縦ではなく横向き! 波打つバサロスイム系
奇想天外の発想を具体化した新機軸ジョイントビッグベイトが、フラットワイドジョイントルアー(仮名)こと、バサロスイマー。
元はブルシューターJr.のボディ横にフックを付けたもので、2ー3年ほど前に思いつきで製作したプロトタイプ。
もちろん横方向に探れるビッグベイトだが、リップレスでも泳ぐと面白いのでは!? という発想があったか、なかったかは不明。
リップの代わりに口元で水を受けるように設計し、ボディごとリップのようになる仕組み。
ジョイントボディが縦横に波打たせながら潜っていくバサロスイムアクションを実現。
巻いたらバサロスイムアクションしながら潜っていき、止めるとそのまま浮上。ほかにはない面白い泳ぎがだせて、コレは可能性があると判断。
テストはほとんど魚のいないフィールドで行っていたが、泳がせてすぐにデカバスがあっさり食ってきたほど。
プロト初期はブルシューターJr.ボディのままで2ピースジョイントだったのを3ピースジョイントボディに作り変え、かなりイイ具合まできてあと一歩というところで、開発スタッフがテールを横にしたモノを製作。
これで泳ぎはさらに向上し、今までにないギミックを搭載したジョイントベイトになった。
コレで完成と思いきや・・・
実はロケ中にもモザイクを入れて実釣テストしていたが、着水時に時折、反対向きに着水することもあった。
ロッドワークで引っぱれば引っ繰り返って泳ぐのでイケるだろうと思ったが、これではいかん。
そこから内部構造をひらめいて、着水時にボディが引っ繰り返らずフックが下向きになる独自の専用ウエイトシステムを搭載。
メインウエイトとは別に、稼働するウエイトボールと溝などを作製。
もちろんジョイント部の作り込みも抜かりナシ。
引っ繰り返ってもウエイトボールがどちらかに動いてフックが下向きになるシステムを構築。
これで着水してもすぐに潜るセッティングが完成。
巻けば潜って止めると浮上する「死にかけアクション」を具体化。
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