OP不在だった助演の代打はミハラ!
ゆたかボーイの不安とはウラハラに、助演の代打で現れたのは、三原節の主演・三原直之!
今回のフィールド、大阪の淀川で育ったプロアングラーの1人でもあり、Vish 三原節の淀川編(vol.7)では神出鬼没なヨドモンに苦しめられながらも、羽根モノで劇的なヨドモンをGETしてくれたプロアングラーでもある。
今回はコチラの仕込みにより、我々よりもさらに早い時間から淀川にきてスタンバっていてもらったこともあり、せっかくなので釣りもしてもらった。
もちろんガラガラ抽選もやってもらったが、でた出玉は「赤」。
数日前からの増水で、水位は高めで濁り蔓延。
ミハラの予想では、対岸の菅原ワンドが活きる日でもあった。
相変わらず釣りすることなく歩き続け、毛馬からチェックすること9ー10番ワンドあたりで第1投。
一応、お題通りに1カ所10分ルール(1投してから10分間のみ釣り可能)で釣り開始。
魚がいるであろうスポットを見極め、素早いサーチと食わせを融合したアイテムを投入。
まずはイマカツで発足する自身のブランド「WAZAMONO(ワザモノ)」からリリース予定のギルソフト130(プロト)。
ギルロイドJr.といえばミハラのデカバスサイトにおいて外せないルアーだが、ソフト素材でさらに食わせ性能と新たな操作性を追求したアイテム。
時期的に、ブルーギルも現れやすいタイミングということで、コレをデカバスに見せて引っ張りだす作戦。
ミハラいわく、城北ワンドは増水しているタイミングは悪くないが、問題は水色と天気。
減水傾向であれば止水のワンドや浅い場所はパス。増水傾向であれば水の動きがでる場所や、少しでも深くなってシャローに近い場所を効率よくチェックしていく。
水位が高い場合は普段から浅い手前のブレイクはおいしくなり、巻いていく展開もアリだが、当日は巻きが効く天候ではないのでパス。
かといって、数少ないブッシュカバーを攻めれば釣れるほど甘くないのが淀川でもある。
特にロケ時の4月中旬はスポーニング意識の強い個体も多くなる。
春定番のワンドはオスバス基準で、魚のいるいないがハッキリしているため、サイトフィッシングは欠かせない。
そういったタイミングだったが、水位が高くて濁っているとサイトも封じられる。
さらに、どうやらロケ前週にシャローのバスが動いたらしく、見えていた個体は全て釣りきられたという話も現場でキャッチ。
その状況でミハラが考えた作戦は、泳いでいるバスが通る所にタイミングよくルアーを入れること。
水中がよく見えれば可能な作戦だが、水中も魚も見えない。つまりは、ほぼ勘で読むしかなかった。
心の奥底にしまっておきたかったが、ついついくちにしてしまったのが「三原節」じゃなくてよかったというワード。
結局釣りしたのは6分ほどで全6投のみ! そうこうしながら気がつけばスタート地点の毛馬エリア下流部。
ワンド全体を足早に見て可能性がなきにしもあらずだったのが毛馬クリーク。
毛馬クリークの下流側では水質が変わったあたりでデカバスを発見!
この時に魚の動きを見て、どういった個体かを判断・考察するのが三原節。
本流とつながっているため、おそらくワンドよりも水温は低い。濁りも強めで動きもスロー、活性が高いわけではない。
止水系のワンドにいる個体と違って、スポーニング意識で差してきたのではなく、このエリア内にいる個体の可能性を感じた。
こういった個体は常に同じ所に執着することも少ないため、一時的に足を止めそうなブッシュの張りだし&倒れ込んだシェードが絡むスポットのみを流していく。
使用したのは、ハドルギル5inchにウェイテッドピアスの#5/0。
そして、ミハラで淀川といえばコレ。イールクローラー9inchのネコリグ。
ちなみに、ミハラが当日持ち込んだルアーはこんな感じ!
昼過ぎから満を持してやってきた助演カナモの歩き方
かなり前からの仕込みとドッキリ。すべてはゆたかボーイの成長と、番組の撮れ高のため。
ここまでして主演をフルアシストしているのがKinkiウォーカー!
そんな助演・カナモが城北ワンドにきたのは、おそらく今回が2度目⁉
助演は寝て待つ!
