新たなジャイアントベイトロッド完成!
デプスのビッグベイト対応ロッドは数多くあるけれど、一番パンチの効いたモデルといえば、もちろんサイドワインダーHGC-83∞「ストロングマインド」。
ストロングマインドは北の鉄人・山田祐五氏が手掛けたロッドで、ニーゴーマルやギラギラコウゲキなどマグナム&ジャイアントベイト用に製作されたモデル。
発売当時は受注生産でリリースされたロッド。
想像をはるかに凌ぐ超絶パワーを持つ『サイドワインダーストロングマインド』。
表記の“Lure weight ~2kg”は、人間がルアーをキャストできる限界であろう数値だが、実のところ荷重テストではゲージを振り切ってしまい計測不能という前代未聞のブランクパワーを持つ。
この常軌を逸しているようなブランクパワーは、ジャイアントベイトを操るのに必要なパワー。
超重量級となるジャイアントベイトに対しロッドパワーが劣ると、ただ引きずるようなバスが見向きもしないアクションになるが、『ストロングマインド』の持つ超弩級パワーを以てすれば、超重量級のジャイアントベイトに負けず、“キレ”のあるアクションを生み出しバイトが多発する初速のあるジャークをも可能にしてくれます。
またフッキングパワーが伝わり難い遠距離でのバイトやジャイアントベイトに使用される太軸フックでも、確実に上アゴを貫通させる高いパワー伝達力を持ち備えています。
超重量級のジャイアントベイトをキャストするためだけのこの世に存在するストロングマインド。
誰もが扱えるスペックではなく、ジャイアントベイトを極めた者だけが扱える究極のスペシャリティロッドです。出典:デプス
一般常識とかけ離れたスペックで、さすがに売れない・・・と思っていたところ、予想をはるかに超える注文で、これでは今後、中古ショップに溢れるのではと勘繰ったほど。発売されてから扱い切れなかった人も多く手放す人も続出し、その問題は現実となった。
ただ、時間の経過とともにジャイアントベイトゲームも認知され、いつの間にやら市場在庫もなくなった。ただ受注生産のロッドだけに、奥村さんがほしくなっても追加で作れないのが現状。
そのため、ジャイアントベイトの操作性やアキュラシーを突き詰めたモデルとして新たに、サイドワインダーHGC-71XXX「ストロングジャーク」を開発。
スライドスイマー250・ギラギラコウゲキ・コードネームバスなどのマグナム級ジャイアントベイトをハードジャークで操つるテクニカルロッド。
サイドワインダーHGC-71XXXストロングジャーク
Length:7’1”
Action:XXX-Heavy Regular Taper
Lure Wt:~1.5kg
LINE:~50lb出典:デプス
7ft1inchのストロングジャークは、操作した際の取り回しや利便性も考慮したモデルとして開発。
少しマイルドになったらしいが、300gオーバーのギラギラコウゲキも余裕でキャスト&操作できる仕上がり。
ストロングマインドはさすがにゴツすぎて、重すぎて使えないと思っていた人でも使えるように重量も軽く、レングスも短めに設計。
ジャイアントベイトのスタイルをさらに細分化できるモデル
奥村さんはロケで様々なフィールドに行く機会も多く、その時に自分のスタイルであるジャイアントベイトも持ち込んでいる。
その時に、普段は琵琶湖でバスボートのため気にならないが、リザーバーなどで中ー小型のレンタルボートとなると、ストロングマインドがやけにかさばることもあるという。
重たいルアーをストレスなく投げて、モンスターだけを仕留めるためには仕方ないが、とにかく邪魔! それに、テクニカルなアクションではとてつもないグリップが仇となり、しっちゃかめっちゃかになることも経験済。
それは自分だけでもないだろうということで、ジャイアントベイトが投げられる強靭さはもちろん、キャストアキュラシーと操作性を高めるレングスを模索。
グリップレングスも調整し、邪魔にならず取り回しもよく、ブランクの有効長を殺さない超デカルアーを背負えるセッティングをテスト。
ただ、とんでもないロングキャストで長い距離を引くならば、ストロングマインドの8ft3inchとあの竿ならではのスペックがベスト。
ストロングジャークは、ピンポイント攻略やトゥイッチ&ジャークなどのテクニカルな操作法を視野に入れるならベストとのこと。
特に、ストロングマインドがほしくても買えなかった人にぜひとも使ってみてほしいロッドだそうな。