デカバスに見切らせないクランキングという選択に完全対応!
ビッグベイトやジャイアントベイトで、ついてはくるけど見切られる。
これは昨今のフィールドでは当たり前の光景。悔しいけれど、その後はついてもこなくなることも多い。
水色や光量、シチュエーションなど、ベストな場所とベストなタイミングであれば答えがでやすいビッグベイト&ジャイアントベイトだが、ここ近年でのリザーバーや琵琶湖で奥村さんが見出したのが、「魚に見切らせないスピードでのクランキング」という選択。
スロー巻きでもステディリトリーブでもゆっくりついてくるだけで、実際ついてきても距離を取るデカバスが多い。とにかく今のデカバスほど、ルアーやラインをよく見ているにほかならない。
この状況を打破するのが、バスに見切らせないハイスピード展開と、思わずバイトしてしまうイレギュラーアクションにある。
スピードに関しては、それこそリーリングがメイン! 技術の向上によって可能になったのが、抵抗が大きなルアーのハイスピードリトリーブ。
これは強度が高くて噛み合わせのよいギア搭載のリールでしか快適にストレスなく行うのは難しい。実際、やってみると一目瞭然!
そんなジャイアントベイトタックルで奥村さんが愛用しているのが、タトゥーラTW300XH。
Toughness & Durability! 待望のヘビーライン対応TWS搭載機。ビッグベイト・ジャイアントベイトでのモンスター狙いに。ソルトにも対応。
「HYPERDRIVE DESIGN」による初期性能が長く続くことを目指した設計思想の次世代ベイトリールとして、グローバルモデルTATULAシリーズに最新テクノロジーを搭載したモデル:#400サイズに、エクストラハイスピードモデル(ギア比8.1)の追加モデルが登場。出典:ダイワ
出典:ダイワ
新品の巻き心地がいつまでも持続するハイパードライブコンセプトと、十分すぎるラインキャパ。
それでいて超重量級ルアーでも超ロングキャストできるポテンシャルを持つリール。
奥村さんが扱うジャイアントベイトは基本的にタトゥーラTW300と300XH、さらに400と400XH。この4モデルが基本であり王道!!
強度は元より、重要なのはギア比とラインセッティングにあり!
奥村さんが推すビッグベイトクランキングタックル。
使用ルアーはプロトモデルのNEWハイサイダー172。
とにかく大事なのは、抵抗が大きいビッグサイズのルアーを、キャストはもちろん、受け止めるタックルセッティング。
ロッドはヒュージカスタムH2S-75RF。
H2S-75RF
Length:7’5″(1piece/グリップ脱着可)
Action:XX-Heavy Regular Fast Taper
Grip Lenghth:457mm 自重:約230g
止水域やオープンウォーターならメーターオーバーとも十分に渡り合えるパワーとトルクを持ち備えた2X・ヘビーモデル。ビッグプラグ全般から重量級ソフトベイト、ラバージグまで幅広い対応力を誇るヘビー・バーサタイルは、鍛え上げられた筋肉のような粘りでバスのヘビーカバーフリッピングにも適応する。
グリップデザイン:取り回しの良さと汎用性を求めたセパレート・グリップを採用。出典:デプス
巻きメインだけにリールの性能はもちろん、何かにコンタクトさせた時のイレギュラーアクションが最大のバイトトリガーとなる。
リールはタトゥーラTW 300XH。
Toughness & Durability! 待望のヘビーライン対応TWS搭載機。ビッグベイト・ジャイアントベイトでのモンスター狙いに。ソルトにも対応。
「HYPERDRIVE DESIGN」による初期性能が長く続くことを目指した設計思想の次世代ベイトリールとして、グローバルモデルTATULAシリーズに最新テクノロジーを搭載したモデル:#400サイズに、エクストラハイスピードモデル(ギア比8.1)の追加モデルが登場。出典:ダイワ
その際、気にしたいのがライン。重量級ルアーを扱う=太いラインは絶対!
強さを優先するなら今の時代、PEラインは欠かせない。
奥村さんはソラロームⓇルアーPEの55Lb(5号)がメイン。
抜群の滑らかさと高強度を誇るハイパフォーマンスモデル。ポンド別に最適ブレイド設計を施し、表面を平滑化コーティング。フィネスからパワー系まで、ゲームフィッシングに幅広く対応。
カラー:シルバーグレー出典:東レ・モノフィラメント
リーダーはフロロカーボンのパワーゲームⓇルアーリーダーを愛用。
その中でも現在テストしているのが、パワーゲームⓇルアーリーダーの60Lb。
東レラインテスターによる実釣テストから導き出した独自のハリコシと伸度設計。様々な魚種をターゲットとする、すべてのルアーゲームスタイルに対応。専用スプールバンドにより更に糸が引き出し易くなりました。
カラー:ナチュラル出典:東レ・モノフィラメント
従来モデルは最大50Lbまでだが正直、50Lbでも十分の強度は保証できる。ただ、ガレ場や岩盤にハイスピードでコンタクトさせ続けると、30Lbや40Lbでは2-3投に一度は結び変えないと切れる可能性が高い。
50Lbといえども傷チェックして結んでいると、その分、手返しも悪くなる。1投でも多くキャストしてチャンスを増やしたい奥村さんが60Lbを作りたいと考えた理由はここにある!
使用ルアーがビッグベイトというよりもジャイアントベイトなので、キャスト切れもあるし、狙っているサイズはモンスター限定。
食わせたのにラインブレイクは絶対に避けたい。そのための60Lb。
プロトモデルのパワーゲームⓇルアーリーダー60Lbを使用してきて感じたのは、30ー40Lbで2-3投ごとに結び変えてきたのに比べ、60Lbなら結び変えることが激減。よっぽどのことがない限り結び変えなくても大丈夫とのこと。
気になるようであれば、2-3時間に一度結び変えておけば問題ないレベルだそうな。
ならば、なおさら太いラインがしっかり巻けるリールの使用も大事といえる。
deps奥村さんのビッグベイトクランキング用がヒュージ75にタトゥーラ300XH、ルアーPE5号&ルアーリーダー60Lb(プロト)。結び替え激減&超ハイギアのMAXドラグパワーでフロッグも余裕!
Vishリアルアジャストは近々完成!#奥村和正 #deps #daiwa #toray #realadjust #リアルアジャスト #バス釣り #Vish pic.twitter.com/YXePobCQvV— Vish ヴィッシュ (@vishjp_tw) August 19, 2021
さらに、このラインセッティングなら、マットカバーやオーバーハングの吊るしも可能で、フロッグなども余裕でこなせてしまう。
本来ならフロッグ専用タックルも持っていきたいが、本数も増えるし、いざ持っていっても使うかどうか…という時は、こういったセッティングがあれば即座にローテも可能。
最強クラスのドラグパワーとラインキャパ、アキュラシー、パワー、スピードすべてにおいてアドバンテージになるセッティング!