増水して濁ればコレの出番!!
天候が変わりやすい早春から春は晴れ続きで急な大雨もある。
このタイミングは誰もがチャンスと考える。
状況が急変しても時間が経てば魚のモードは落ち着くし、水中は一気に水温低下。
勝負をつけるなら、特に上流部は降りはじめか、流れが速くなるまでが重要。
そういった状況下で何を投げても釣れるかといえばNO! まずは、濁り=魚にルアーを気づかせることが大事。
こういう時に代表的なルアーが、アピールのカタマリ「スピナーベイト」。
岡くんが使っていたのはレベルスピン(実釣時は1/2ozを使用)。
LEVEL SPIN(レベルスピン)は、スピナーベイトとしての基本性能を高めながらも、「セミコンパクトサイズ」「水平スイム姿勢」「魅惑のスカート」という、突出した3本の柱を持ったスピナーベイトです。
◆セミコンパクトサイズ
スピナーベイトである以上、小型かつローインパクトではその存在意義が薄まってしまいます。しかし、昨今のフィールド特に野池やクリークなどの小規模フィールドでは、フルサイズスピナーベイトが強すぎるというのも事実。レベルスピンは、強すぎず弱すぎない絶妙なサイジングで、あらゆるフィールド、状況でスピナーベイトとしての性能を発揮するスピナーベイトに仕上がっています。これは結果的に、キャスト時の空気抵抗を抑え、圧倒の飛距離を得ることに貢献しています。◆水平スイム姿勢
スピナーベイトはその構造上、水中では立ち泳ぎになってしまいます。これは見た目の不自然さ以上に、スピナーベイトの基本性能を低下させる要因でもあります。レベルスピンは、水平スイム姿勢を追求し各部を設計。それはスカートが効率的に揺らめくヘッド角であり、フックをスカートで隠すことができる角度でもあります。また、フックポイントがヘッド及びワイヤでしっかりとカバーされるため、スナッグレス性能を高めることにもつながっています。◆魅惑のスカート
最終的なバイト目標であるスカートをダイナミックかつ艶めかしくなびかせるために、各パーツそれぞれが役割を全うするようまとめ上げています。すべての源であるバイブレーションを生み出す高出力エンジンの役割を果たすブレード、ブレードが生んだバイブレーションを増幅させつつ効率的にヘッドへと伝達するΦ0.8mm高弾性ファインワイヤー、バイブレーションを受けて縦揺れを起こす前方低重心ヘッド、これらの働きによってレベルスピンのスカートは大きく収縮運動するように艶めかしくアクションします。
この極めて魅惑的なスカートのアクションは、スカートの質、本数、長さへのこだわりは当然のこと、スカート自体を強く立ち上がらせるためのOリングを装着することによって実現しています(実用新案申請中)。出典:レイドジャパン
トレーラーにはフルスウィング4inchをセット。
オフセットフック(#5/0クラス)のノーシンカーリグで使用すれば、着水直後からボディをくねくねと左右にくねらせながらピックアップまで全身全霊で魚を魅了。
ヘッドからテールにかけての美しいボディシェイプ、マテリアル質感・硬度、ボディ上下のソルト配分などすべてのバランスを追求し、これまでのシャッドテールワームでは対応しきれないような超低速リトリーブ域においても、全身を強くダイナミックに動かします。
自重を約19gに設定し、ノーシンカーでも驚きのロングディスタンスキャストを実現!その上適度なソルト含有量によって、デッドスローリトリーブでも沈みすぎることなくサブサーフェスをブリブリゆっくりとトレースすることができ、濁った水域や深い魚に対してもしっかりとアピールします。出典:レイドジャパン
振動&波動で、とにかく魚に気づかせるセッティングのためトレーラーは少し大きいシャッドテールを選択。
状況が激変していなければトレーラーにフルスウィング3.5inchをセット。
4inchにすることで、より水を撹拌して存在感を高めてくれるが、リトリーブ時の浮きあがりは速くなるので、巻きスピードで調整が必要。
巻くだけで他を圧倒する存在感!
スピナーベイトといえば今となってはオールドスクールなアイテムだが、その威力は未だに現役!
タダ巻きするだけで圧倒的なアピール度とスナッグレス性の高さは、バンク沿いやカバー周りも果敢にアプローチできる。
特に大雨後のリザーバーで巻きモノを使うと、浮きゴミやチップ系カバーに悩まされることも多い。その点、スピナベは無敵!
ドンピシャでルアーセレクトがハマり、足元ピックアップ寸前バイトからはじまり、トドメは入り直して岩盤沿いのシャローをステディリトリーブ。
これぞまさにバスフィッシング的な攻略法で連発!!