衝撃のテストデビューを果たしたシンキングスイッシャーが完成間近
Vishの動画番組「奥村和正リアルアジャスト」のvol.2池原ダム編で、テスト釣行も兼ねて使っていたのが、このルアー。
名前はまだ仮だが「コーリングハスラー200」、シンキングスイッシャータイプのビッグベイト。
2023年夏、正式名称は「ダイレクトハスラー」に決定!
結果はご存知の通り、いきなりロクマル超え実績があるアイテムだが、ベースとなったのは「コーリングハスラー」。
呼び寄せるダブルプロップ。
水流波動・フラッシング・サウンド。この3つの要素でベイトフィッシュをイミテートするダブルプロップベイト『コーリングハスラー』。
水平姿勢にセッティングされたボディは、初動時におけるタイムラグを皆無にしてくれ、水を掴み動き出しの良いボス付プロップが初動からプロップサウンドやフラッシングを放ち、ショートストロークでも確実にバスへアピールしバイトへと導いてくれます。
シンキングモデルはダブルプロップによる複合水流波動、サーフェスモデルとなるフローティングタイプはスプラッシュでバイトチャンスを作り出してくれます。
SINKING model
LENGTH:125mm body
WEIGHT:29.5g出典:デプス
奥村さん自身スゴく気に入っているコーリングハスラーは、スロー巻きで任意のレンジをトレースしやすく、カバーヒットも可能で食わせ性能も高いアイテム。
過去にもDVDロケで、あっさり5Kg越えをキャッチしてくれた実績しかないルアーでもある。
そのコーリングハスラーはダブルスイッシャーで、前後とも安定して回転しやすいボス付きペラを使用。
ただ、ダブルのペラになると抵抗の加減で浮きあがりやすくなるので、ダイレクトハスラーは、ディープレンジまで速く沈んでくれるようにリアだけのシングルスイッシャー設計。
つまりは、重量もサイズもオリジナルよりデカいが、基本的には狙うレンジも少し深めで照準を合わせている。
そして、このプロトタイプに求めたのは、回転する時のパワー!
泳ぎは決して派手派手しいものではないので、回転する時のパワーと、それに伴うギミックをいろいろテスト。
㊦上段はまさにロクマルをキャッチしたテストモデル。下段は修正が加わってブラッシュアップされたモデル。
テストモデルはその場で使いながらペラを曲げたりヒートンを伸ばしたり跳ねあげたりなど、かなり手が加えられている。
そのテストモデルのデータや調整した箇所を取り入れたのが、最新版プロトというわけだ。
サイズ感はコチラで要チェック!
リアルアジャストvol.2でロクマルを食わせたコーリングハスラー200(仮)。さらに洗練されたのでイジる。Vishデプスニュース⇨https://t.co/DYJ0WNUO6N
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ジョイントの入り方や間隔も調整し、ヒートンの角度も跳ねあげることで、回転した時のガタつきを意図的に発生。
さらにはリアフックと適度に干渉してサウンドアピールも可能になった。
大きく動かないが、ペラとフックが干渉した一瞬の引っ掛かりが絶妙なテールアクションを誘発。
これが効いているかは分からないが、バイトトリガーになっている可能性は高い。
このプロトタイプはディープレンジを視野に入れたモデルのため、かなり重量もあって飛距離も稼げる。
奥村さんの経験上、重量のあるルアーは着水の衝撃がかなり大きいとのことで、真鍮製のペラだと知らないうちに曲がっていることがあったそうな。
そのため、プロトタイプのペラは強度があって曲がりにくいステンレス製の一枚モノ。
フロントと中央部はスイベルアイを採用して可動式。
さらに、コーリングハスラーで抜群の回避性能と使用感をもたらしてくれるワイヤーガードも搭載!
様々なタイプのルアーに試してきたワイヤーガードだが、タダ巻き系で何かにコンタクトさせる場合は、ヒトキワ回避性能がキワ立つ。
このワイヤーガードは一応、脱着可能になっているが、先端の部分にシンカーやブレードなどもセットできるため、セットしたままがオススメかも。
テスト中に悩んでいたトラブルも公開!
このダイレクトハスラーのテストでは、たびたび悩まされたことがあった。
それがフックでラインを拾ってしまうトラブル。
キャストしてディープまで沈めて巻きはじめると、すぐにラインが絡んでいた。
最初はスナップやリングで結節していたが、直結でアイに結んだところ、劇的にそのトラブルは解消された。
よくよく考えると、重心移動タイプであればテール部が先に飛んでいくが、固定重心タイプのプロトモデルは頭から飛んでいく。
このルアーもロケ中は固定重心にするか、はたまた重心移動にしてみるかと悩んでいたところではあった。
ただ重心移動にしなくても使えるバランスだったため、何がダメか考えてみると、自由度の高いスナップやリングでセットするとルアーのボディに沿ってラインも自由に動いて引っぱられるので、着水した時にフックがラインを拾ってしまう。
アイにフロロを直結すれば自由度がなくなるので、ボディに沿うことなくテンションを維持したまま着水するので、ラインを拾うトラブルが少なくなった。
これはコーリングハスラーのオリジナルサイズも同じ! アイにはフロロで直結すること!!
基本的にはミドルレンジ以深! ノーマルなら水深7-8mがメイン
浮きあがりを抑えたシングルスイッシャーで、さらに低重心&重量級。
着水後にカウントダウンで沈めてから使うのが基本中の基本となる。
イメージは中層でもボトムでも、一定のスピードでペラが回るギリギリの速度でゆっくりリトリーブしてやること。
巻き抵抗は少なく、伝わる振動も控えめだが、波動で寄せるのではなく、いるであろうバスの目の前に送り届ける感じで使う。
奥村さんいわく、特に魚が深場に落ちていく秋以降。
晩秋から初冬、真冬にかけてはコレしか届かせられないレンジにデカバスがいるのも事実。
そして、派手派手しい動きを嫌うスローなポストスポーンのタイミング。
こういった時こそダイレクトハスラーのローインパクト系リーリングが効いてくる!
本編はコチラ!