ロケ時は酷暑の真っ最中で水温は完全に30度超え!
夏といえばシェードや流れがプラス要素だが、取材時は酷暑で表層やシャローの水温は完全に30 度を超え。そうなると、魚は居心地がよい一等地などに固執するタイプと、シャロー一歩手前や水深のある岬など水温上昇がマシなゾーンを回遊するタイプに分かれる。たくみが狙ったの魚はこの2タイプだが、水温とハイライト、夏休みのプレッシャーが魚をセレクティブにしているため、魚を少しでもだましやすい水面系ルアーをチョイス。これに反応しきらない個体はフォローベイトで誘う。基本に忠実だが、この攻めこそタフコン下では間違いなくストロングパターンになる!
難攻不落な場所こそ狙いドコロ! 釣るためには掛けることが最優先!!
ほかの人が手出しできない場所を攻めることこそ、タフった時でも釣果を引きだす最強の手段。さらに、魚の気配を感じた所は繊細かつていねいすぎるアプローチが獲りこぼしの少ないたくみの持ち味でもあり、竿抜け場を攻めるためにヤブ漕ぎを欠かさないのもたくみの真骨頂。実際、ヤブ漕ぎ先のカバー奥地ほど魚はビビりやすくてシビアなので、さらに繊細で正確なアプローチが必携!
魚をだましやすい水面系ルアーのキーはズバリ「着水音」と「水押し」。水面に刺さる音よりも、ポチャンと落水するような柔らかい着水音は警戒心を高めない。中空ボディのフロッグや比重が異なるウッド系ルアーの生き物的な水押しパワーは、高水温でセレクティブな個体の興味を引く一種のバイトトリガー的要素も秘めている。見ためは分かりにくいが、水中には確実に響いているゾ
ド日中は眠った魚を叩き起こせ!
水温が高くなる日中はキビしい時間帯で苦戦する。魚はいるけど中層でニュートラルか、ボトムべったりで寝るように動かない(動けない)状況だが、居場所が特定できていれば虫系はもちろん、狭い範囲の強烈な水押しで、そこにいる魚を叩き起こす攻めがハマる。ルアーを魚に気づかせることでバイトに持ち込めるシーンは意外と多く、そういった時は「寝ている魚を起こす」イメージが大事!!