今回の狙いドコロは3種類
オニちゃんが展開した進化系オフセットフィッシング。狙いドコロとなるカバーに合わせてルアー(リグ)ローテしたわけだが、狙いドコロは大きく分けると3種類!
ここでは1つずつ紹介していきます。
ド定番の「オーバーハング」
特に理由は見当たらないほど定番で、必ず狙いたいのがオーバーハング。暑くなればなるほど、魚も人も気がつけば身を寄せるスポットの1つ。
朝イチは居残り系、日中はシェード依存系、夕方はフィーディング系など、1日の中でも高確率でバスがリンクするシチュエーション。
オニちゃんは時間帯によって入り直したりもするが、魚にやる気のある時間帯は少々浅いオーバーハングもガッツリ攻め、ニュートラルな状況下であれば少し水深のあるオーバーハングをピックアップ。
魚がいれば答えが早いオーバーハングだけに、水中の事情もサーチしておけば、さらにキャッチ率をUPしてくれる。
代掻き流入で岸沿いカバー
オニちゃんの地元である淡路島では6月からが田植えシーズン。
梅雨と重なるので、大雨が降ったあと、しばらく雨が降り続いたあとは、田植え作業による代掻きの水がため池に入ることも多い。
ただ、田植えで代掻きは非常に大事な作業! 淡路島で農家も営むオニちゃんいわく、美味しいお米を育てるには代掻きが絶対に重要とのこと。
代掻きの水が入ると水色は一気にドロドロになるため、魚はエラ呼吸もしにくくなるので、泳ぎ回れないほど活性は低下。
そんな時に魚が身を寄せるのが岸沿いのカバー、ようは「足元」だ。
前は普段通りの水色だったのに、急に濁ったな・・・と思った時は、一目散に岸沿いや足元のカバーをチェック。
沖に投げる前に手前から攻めるべし!!
基本はダイレクトに落とすだけ。いればラインが走りだすエキサイティングな展開が岸沿いカバーゲームの真骨頂!!
縦に伸びるシェード系カバー=「ヒシモ」
オニちゃんが得意とするシチュエーションの1つで、初夏から秋まで狙いドコロになるのが、縦に伸びるウイード「ヒシモ」。
淡路島でも多いウイードで、イメージ的には表層ゲーム。
密集しているヒシモエリアもあれば、広い範囲でまばらに生えるヒシモエリアもある。密集していればシェードも濃いので狙いドコロは絞り込みやすい。
ただ広範囲でまばらに生えるヒシモエリアは、地形変化が絡む場所を選んで攻めると効率もUPできる。
まばらに広がるヒシモエリアは少し掘れたブレイクラインやチャンネルが回遊スポットになるので、水中の変化がリンクする場所を重点的にサーチすれば非常に効率がよいといえる。
魚が上ずっている状況であればノーシンカー系、水面まで反応しない時はあえてボトムを攻めるのが、オニちゃん流オフセットフィッシングのアプローチ。
水面まで魚が出てこない時は、アンダーウォーター系アプローチのフォールメソッドが効いてくる。