水質で使い分ける水面攻めローテに注目!
「オニちゃんねる」vol. 3のお題はズバリ「水面系」。ロケは梅雨入りして初夏のタイミングだが、ハマると楽しい水面系の釣果を大きく左右するファクターは「水質」にある。オニちゃんいわく、淡路島は6月前後に田植えがはじまるそうで、稲を植える前は畑の土をならすために水を入れて掻きまぜる「シロ掻き」が行われる。そのシロ掻きが野池のバスフィッシングにとって非常にクセもの。
普通であれば、大雨あとに田んぼからの水がインレットなどから流入するのが一般的だが、今年の梅雨前半戦は雨が少なかったことと、夏日になることが多かったため、河川が少ない淡路島では必要以上に野池を減水させない(=干上がり防止)ことから、田んぼの水を野池に流したり、再び野池に引き上げたり、違う野池(並んでいる野池なら下から上など)に循環させたりする。
初夏の淡路島の野池は、その影響を受けたり受けていなかったりで、場所によってはプランクトンが異常発生したり、水温が急に上がったり下がったりして水質が大きく違ってくるとのこと。
そういった状況から、状況の良し悪しで2タイプが存在する。オニちゃんは状況別で2タイプの水面系を用意していたが、状況がよい野池(見ためではヨドんでいるけど水質や水温が安定した所)ではゆっくり動かして誘う食わせ系トップ。
一方で状況が悪い野池(見ためはクリアだが粉っぽい所、赤潮っぽい水質や水温が急変動した所)ではスピードとサウンドで飛びつかせるリアクション系トップをセレクト。
数ある野池をランガンしながら反応のあるルアーを探していくことに。
取材時は晴天スタートで、昼すぎは曇天からの雨、さらにオニちゃんの寝坊もあり、短い時間の中で朝と昼、昼と夕方で状況も刻一刻と変化。この変化をうまく捉えたオニちゃんは、ポイントを時間別で入り直しつつ、独自の水面系ローテを使い分けて狙い通りの展開でデカバスを攻略!