今回のド本命アプローチは「ノーシンカー」
早春といえど、少し冬寄りの環境で水質は非常にクリア。その中で確実にハマるパターンが存在するとのこと。
岡くんが通いはじめて20年来となる三川ダムで、早春から強烈なハマりっぷりを見せるのが、ノーシンカー攻め!
雰囲気は春っぽくても勢いがあるのは魚ではなくアングラーだけのことも多いのが春の恐ろしいところ。
そういう時こそ「弱さ」が大事! 足元をすくわれないよう、スローな釣りがベースとなる。
沈みモノが絡む所、川幅が狭くなる所など、ここゾというエリアはノーシンカーでしっかり攻め分けるのが、岡くん的アーリースプリング・三川ダム攻略の王道。
状況やタイミングに合わせてルアーローテするのはいつも通りだが、シビアな早春から春にかけて絶大な実績を叩きだしているのが、ファットウィップ3inchのノーシンカーリグ。
基本はノーシンカーだが、あまりに風が強い時や流される場合は0.3gのネイルシンカーを挿入するのもアリ!
WHIP CRAWLERシリーズ中最もショートなボディーでありながら、水中ではサイズ以上の存在感を醸し出すFAT WHIP 3inch。
その一番の特性は、FAT WHIP 5inchと比べて同質量で約3倍のソルト(塩)を混入した高比重マテリアルを採用したこと。3inchボディーで約5gの自重を確保し、ノーシンカーリグへの対応能力を極限まで高める事に成功しています。
シンプルな形状の中にWHIP CRAWLERシリーズ伝統の三角形断面ボディを採用する事で、ノーシンカーリグでもフォール中に左右に揺れながら落ちる生命感あるローリングフォールアクションを実現。
#1/0のオフセットフックをセットする事で、フックポイントが綺麗に隠せる独自形状のスリットをボディー背面に設置。
また、マスバリをボディー中央のハチマキ部にワッキー掛けする事で、スライドする事なくしっかりと下方向に水を押しながらの水平フォールを生み出します。
シンプル形状によってノーシンカーリグのみならず、様々なリグに対応。
アングラーの使い方次第で、ベイトフィッシュやエビなど、そのフィールドのメインベイトに“化かす”事が可能です。
サスペンドフィッシュまたは完全なニュートラルフィッシュに対しての最後の切り札になる事でしょう。出典:レイドジャパン
使い方は、底まで沈めてズル引きが基本。ボトムにスタックした時は弱いトゥイッチで動かして沈めるの繰り返し。
底モノ系ベイトに似せたアクションを演出し続けるテクだが、早春から春にかけての実績は絶大!
この日は昼すぎの時間帯だけで3バイト1バラシ(!)1フィッシュ。
魚が動きだしたタイミングや時合は効率よくバイトに持ち込める展開といえる。
ノーシンカーの具は3種類!
そして、今回メインとなるであろうノーシンカーは3タイプを用意。
先述した本命のファットウィップ3inchに、少しボリュームUPしたファンタスティック5.8inch、期待を込めた抑えのカットスウィング(フルスウィング5inchのテールカット逆付け仕様)。
岡くん的に、特に可能性を感じていたのがカットスウィングのボトム攻め。
テールをカットして逆セットするが、重量は約18g。飛距離も稼げて底も取りやすい。
昨年秋頃から琵琶湖ガイドでプロスタッフの近松氏が試していたモノのため、早春の三川ダムでは未知数な存在。
カットスウィングのセッティング&作り方はコチラ!
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ルアーをしっかり底に着けて強めに数回トゥイッチすれば左右にドッグウォークしながら、止めるとその場で揺れながら沈む。
岡くんいわく、琵琶湖をはじめ大流行のカバースキャットと同じ使い方。
使うべきタイミングは確実にベスト! 早春ならではの瞬間的で金属的なバイトもあったが、信じ続けた結果、川筋のチャンネル沿いボトムで抑え込んだのはビッグサイズ!!
岡くんの予想通り、ビッグサイズのバイトチャンスは夕方ギリギリ。
無反応の中でも自分のパターンで待ち続ける、信じ続けることで、ビッグゲインを呼び起こせる!!