ギラギラコウゲキフェイスの新たな刺客
デプスで開発中のビッグペンシル(プロト)は、日中のピーカンべた凪時でニーゴーマルには反応すれど、イマイチ食い切らない時のために製作していたシロモノ。
3フック仕様でサイズは200㎜・85gというかなり巨大で重厚なペンシルベイト。
晴天無風の状況下では、集魚力の強いニーゴーマルだとハイスピードで水面直下までは誘えるが、ルアー自体が水中にあるため全体のシルエットを隠し切れない=見切られてあと一歩食わせられない。そうなれば最終手段は「水面」!
奥村さんの経験上、理想はボディ半分が水に浸かりながら引き波や水しぶきで実体そのものをボカしてくれる水面系アイテム。つまり「トップウォータープラグ」しかない! と考えて手作りで製作していたとのこと。
水面でハイスピードで魚に見切らせないといえば、デカバス直結系のハスパターンを思い描くが、その思いの強さからビッグペンシルのフェイスはハスをデフォルメしたギラギラコウゲキっぽいデザインになったそうな。
ギラギラコウゲキは365㎜なのでかなり小さく感じるが、それは気のせい! 魚を見切らせない200㎜サイズのドデカペンシルベイトなんてそうそうない。
モンスター対応のため内部構造までこだわった仕様
ビッグペンシルは、ニーゴーマルのハスパターンで食わせていたようなモンスターサイズ対応のトップウォータープラグ。
もちろん内部構造も対モンスター仕様となっている。
ボディはABS素材で、ヒートンではなくフロントからリアまでつながったワイヤースルー方式を採用。腹部のヒートンはスイベル式アイで、さらにワイヤーを通しているため抜ける心配もなく、強度は文句ナシ。
ウエイトはボディ中央より少しリア寄りで、今のところゴロゴロ鳴りそうなウエイトシステムや震えるウエイトシステムではないようだ。
デプスでもお気に入りのスイベル式アイは、ファイト時のバレ抑制以外に、圧倒的な強度も兼ね備えている。
とりあえずデカいボディなので浮力や水押しもお墨付き! 軽いロッドワークでワイドなスケーティングをこなしてくれるアイテム。
ゆったり優雅に泳がせることもでき、騒がしく狂ったように逃げ惑う様も演出できる、見切らせないための最終手段的ペンシルベイトがコイツ!