時代に合ったスタイルを追求する新機種が完成!
ご存じ、まっつん・松下雅幸氏がデプスニュースに友情出演。
まっつんが先陣を切って立ちあげたデプスのバスロッド「ゲインエレメント」の新モデルについて解説してもらった。
今から10年以上前にまっつんがテストをスタートしたのが「ゲインエレメント」シリーズ。
高められたアキュラシー。
その先に見える成果[釣果]もアプローチが悪ければ、絵空事で終わってしまう現実から結果[釣果]を手元に引き寄せてくれる高められたアキュラシー性能と、より繊細な操作性能を併せ持つ“ゲインエレメント”。
キャストスキルを持ってしても、ピンスポットへのアプローチに気を抜けば、“決まらない=釣れない”。
アプローチが決まってもプロダクティブゾーンでルアーアクションが損なわれれば、結果[釣果]はついてきてはくれない。
釣り人の高められたコンセントレーション[集中力]をロッドパフォーマンスでサポートしてくれ、ショートディスタンスでもルアー性能を存分に発揮させる繊細な操作性で、結果[釣果]をもたらせてくれる“ゲインエレメント”は、釣り人を一歩先の高みへと歩ませてくれるロッドです。出典:デプス
当時のスターティングラインナップは、GE-610MR「ムービングエレメント」、GE-68MHR「カバーゲームエレメント」、GE-71MHR「フリッピングエレメント」の3機種。
その後、冨本タケル氏が手掛けるパワーバーサタイルエレメント GE-74HRFやソフトジャーキングエレメント GE-66MH+Rが追加。
スピニングモデルとしてシェイキングエレメント GES-66MLSとライトシェイキングエレメント GES-65LRも登場。
冨本さんは琵琶湖で、まっつんはアメリカや他フィールドで釣り込んでいく中で、当然ながら必要性を感じるロッドもでてくる。
狙うシチュエーションは元より、使うルアーに特化したモデルや釣り方に特化したモデルもいろいろテストを繰り広げていた。
今回は、長らくテストしてきたモデルの中でも完成した自信作を紹介してくれた。
軽量級ボトムジャークに寄せた操作系、GE-67M⁺R「ライトジャーキングエレメント」
まずは、冨本タケル氏プロデュースモデルのGE-67M⁺R「ライトジャーキングエレメント」。
今や令和の釣りとして確立されたカバースキャット3.5inchやサカマタシャッド6inchのボトムジャーク。
この釣りを追求するために作られたロッドが、ソフトジャーキングエレメントGE-66MH⁺R。
その後、カバースキャットも様々なサイズがリリースされ、昨今ではベイトサイズに合わせた2.5inchや3inchの必要性も求められるようになった。
ルアー自体が小さくなって軽くなる。使用感も操作感も今までのロッドでは対応しきれなくなる。
そこで新たに手掛けたのが、ライトジャーキングエレメントGE-67M⁺R。
2.5inchや3inchのカバースキャットも背負えるしなやかさと、イメージ通りのアクションを演出できる操作性と繊細さを兼ね備えたモデル。
カバースキャットはもちろん、サカマタシャッド5inchのボトムジャークや、バリソンミノーなどのジャークベイトも扱いやすいモデルとして完成。
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ビッグベイトのバンク撃ち特化モデル、GE-64MH⁺(プロト)
ここ近年、霞ケ浦などのフィールドではビッグベイトをピッチングやショートキャストで撃ち込みながらロッドワークで泳がせてくるアプローチがストロングパターンの1つとなっている。
そのアプローチは単なる流行ではなく、今や1つのメソッドとして確立。そのため、さらにアプローチを研ぎ澄ます専用設計ロッドも必要となる。
関東の霞ケ浦をメインに、プロトーナメントにも参戦して数多くの実績を叩きだしている安江勇斗くんが手掛けるモデルは、そのビッグベイティングに突出したモデル、GE-64MH⁺(プロト)。
オカッパリでもボートでも、近距離戦で撃ち込んでいくビッグベイト展開に特化したモデル。
スライドスイマー175や145、スウィートキラーなどをショートキャストで撃ち込むため、取り回しがよくアキュラシーを高めてくれるレングス設計。
ルアーをロッドワークで左右にドッグウォークさせるので、操作性の高さにもこだわったロッド。
このロッドに関しては、ゲインエレメントシリーズで初となる4軸カーボンをバットに採用。
重量級のルアーをピッチングやショートキャストで撃つ際、しっかりしたバットじゃないとロッドがブレてキャスト精度が落ちることから、的確にビッグベイトを撃ち込める芯の強いブランクを採用。
ただ硬いだけじゃなく、しっかりルアーにアクションを伝達する操作性の高さも追求。
そのための6ft4inchでバット部は頑丈!
