大雪後は状況が激変。ほとんど釣果がでなくなった冬編が開幕
五三川は2018年末近く(28 日)の大雪まではイイ感じだったが、大雪後は状況が激変。ほとんど釣果がでなくなった。寒くなったとはいえ、秋を引きずったままで寒波の影響を受けただけ? やっと冬モードに落ちたのか? 真意は魚のみぞ知るといったところ。この時、狙いドコロとしていたのは中流の3カ所。そのそれぞれのディープエリアで地形変化を有する場所が高確率で魚もリンクすると読み、もっともキーとなるであろう中流からサーチ開始。
展開は冬の定番でもあるバイブレーション攻めとシャローカバー撃ち。ほぼほぼこの2つに絞り込んで、時間帯ごとに使い分けてランガンする作戦。冬は実釣時間が短いため、効率性がもっとも大切。そして、時合を外さないことが釣果を手堅くするコツ。釣り方を絞り込むのも当然だが、エリアの絞り込みと、可能性のある場所には時間を変えて何度も入り直すことが、チャンスをモノにするキーになる。
取材時のキーは、ディープ狙い。一般的な河川では限られた所にしかないが、五三川は各ポイントから狙えるディープエリアが存在。そんなディープエリアでもわずかな地形変化が絡む所は高確率で魚もリンクする。中でも、バスだけじゃなくフナなどの他魚種がルアーによく触れる場所(=溜まる場所)こそ、バスとの遭遇率も非常に高いポイント。他魚種はデカバスのエサになることも多く、低水温期はムダに体力を浪費せず近場でフィーディングする傾向がある。
晴れれば水温上昇して体が温まってからシャローに動くと考えると、ディープ近くの岸沿いにカバーがある中流は絶好の狙いドコロ。また、短時間でランガンできるのも大きな魅力!
冬でもシャローカバー撃ちはチャンスあり!
ただ、一番重要なのは「狙うタイミング」。朝イチや水温上昇がもっともピークに達する夕方前は、高確率でバスがリンクする場所でもあるが、水深を有するブレイク隣接が前提。水位変動のある五三川は、カレントや増減水で魚のポジションも左右されるので、少しでも魚を定位させる条件のある場所を絞り込むのが得策。あとは入り直し! 魚がすぐに食わなくても、スピニングPE による水中ちょうちんで2-5分ほどシェイクで粘るとバイトに持ち込める状況もあるとのこと。ここぞという場所ではアリな展開だ。