大潮で干満差は約3m!初場所の激流エリア攻略法とは
現場となった瀬戸内海の離島「大崎上島(おおさきかみしま)」はフェリーで渡れるフィールド。
アングラーは想像以上に多く、足繁く通う人も多い。
トミーは意外にも初エントリーだったが、瀬戸内の特徴でもある干満差や立地条件が巻き起こす激流が、トミーを苦戦に追いやった。
広島の飛島やしまなみエリアなどでよく「川のように流れる」と効くが、まさに同じかそれ以上! 軽量ジグヘッドでは歯が立たないほどの流れ。
通常のアジングタックルでは攻める場所を選ばないとまず立ち向かえないほどの状況変化が起こるのが、大崎上島。
そんな中で、トミーはランガン中に出会ったアジンガーから「今までの経験上、下げが狙いめ」と聞き、そのタイミングをうかがった。
その時にドンズバでハマったのが、潮がゆるんだ時間帯とレベル(平行)アプローチ!
フォールの時間を長く、平行に!!
通常、アジングでアクションの条件がハマった時はアクション後のフォールでコン! と素直にアタることが多いアジング。
よい時ほど、リトリーブでもフォールでもリズムよくアタる。
今回もまさにそうだったが、アタったパターンは少し特殊。
アクション後のフォールだが、レンジを落とさず(変えず)、ジグ単を平行に泳がせることにあった!!
通常通り、ロッドを縦さばきでアクションし、普通であればこのままテンションをかけてフォールさせたり、張らずゆるめずでフォールさせるのが一般的な食わせの間。
この時は、アクション後にロッドをそのまま後ろに引いてジグヘッドを↓にフォールさせず、真横に平行に泳がせるイメージが大正解!
5カウントでアタりはじめた時も、実はアクション後に5カウント、フォールではなく真横に泳がせていた。
ロッドは自分の体の方に引っぱって、ラインでさびいてジグヘッドを落とし込まずに横に泳がせるアクションが最大のキーとなった。
この展開にシフトした時は満潮潮止まりから下げに転じたタイミング。
今まで激流だった海面が一時的にゆるみ、キャストしていたジグ単に初の反応! トミーはこの状況変化を逃さなかった。
パターンを見つけた時の連発劇はアジングでもっとも面白いところ。
アジのレンジや反応するアクションパターンを見つけた人しか釣れないことも多々ある。
この通り、短時間で連発したトミーだったが、キャッチしてわずか30秒ほどで急に潮の流れが変わってしまう。
少し前まで表層に姿が見えていたほどだったが、その瞬間からアジのレンジは一気に変化。
次に反応を引きだせたのは連発劇だった5カウントから、なんと25カウント。瞬間的に大移動と感じるほどレンジが変わってしまったが、アジがいるのは同じエリア!
この時に使用していたのは、ギョピン1.7inchにアジスタ!Sの1gと1.3g。トミーが提案するベーシックアジングの王道セット。
超微波動系、魅惑のピンテール!
独特の反り上がりボディにより、針先以外を極力隠すことができ、
しっかりとテールを震わせて泳ぎながら、後方に出る波動位置をずらしたことでより
明確なバイトを得られるニューコンセプト!出典:ティクト
●細くても強い!鋭い刺さりと針先が鈍りにくく長持ちするハイカーボン素材フックを使用。
●ラウンドベースのヘッドで飛距離が出せ、斜め上に引くことを考慮した水受け断面で軽量でも操作感が高い!
●S・Mは速掛け対応のオープンゲイプ、SSは小さなアタリに対し刺さりをフォローする針先ネムリ使用
●すっぽり口に入りやすいショートシャンク。出典:ティクト
タックルは軽量ジグ単で活躍中の最終プロト、スラムUTR-61FS-T2。
ラインはジャック・ブライト0.3号&ライトゲームコンパクトショックリーダー・ボルドーレッド0.8号。