カクル(2020 DEPSWEB MEMBERS)
1年更新で毎年募集されているdepsweb membersは、入会すれば入会特典でオリジナルルアーももらえる。そんな2020年度のdepsweb members入会特典ルアーになるのが、カクル。
知る人ぞ知るカクルといえば、2005年depsweb membersに入会特典として贈られたルアーであり、その後も何度かウェブメンバー特典でリセールされたことのあるアイテムの1つ。
ボディは硬質発泡素材で、ずんぐりむっくり系のシルエットが特長的なデプス初の羽根モノプラグ。登場から早、15年も経っていた。
サイズも意外と小さく、特殊なロッドも必要なく、場所問わずで扱いやすいクローラーベイト。チューニングしやすくて壊れないのも大きな特長。
奥村さんいわく、ボディ素材の特性上、初代カクルはウエイトレスのため、浮いている姿勢は羽根が付いているどちらかに傾くので、水の掴みもバツグンで泳ぎだしも非常に素晴らしいアイテムとのこと。
発泡素材ボディの特長として、キャスト時にぶつけても割れないうえ、着水音がソフト。これだけでも大きなアドバンテージだが、ぶつけるとつぶれる可能性のあったリアヒートンは少しセットバックで装着。
使用した際に考えられる不満点を解消するギミックを惜しげもなく注ぎ込むのが、開発者である奥村さんはじめ、デプスのコダワリ。
そんなカクルが新たに生まれ変わる!
硬質発泡素材のボディだったカクルは、2020年はABSボディに生まれ変わるとのこと。
ABSボディになることで硬質発泡素材では難しかった浮力を確保でき、アクションレスポンスは格段に上昇!
ボディサイズは少し長くなったが、その理由はフック同士の絡みを抑制するため。今まではフックが絡む恐れもあったため搭載するフックサイズが小さかった難点を解消するべく、リアアイの位置もリアボディの先端に移動。
浮力もあるので、強度のある太軸のトレブルフックも搭載可能!
そして、リアと腹部のアイはスイベル式に変更され、使い続けた際のラインのヨレやバラシが多かった羽根モノ系プラグの弱点を解消。
ABSボディにすることで硬質発泡モデル並みの水噛みを実現するため、ボディウエイトの位置を新たに設計し、羽根の位置を後方にズラすことで、先代にヒケを取らないアクションを維持。
ボディ素材が変わるとバランスやアクションも別物になるが、カクルの場合、アクションやアピールを受け継ぎながら、新たな存在感を身にまとって生まれ変わることに成功。
ボディサイズは80㎜で約30g。ヒトキワかわいいボディだが、秘めたるレスポンスは最大級! 小さいといっても30gあるが、動かしていて楽しい羽根モノとして2020年に登場。