名称は未定だが、ほぼほぼ完成。リリースをお楽しみに!
まっつん監修、ルアーをしっかり動かせるフィネススピニングロッド
ゲインエレメントの創始者でもあるまっつん監修のモデルもスタンバイ!
まっつん監修のモデルはスピニングロッド。
GES-65MLF ST「ミッドスピンエレメント」。
約20cmのソリッドティップを搭載したモデルで、操作性をカーボンロッドのフィーリングに寄せたスピニングロッド。
このロッドに必要性を感じたのは、釣り方の変化にある。
自分が思い描くよう手足のように的確に動かせ、 その性質は近年急に発達したライブスコープにも高次元に対応する 、高い操作性を持つ。
まっつんいわく、操作時にもたれるロッドでは実際の操作(水中の動き)にもタイムラグが発生するとのこと。
これはまっつんがアメリカのトーナメントシーンや、帰国後の日本のフィールドでも感じ取ったことで、ダルいアクションのロッドではルアーを的確に操作できないことが多く、アタった時にしっかり掛けにくくなるとのこと。
そこでテストを繰り返し、ベストな操作感とフッキングレスポンスを追求して生まれたのが、このロッド。
釣り方の進化もあるが、魚もこの環境下で反応が劇的に進化していく現在、この状況で的確に釣ろうと思うと、この環境下に適したロッドは絶対に必要となる。
現代の釣り方や釣り場、進化していくデカバスに寄せていけるフィネススピニングロッドとして完成!
ショートレングスの「動かしすぎない」フィネスロッド
従来のスピニングロッドは、長さが6ft中盤や7ftクラス。これが今の流れ。
そんな中で、操作性を追求しながらもショートレングスにこだわったスピニングロッドが誕生。
GES-62LF ST「ライトスピンエレメント」は松崎真生くんが監修したモデル。
ミッドスピンエレメントと同じく、約20cmのソリッドティップを搭載したモデルで、ベリーからバットにかけては弾性の高いカーボンブランクを採用。
短くて柔らかいイメージだが、けっこうシャープな面持ちでもある。
まっつん監修のミッドスピンエレメントよりも1ランク柔らかくしたモデル。
ピンスポットを狙い撃つフィネスアプローチにおいて、ショートキャストで送り込みながら繊細に操作できるところに焦点を置いたスピニングロッド。
ただ、ルアーやリグを大きく動かすのではなく、動かしすぎないようにするロッド。
明確に操作できるが、ピンスポット内で移動距離を抑えた食わせ特化型のブランクに仕上げている。
このクラスになると、どうしても全体的なパワーを落としがちになるが、その点も安心!
掛けたデカバスでもしっかりキャッチできる強さを持たせるため、テストに時間は掛かったが、その難点もクリア!
特にオカッパリでスピニングロッドを1本選ぶならばコレ! といえるほどの完成度に仕上げたとのこと。
今回は4モデルを完成間近に持っていけたとのことだが、釣り場の環境変化、魚の反応変化、釣り方の変化に合わせて今後も必要性次第で新たなモデルが生まれてくる。
現段階でなくてはならないモデルは今回紹介した4機種。
仕上げるまでに時間は掛かったが、その完成度は間違いないとのこと。
新機種は順次リリースを控えている状態なので、手に取る機会があればゼヒ使ってみてほしい。