本命はシャリシャリ系アクション!
奥田が用意していた展開の中で、ビッグママ攻略に欠かせないのが「スイムジグ」。
スイムジグにはいろいろタイプもあるが、ここで紹介するのは「シャリシャリ系」。
ジグヘッドタイプのスイムジグをピックアップ。
奥田いわく、スイムジグでは「強弱」を使い分けているとのことで、その強弱とは、サイズ感とアクションレスポンスのバランスにある。
一般的にスイムジグといえば、ラバージグタイプにシャッドテール系を付けたもの。それももちろん定番だが、今回は「強」の組合せで用意。
「弱」の組合せで奥田が用意したのが、シャリシャリ系と呼ぶスイムベイト系ワームのジグヘッド。
スピードシャッド5inchと10ー14gのスピードヘッドの組合せは、食わせるための弱さとサイズによるアピールをバランスよく落とし込んだセッティング。
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大きすぎる波動やピッチを嫌がるプリスポーンのビッグママを攻略するべくセレクトした一品。
最大のキーは「弱さ」にある!
スピードシャッドは偏平ボディでテールは受け流し系の形状を持つワーム。
水中ではゆったり水を受け流しながら軽めのボディロールでフラッシングするタイプ。
これに偏平シェイプのスピードヘッドを合わせることで、タダ巻きすれば適度に倒れ込むようなフラッシングロールを発生。
この「弱さ」が狡猾で繊細なプリのビッグママをバイトに持ち込むうえで非常に重要となる。
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奥田の経験上、ウエイトは水深によって使い分けているが、フィーディングモードの個体が一番反応するスイムアクションのため、エサを待ち構えている魚がいれば一撃でバイトに持ち込めるセッティングでもある。
実際に、スピードシャッドで食わせた個体は開始数投で即ガッツリ食ってきていることから、季節的な動きをするビッグフィッシュを狙い通りに食わせるには欠かせないシチュエーションベイトといえる。
ヘッドの重さに関しては、シャローやミドルでは10gを中心にローテし、ミドルからディープでは14gから21gなど。あとは引きたいレンジとスピードで調整すればOK。
水質がクリアアップした場合で、ルアースピードがほしい時は重たくしてやるのもアリだが、奥田の経験上、フィーディングモードの個体なら強く食うし、リアクションでも強く食うが、リアクション(速さ)で仕掛けるとすぐに離す瞬間的な食い方が多い。
水色や魚のコンディションによっても細かく使い分けると効果的といえる。
スピードシャッドは2サイズ展開!
スピードシャッドは4inchと5inchがあり、5inchでは少しアピールが大きいと感じた時でもローテーションが可能(5月頃リリース予定)。
今回は食わせるための弱いセッティングで使用したため5inchメインだったが、予想は的中!
基本的にはボトムまで沈めてから巻くだけでバイトは自動的に誘発してくれる。
特に春シーズン、ガッツガツに激しくアタる場合はオスが大半で、デカいメスの場合はスポンっと抜けたり重さがなくなるバイトが多い。
状況によってはバイトも浅いので、アタっても巻き続けることがキャッチ率を高めるコツ!
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参考までに使用タックルはコチラ!
ロッド:バンタム173MH-SB(シマノ)
リール:アンタレスDC HG(シマノ)
ハンドル:夢屋ウルトラストロングハンドル48㎜(シマノ)
ライン:ガノア アブソルートAAA16Lb(バリバス)
ロッドは、スイムジグ&スイムベイト設計のバンタム173MH-SB。
出典:シマノ
リールは、ハイプレ場になればなるほどロングディスタンスで飛距離は不可欠! 軽い力でぶっ飛びのアンタレスDC HGを使用。
弾道で魅せよ。飛びの境地へ挑むロープロベイトの旗艦。
ストイックに飛距離を追求するアンタレスDCが、最新の技術を結集して生まれ変わりました。 立ち上がりが軽く伸びのよい弾道を生み出すMGLスプールⅢをDCリールとして初めて採用。 緻密な制御が可能な4×8DCブレーキとの相乗効果で、遠投性能にさらなる磨きが掛かりました。 S3Dスプール、サイレントチューンによって回転をスポイルする振動を抑制。 マイクロモジュールギア、X-SHIPに加え、ハンドル軸受け部分のベアリングを増やすことにより、巻き上げフィールも飛躍的に向上しています。出典:シマノ
ビッグサイズとのゴリ巻きファイトを想定して、夢屋ウルトラストロングハンドルの48㎜をセッティング。
パワフルに使える48mmハンドル、55mmロングハンドルに 大型のノブを装着。ビッグフィッシュに対応できるストロングスタイル。
出典:シマノ
ラインは信頼しているフロロカーボンライン、ガノア アブソルートAAAの16Lb。
オカッパリでタックルが限られるシチュエーションや、絶対にミスのできないトーナメントシーンで多くのバサーから愛用されてきたアブソルートがリニューアル。独自のPUT製法により、フロロカーボン分子の密接率を約15%アップさせ、耐摩耗性や結節強度などバスフィッシングに求められる全ての要素でAAA(トリプルA*)を達成。オーバーポンドスペックも実現したことで、一般的なフロロラインと比べて同じ強さでもワンランク細いラインを使用可能です。*当社比
出典:バリバス