV」。
最新の南湖情報をお届けする「フィールド情報」と、旬の話題をピックアップする「トピック」のコーナー。
今回は、平村尚也さんが、情報をお伝えします。
平村尚也(Naoya Hiramura) プロフィール
放水量によりクリアアップする南湖北エリア。狙うべきタイミングは?
収録日の3月17日現在では、放水量は高めの250トン。
こうなると、北湖からクリアな水が流入し、南湖北エリアは厳しくなってきます。
狙うべきタイミングは、放水量が低くなったタイミング。
木ノ浜沖、アクティバ沖、烏丸半島沖などの人気エリアは、濁りが入ればチャンスです。
下物、木ノ浜など浚渫エリアでは、スイムジグ展開
浚渫エリアではスイムジグ展開が安定している模様。
ただ、例年よりも季節進行は少し遅れ気味の気配なので、今後もこの状況は続きそうです。
水温が上がり始めているシャロ―の状況
木ノ浜水路、北山田、葉山川河口、下物内湖や周辺は濁りが入っていますが、魚の個体数はまだまだ少ない状況。午後からの荒れるタイミングには、これらインサイドのシャローを狙うとよいでしょう。
平均釣果は1人0~3尾が現状。ボーズも全体で見ると約6割なので、心して挑んでください!
トピック1 どう対応する?早春のクリアアップ
日替わりで状況が変わる早春の琵琶湖。やはりクリアアップすれば釣果が厳しくなるのは周知の事実で、これにどう対応していくのかで、釣果が左右される時期でもあります。
そこで、そんなタイミングに、どうすればよいか。
今回は、ワームカラーについてのお話です。
平村さんオススメのワームカラー
現在、スイムジグで釣果を上げている平村さん。
そのトレーラーとなるシャッドテールワーム・リズムウェーブ【ジャッカル】のカラーを、状況別にオススメしてくれています。
クリア対応:NHスモークワカサギ
クリアな水に対応するには、ラメが入っていないことが重要だと言う平村さん。
スモーク系のプロブルーカラーは、昔から琵琶湖アングラーには定番で、安定した釣果が期待できるカラーの1つです。
アピール力がありつつ、クリアにも対応:セクシーピンクワカサギ
少しラメを抑え気味にしつつも、淡いピンク色で目立たせる、アピール力のあるカラー。
濁り水にオススメ:ダークサンダー/クリアーシルバー
通常の水の色で、迷ったらこのカラー:プリズムシャッド
当日のポイントの水色に合わせてカラーを使い分けることが、釣果に近づくカギです。
ぜひ、参考にしてくださいね!
南湖か、北湖か。水温変化から考察
冬から現在に至るまで、南湖での釣果がよいのか、北湖での釣果がよいのか。
その傾向は、水温の変化を見れば理解できます。
このグラフのように、厳冬期の1月2月は、北湖の水温が高いため釣れやすいのですが、3月には南湖の水温が急上昇。
収録日で11度、シャロ―では13度になるエリアもあり、そろそろスポーニングを意識するタイミングに。
しかし、北湖は水温の上がりがゆるやかなため、3月でも10度に届くエリアは少ない。そうなると、水温が上がりやすい南湖がよくなってくるのは、必然です。
とはいえ、まだまだ三寒四温の季節。その日、その時の状況を見極めて、最適なアプローチをすることで、1尾に近づくことができると思います。