デプス初のソフトベイトが「デスアダー6inch」
様々な新作やプロトの開発秘話をお届けしてきた2022年度のデプスニュース13も今回がラスト!
デプニュー13最終話としてピックアップしたのは、撮影中に急転直下で奥村さんに依頼した「デスアダー」についての話。
今となっては定番のワームでもあり、個人的にも過去にいろいろ話してもらったことはあるが、意外にも動画データとして残ってないのでは? ということで、現段階の視点で、過去と現在の話をお願いしてみた。
デスアダーは奥村さんがデプスを立ち上げて一番最初にリリースしたワーム。
当時、発売された時のインパクトはハンパなかったことをよく覚えている。
当初は6inchのみの設定だったが、それも20数年前のこと。
当時のワームといえば4inchぐらいがオーソドックスで、大きくても5inchぐらいだったような気がする中、デスアダーはボリュームのある形状で6inch。
さらにソルト混入の高比重ワーム。
今となってはいたって普通のサイズ感だが、発売当時は確かにザワついた!
デカすぎる・・・とか、ヤリスギ! とか、琵琶湖はイイよね~コレで釣れるからとか、面白いと思ってくれる人もいるし、とにもかくにも賛否両論。
だた、バスが捕食する小魚のサイズとドンピシャで、当時の奥村さんも別に大きくないし、逆にドンピシャサイズなのでは? と思っていた。
デスアダーに求めたモノ
6inchというサイズだが、ソルト混入マテリアルで高比重に仕上げた理由は、ノーシンカーでもぶっ飛んでくれること。
ある程度の重さがないとキャストアキュラシーも下がることと、オカッパリならば飛距離が稼げないと話にならないため、ソルトの混入具合もいろいろ試した結果、飛距離や持ちのよさ、フォールスピードなどを考慮し現在にいたる。
もともと奥村さんも個人的に使用していたゲーリーヤマモトのヤマセンコーや、ギャンブラーのスタッド5inchというワームがある。
とにかくよく釣れてノーシンカーでもよく飛ぶのがヤマセンコーで、見ための動きと違う魚的な存在感やアピールを持っていたのがスタッド5inchだったそうな。
これらの釣れる要素を、自らイメージした形と重さに寄せてプロトサンプルを製作。
デスアダ―のプロトは軽めに動きチェックするつもりで短時間のみテスト釣行。
その時はフットボールラバージグにセットした形でテストしたが、20数年前の冬の琵琶湖で58㎝と55㎝など、ドトウのデカバス連打劇!
その後にテール形状なども手直ししたモノをテストしたが、ファーストサンプルの形状がベストだったそうな。
さらにはサイズ違いの4inch。通称・チビアダ―だが、ことの発端はコチラ!
晩春から初夏になると琵琶湖はアユしか食ってくれない時がある。
ジグヘッドやノーシンカーでもダメだが、実はジグスピナーだけは食ってくるというパターンを発見していたそうな。
そのパターンにハメるべく製作したのが4inchのデスアダー。まさにマッチザベイト!
6inchをダウンサイジングしたわけではなく、細部まで4inchサイズならではの細かい作り込みがあるのは、ジックリ見ると分かるはず。
デスアダー4inchに関しては、ジグヘッドやダウンショットなどライトリグ系全般に対応できて、何より釣れるということで、一時期はお助けルアー的な存在で大人気。
当時はなかなか好きなカラーを買うことが難しかったのも覚えている。
6inchと4inchが完成し、現在はその間を埋めるように8inch、5inch、3inchがラインナップ。
何かと話題だらけのデプス、今も昔も大騒ぎです。
現在はカラーも増え、この時期のココならこのカラー! というまで信頼を得たワームでロングセールスを記録し続けている。
中でもこのウォータメロンプロブルーは人気カラーの1つだが、この時、奥村さんが持っていたカラー、発色がスゴくよい。
実はノンソルトバージョン作ってます。軟らかいです。
はい、買います!
発売は2022年3月頃を予定しているそうだが、予定は未定!
気になる人はアナウンスを待って、ゼヒお試しアレ!! ではまた、デプスニュース14でお会いしましょう!!
お世話になっている人も多いはず。デスアダーの6インチと4インチをイジったら、軟らかさと透過感がちょっと違っていた動画。
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