事前に下見したわけでもなく、久方ぶりということもあり、ミハラと2人で歩きながら状況を確認。
天候と水色から、まず向かったのは本流をつながる11番ワンド外面。
現時点の状況で、もし目視で見えるならココかもと、とりあえず歩いて現場確認。
ここでカナモがミハラに聞いたのが、ブラインド勝負するならワンドの道路側。
こういった作戦や展開には必ず理由があり、この状況だからこの作戦! とか、天候がこうなると読んでこの展開! など、すべては現場での考察によるものが大半。
季節相応のアプローチも大事だが、一番は当日の状況を加味した攻めと動き方ができるかどうか。
この読みは的中し、魚が見えにくい状況ながら、カナモはコイと一緒に泳ぐバスを発見!
おそらくエビ食いのバスを想定して投入したのはコレ。
ここでは近日リリース予定の食わせ系ワーム「1WAYハイブリッド」を投入。
主にダウンショットやノーシンカー、ネイルリグなど、フィネス系リグ全般対応のアイテム。
カナモいわく、過去にきたことのある淀川の城北ワンドは、良くも悪くも魚も人もクセが強すぎて、日本一カオスなフィールドと思っていた。
そんな城北ワンドだが、超久々にきて思ったのが、かなりマイルドになっていたこと!
ぶっちゃけ簡単ではなく、昔ほど魚も多くないわりに人が多い=プレッシャーも強烈。ただ、デカいバスはいる。
正直キツいが、これもオモロいに変えていけば釣果への道は開かれる!
見えバスもなかなか現れず、アッという間に夕方。
本流とつながる5番ワンドの水路で水が動きはじめた瞬間、カナモはワンドのマンメイドでプロトタイプのテストも兼ねたアプローチを開始。
ここでカナモが使っていたのは、ゴーストワイヤーではなく、しばらくの間テストしていた新たなアラバマ系。
少し水深のあるファーストブレイクとヘラ台が重なるスポットの水面をバマストで通して逃がした瞬間、水面直下でアグレッシブすぎるバイトが発生。
この日はこの1バイトのみだったが、翌日につなげる要素しか感じなかった1尾。
翌日は朝からエントリーするも人の姿は皆無
前日は多くのアングラーでにぎわっていた城北ワンドだが、翌日はウソみたいな閑散っぷり。
冷え込みの影響か、それともSNSで釣れていない情報が出回ったのか。令和のフィールドはホントにシビア。
前日と違ったのは人の数だけではなく、風向き。
カナモはミハラから聞いた状況や環境を加味し、朝は風下にあたる土手の護岸側からスタート。
本来ならば、風が吹いてくれれば水が動く。
この時の水の動きを求めて魚が動くのであれば、水が動きやすい浅い場所が活きてくる。
これは、エサを求めて動きフィーディングフィッシュ狙いでは欠かせない要素になる。
ただ、サイトフィッシングで魚を見つけるうえでは風が邪魔になるケースも多い。
逆に、魚は見えにくいが風が当たることで魚に対するプレッシャーも軽減されるのは間違いない。
ブラインドの釣りをする人にとっても、サイトで魚を探す人にとってもよい環境というのは、決まった方向から風が吹いていることと、水深があって魚が差してくる可能性のあるスポット。
さらに、人が多い城北ワンドでは、どうしても点の釣り(真正面やピンスポット)がメインになる。
人が少ない時間帯やタイミングは、面の釣り(横方向や岸沿い)もうまく使えるポイント。
ピンスポットが機能するフィールドであれば問題ないが、ここは淀川の城北ワンド。
釣りができるスポットの特徴や風の向き、水の動きを観察すれば、時としてその瞬間だけ一級ポイントに化けるスポットもある。
それが風向きに対する「面」であったり「点」。もちろん、それに加えて暖かくなったとか寒くなったという細かい変化も非常に大きく作用する。
決まったスポットだけ決まった釣り方をしていたら、獲れるチャンスも少なくなりそうな釣り場が城北ワンドかもしれない。
そういいながらも急に空気が膨らみはじめた昼下がり。
体感で昼から表水温も一気に上昇しているはずと読んだカナモが投入したのは、テスト中のアラバマ。
ワンド中央から岸に向かってベイトフィッシュの群れ(おそらくオイカワ)が動きはじめた瞬間、何となく水深のある護岸沿いのブッシュ周りの水面直下をバマストでしつこめに泳がせる。
夕方狙いの混雑モードで両隣には人人人! そこで、面の釣りから点の釣りにシフトすると、足元で急転直下の猛烈バイト!!
世間話中の不意なバイトも即座に対応しつつ、カナモのタックルをネジ曲げたのは、あと少しでヨドモン?
本人予想は45ー46cm、実際に測るとヨユーで50cmUP。