視覚で訴えかけるリアルは正義! サカマタシャッド・リアルとは?
デプスのソフトベイトで今や国内国外ともに人気のアイテムが、サカマタシャッド。
今回はサカマタシャッド・リアルのお話。
サカマタシャッド・リアルといえば、現在は6inchがリリースされている。
超絶リアルなサカマタシャッド。
あたかもベイトフィッシュに見間違えてしまう、リアルな超精密プリントが施された『サカマタシャド・リアル』。
すでに体感された方も多いであろう、ベイトフィッシュが逃走するようなダートアクションを持つ”サカマタシャッド”に、ベイトフィッシュなどの模様を超精密プリントで再現。さらにクリスタルアイにより生命が吹き込まれた姿は、視覚的なリアルさが加わり、より一層イージーにバスの捕食本能を刺激してくれます。
ノーシンカーをベースに、比重の軽いノンソルトマテリアルを生かしたミドストやキャロなど、ヘビーウェイトマテリアルのバリエーションもある“サカマタシャッド”と使い分けることで、さらに釣果を高めてくれます。サカマタシャッド・リアル
SIZE:6inch(3/pac)
material:NON-SALT
推奨フック:#4/0オフセットフック出典:デプス
発売前の人気も目を見張るものがあり、リリースされた瞬間、あまりの人気で購入できなかった。
ところがその後、あまりリアルバージョンの威力の話を聞くことも少なく、サカマタシャッドはオリジナルばかりの釣果が目立ち、奥村さんの見解では「あまりみんなが使ってくれてない」となっている。
そこで、「サカマタシャッドとは何ぞや?」という話を語ってもらった。
元々、サカマタシャッドはノーシンカージャークベイト、ソフトジャークベイトとして開発されたアイテム。
ノーシンカーのままオフセットフックにセットして、サイト&オフサイトでのスティックベイト。
または、ネイルシンカーを入れてレンジを落としてジャーク&ポーズで使ったり、ジャークベイトでは通せないカバー絡みを攻めることができるワームとして威力を発揮。
そんなサカマタシャッドは6inchから発売され、8inch、5inch、4inch、7inch、さらに小さいモデル。そしてネイルシンカーがいらない高比重モデルなど、一気にモデルも増えた。
その分、使えるシチュエーションやリグ、効果的なフィールドも爆発的に増え、釣果も跳ねあがることとなった。
そしてここ近年、サカマタシャッド6inchや5inch、4inchはジグヘッドのミドストで爆発的に流行。
今やサカマタミドストというワードが1つの言葉になったほど。
それほどオリジナルのサカマタシャッドは引き合いがあるのだが、サカマタリアルはそうでもないとのこと。
その大きな理由の1つが、素材の違い。
オリジナルはソルト混入マテリアルで、リアルはノンソルトマテリアル。まったくの別物。
ただ、サカマタシャッドの威力を知っている人からすれば、本物っぽいリアルフィニッシュは間違いなく効く! と感じて同じリグ(特にジグヘッド)にセットする。
これはワタクシ記者も同じだった。
ただ、素材の違いから、同じリグで使った時に当然ボディバランスが異なる。
ジグヘッドにセットすると、ノンソルトのリアルは頭下がりになる。
オリジナルのサカマタシャッドで慣れている人からすると、釣れないこともないが、少し違うのでは?と感じた人もいたはず。
もし姿勢が気になる人はネイルシンカーなどで調整すればOK!
基本的な性能や使い方をソフトジャークベイトに振り切ったのが、ノンソルト素材のサカマタシャッド・リアルなのだ。
このリアルフィニッシュのサカマタシャッド。なぜ必要だったのか奥村さんに聞いてみると、水がキレイなフィールドにおいて、見ためのリアルさは欠かせないことから製作にいたったとのこと。
こういったリアルさは簡単にできるわけではなく、素材や製法によって納得いくリアルさじゃないと製品化もできない。
目の肥えたアングラーをはじめ、数々の激ヤバアイテムを手掛けてきたdeps代表ならば、なおのこと。
さらに、ここからは奥村さんの経験談。
クリアなフィールドのバスはルアーを見切るのも速いが、最終的に食うか食わないかをジャッジする時に、魚が判断材料としているのが、リアルさ。
特に普段はルアーすら追わない&食わないプレッシャーで仕上がったデカい魚ほどルアーを吟味しているそうな。
その経験値を元に完成したのが、サカマタシャッド・リアルの6inch。
そして今年はさらに素材を突き詰めた5inch、7inch、8inchのリアルバージョン【サンプル】が完成。
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素材が変わると形が同じでも別物。ココに注目!
奥村さんからの忠告として、サカマタシャッド・リアルはノンソルト素材を採用したアイテム。
使うとすれば、やはり「ノーシンカージャーク」で試してほしいとのこと。
そして何より見てほしいのが、高速タダ巻き。コレがさらにヤバいアクションを引き立ててくれる。
ここまで必要性を感じて素材も一新し、新サイズでサンプルを作ったワケだが、社内ではサカマタシャッド・リアルについて酷評を受けたとのこと。
営業サイドからは、「注文も入ってこない」、つまりは「サイズ展開しても売れないんじゃないですか?」と。
deps代表・奥村和正氏は孤高のモンスターハンターでもあるが、株式会社デプスの社長でもある。
もちろん売り上げは大切。
そんな奥村さんがだした答えは「いやオレ使うから作るわ!」。
そんなワケで、サカマタシャッド・リアルは発売中の6inchに加え、5inch、7inch、8inchが製品化決定。
よく見ると、7inchと8inchはボディに「とあるギミック」が追加されている。
機会があれば手に取って見てほしい。