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デプスニュース15 「アカメ用ロッドの全貌とは?」ヒュージカスタムビッグゲーム・アカメモデル開発秘話【デプスニュース15】

デプスニュース15 新時代の幕開け「ヒュージカスタム ビッグゲーム・アカメモデル」開発秘話

さらに洗練された新時代のヒュージカスタム。その名も「LTS」

ヒュージカスタムは、「巨大魚対応ロッド」という衝撃の発表&発売から約14年の月日が経った。

時代に合った新モデルの追加とマルチピースモデルの需要とともに、1ピースベイトモデルのH3S-81RF(1piece)、H3S-76RF(1piece)、H2S-75RF(1piece)、H3S-73RF/FE(1piece)、H3N-62F(1piece)は惜しくも廃盤となった。

狩猟用スペックを搭載した、モンスターロッド。
記録級バスにとどまらず、あらゆる巨大魚をターゲットとして開発された怪魚ロッド“ヒュージカスタム”。
感度よりもパワー、軽さよりもトルクを求めた、巨大魚のパワーに絶対に屈することのないパワーブランクは、汎用性を高めると同時に極限まで粘る特性を徹底的に追求。さらにその特性を最大限に活かしきり、ブレイドラインにも対応するスパイラルガイドシステムは、ダブルラッピングによる強固なセッティングを施し、いかなるモンスターであってもねじ伏せるためにカスタム、また世界の怪魚ハンティングを見据えた渡航時のトラブルを皆無にするマルチピースモデルもラインナップされ怪魚ハンターをサポートする。
“ヒュージカスタム”は、もはや狩りと呼んでもいいモンスターとの死闘を制するために誕生したハンティングロッドである。

出典:デプス

廃盤にした理由は、デプスで新たな時代に先駆けた新生ヒュージカスタムを開発していたからに他ならない。

前回もテストサンプルとして紹介してもらったが、今回はさらに洗練された仕様となっていた。

生まれ変わって洗練されたNEWヒュージカスタム、名前は「ヒュージカスタム・ビッグゲーム」のアカメモデル(プロト時は通称・LTS)。

ヒュージカスタムは、サイドワインダーと違って、バスを含めたすべての怪魚対応のロッドとして産声をあげたロッドシリーズ。

リグやルアー専用ロッドが台頭していた時代に、「怪魚対応」という新しいジャンルを切り開いたロッド。

初代のラインナップは81RF、76RF、75RF、73RFで、奥村さんもまだ現役でスタメンタックルとして愛用している。

当時、ニーゴーマルなどの重量系ベイトはヒュージカスタムぐらいしか扱えるロッドがなかったのも事実!

令和になり新たに生まれ変わったヒュージカスタム・ビッグゲームシリーズだが、このLTSを銘打ったモデルは奥村さんが本気でハマっている「アカメ」をターゲットにしたロッドでもある。

もちろんアカメだけじゃなく、バスのジャイアントベイト&ビッグベイトゲームも考慮した性能を最新ブランクにネジ込んだモデル。

レングスは長めで、初代は1ピースモデルのみだったが、ヒュージカスタム・ビッグゲームのアカメモデルはセンターつなぐ2ピースモデル設計。

扱うルアーの重量やターゲットのパワー、ロッドにかかる負荷を考えると、利便性だけで2ピースにしただけでは破損の恐れも払拭できなかったが、

ブランクや製法の進化で昔のような不安要素が解消されたことで、このクラスのロッドも2ピース化が可能になった。

初代のヒュージカスタムといえばスパイラルガイドセッティングを採用していたロッドだが、このモデルはストレートガイドセッティングに変更。

グリップもセパレートデザインになり、軽量化も実現。

見るからに軽快な取り回しもできそうなグリップデザインで、奥村さんのこだわりが凝縮されている。

フロントグリップはテストサンプルのため変更を予定しているが、セットしたリールがファイト中に脱落しないよう、ガチガチに締め込めるセッティングで製品化する予定。

ボートはもちろんだが、オカッパリでの使用を最大限に考慮したバランスと性能を優先。

新生ヒュージカスタム、まずは2機種

ヒュージカスタム ビッグゲームのアカメモデルは、今のところ2機種。

752XXは初代ヒュージの75をベースにしたモデル。

ヒュージ75RFよりも少し強いパワー設計のモデルになるが、奥村さん的にはフロロ25Lbを巻いてブルシューターのオリジナルサイズ&160を扱うのにちょうどよいイメージ。

レングスも長すぎず、ガチガチすぎない強さなので、重量級ビッグベイトからジャイアントベイトを幅広くカバーできそうなスペック。

ヒュージカスタム75RFよりもかなりシャープな面持ちだが、ハード系ビッグベイトでの表層、中層、底層まで全レンジ対応のロッド。

奥村さん的に、アカメ狙いだとヒュージペンシルを使うのにドンピシャなスペックらしく、軽快にドッグウォークさせるペンシルベイトゲームに使ってほしいモデルとのこと。

アクティブな操作を必要とするモデルだけに、ロッドは長すぎても重すぎても、強すぎてもアングラーが疲れる。

そのあたりも考慮して7ft5inchのレングスに設定。

75RFより少しだけ硬くして2ピース化。

新しくなったグリップは75RFよりも少し延長し、オカッパリでのロングキャスト性と操作性を取り入れたレングスに調整済。

ほんの少しの調整で飛距離や操作性は大きく変わる。

現場で実戦テストすると、こういうところに活きてくる。

そして、802XXX。

このモデルの中ではフラッグシップモデルといってもよいかもしれないスペック。

全長8ftでパワー(強度)はXXX。こちらもフロントグリップは一部変更予定。

サイドワインダーでいうストロングジャークに近い硬さで、持った印象も確かに硬かった!

ギラギラコウゲキやジャイアントベイトをラクラク扱えるパワーを持たせ、さらにアカメゲームに寄せたセッティング。

重厚感に溢れる面持ちだが、見ため通りで期待は裏切らない!

確実に重厚な仕上がり。

ただ硬くて強いだけじゃなく、リーリングジャークやロッドワークで行う細かい操作にも対応できるモデルとして開発。

結果、モンスターバス狙いのジャイアントベイティングに見合ったロッドになった。

802XXXももちろん2ピース設計。

奥村さんいわく、実際はマルチピースも考えたが、長尺ロッドで4ピースになると正直、1本ずつ繋ぐのがめんどくさい時もあるとのこと。

8ftクラスのロッドだけに2ピースでも持ち運びはかなり楽になる。

ほぼ完成に近づいたヒュージカスタムLTS。ともにロッドティップ部はホワイトカラーを採用。

その理由は、薄暗くなった時や夜間はオカッパリで置いておくと黒いロッドはドコに置いたか分からなくなるから!

普通のフィネス系ロッドのバットの太さぐらいあるティップなので、よく見えるのは確実! カラーはコレで落ち着きそうな雰囲気。

怪魚専用という新しいジャンルを立ち上げたヒュージカスタムだが、次の新たな時代を切り開くのもヒュージカスタム・ビッグゲームになるだろう

■ヒュージカスタム・ビッグゲーム アカメモデル開発秘話

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