絞り込んだのは小規模フィールドのマットカバー&ビッグルアーの巻き展開
秋は状況が日替わりになるのが最大の特徴で、特に2018年は晩夏の状況に戻ったり、急に秋へと進行したり、非常につかみドコロがなく難しかった。特にため池は小規模であればあるほど水中のコンディションは変わりやすい。
そんな中でキムケンが展開したのは、小規模なフィールドでシェードに依存する個体狙いのマットカバーの釣りと、数釣りは度外視したインパクトで引き寄せるビッグルアーでの巻きモノの釣り。
夏と秋の展開どちらにも対応する心構えが、秋爆直結の最良なアプローチとなる!
その1「巻きモノサーチ」
ロケ前日に台風通過でフィールドは激濁り&大増水。こういったタイミングで外せないのがハイアピールな水押しで、圧倒的な存在感&パンチ力を持つマグナムサイズの巻きモノサーチ。
状況的に一般的サイズのプラグでもOK だが、さらに効率よくビッグサイズだけを選ぶならルアーサイズも突出させた方がよい。デカい魚=デカいルアーは今も昔も同じ。
キムケン自体「ルアーでかすぎんじゃね?」と何度もいっていたが、ため池といえどもデカバスのみを狙ううえでマグナムクランクは新たな答えの1つ。
巻きによるインパクトと浮上によるナチュラルなリアクションを融合した攻めは、想像以上にハマる可能性大!
その2「撃ちモノサーチ」
水温低下でクリアUP 時、晴天無風で気温が上昇するタイミングで魚の移動が抑制される条件はシェード絡みのカバーゲーム。特にマットカバーは繁茂期より密度も薄くなり、エサもリンクするため外せない展開。
キムケン的に王道の攻めはフロッグとパンチングで、ヒシモの場合、濃く密集して葉が立っていればパンチング。まばらにベタ~っと広がるマットや密集マットのエッジ部のみであればフロッグがストロング。
キーは、カバー全域の中で魚の付き場になるエリアやピンスポットを素早く絞り込むこと。確実に獲り込めるタックル使用も前提で、デカバス狙いなら本気のタックルセッティングで、本気で挑むべし!!
マットカバーや岸沿いのベジテーションによるシェードは魚にとって絶対的な付き場。高気温時はもちろん、水温が低下していく秋は、陽の当たるシェードが安定した水質と水温をキープするエリアになる。あとはそこにいる魚の目線が上なのか下なのかで、そのポジションに合ったアプローチでバイトに導くべし。
夏にストロングだったインレットは、入ってくる水を魚が嫌う場合もある。温かい雨=暖かい濁りが入ってくるなら魚も差してくるが、これはボーナスステージ。クリアな水に変わったり、冷たい水であれば水温も一気に下がるので、時間が経つほど魚は一気に散る。
秋のインレットはいれば一撃、いなければ何もないので、ルアーインパクトによる早めのチェック&早めの見切りが吉とでる。
強い個体=デカバスほど一等地に陣取りやすい季節は、エサの気配が絡んでいれば、たたみかけるように狙い撃ち!