スイムベイトでは弱すぎる時の一手はコレ
弱すぎる波動ではイマイチな時、特に春っぽさが上回った状態下ではデッドスローなテーリングアクションだけよりも「強めの動き」が効く。
そこで、季節感の異なる春寄りのビッグサイズ用で用意したのが、ギルロイドベビーと、ギルロイドミニー。
ギルロイドベビーは、リップも外せるが、今回はクランキングで使用するためそのままで投入。
ギルロイドベビーは全長120ミリ(ブーツテール時)。ギルロイドジュニアは135ミリ(同)と15ミリの差しかないが、薄くなったボディ厚、スムースになったおでこの造形など、数字以上に小さく見えるのがギルロイドベビーの特徴。しかしベビーはジュニアと同サイズのテールとフックを背負っており、水噛みパワーと制動力を維持したまま、さらに高いフッキング性能を保持しています。
ギルロイドベビー最大の特徴は着脱式リップを備えていること。その目的は低水温期の超デッドスローアクション時の制動力強化と、大型フラットサイドクランクとして主にマッディレイクでの使用想定にある。
サスペンド調節して使い勝手のいいビッグベイトに
リップを外しブーツテールを装着すれば、もちろんギルロイドジュニアと同様のビッグベイティングが可能。その場合、フロントフック1本でボトムに立つ程度の超デッドスローフォールに調節することで最高の性能を発揮することができます。出典:イマカツ
また、ギルロイド4兄弟の末っ子モデルとして、ギルロイドミニーが登場!
クランキングで使用するギルロイドシリーズでは今回、コレが本命。
ピッチの細かいスイムアクションで、ロッドワークにも機敏に反応してくれるシロモノ。
オリジナルギルロイドBros.の個性と性能を継承し、極限のダウンサイジングによりフラットサイドクランクとしての高い巻き性能をも身につけた新機軸。ギル型ビッグベイトのリトルジャイアント、それが「ギルロイドミニー」です。
ビッグベイト的なサイトでの使用はもちろん、純粋なフラットサイドクランクとして秀逸なアクション、強烈な集魚波動を実現。ブーツテールの飛行姿勢安定効果により、小型フラットサイドのジョイントルアーにも拘らず、抜群のロングキャスト性能を発揮します。
小さなボディーにクラス最大サイズのトリプルフックを装備することで、高いフッキング性能を発揮しビッグバスにも余裕で対応します。
「リップレス」「ワインドリップ」「ノーマルリップ」を使い分けることで、「表層」「0.6m」「1.2m」とワイドレンジで対応可能(2種類のリップとスペーサーは同梱されています)。
ギルロイドBros.と同じく、ブーツテールとフラットテールが同梱されています。お好みによって使い分けてください。出典:イマカツ
使いドコロのイメージは、川の流れが当たるアウトサイドで、ゴロタブレイクが岸から近い所。
地形やゴロタが張りだして流れのヨレができ、魚も深場から差してきやすい、いかにも春っぽい所を中心にトレース。
ギルロイドの小型2タイプのフックに注目!
ギルロイドJr.、ベビー、ミニーをサイズ比較するとこんな感じ。
ギルロイドシリーズはフィールド問わずに使い込めるサイズ展開だが、大きさに抵抗のある人にはリップも外せるためベビーかミニーでもOK。
今回はクランキングで使うため、リップ付きのベビーとミニーをピックアップ。
フックはデカバスをしっかり掛けるために大型フックが理想。でも、大きくなると針同士が干渉したり、絡んだりも起こりうる。
そのストレスを解消するべく、三原くんはお試しでフロントにピアスツインブルータル、リアにピアストレブルを装着。
ダブル・トレブルフックでは全てのフックが固定されていた為、2本以上のフックが掛った際に発生するネジレなどの力が加わると、伸びや折れが発生する事があった。ツインフックシステムはシングルフック2本を熱収縮チューブで束にする構造上、フックそれぞれが負荷に応じてフレキシブルに可動する為、それが発生しにくく高強度であると言える。 この特徴から、ヘビータックルやPEタックルなど、高負荷が掛かる状況下での使用に適している。
ピアスツインブルータルは、前述のシステムにRYUGI フック力学論を注入し、製作。軸線径は太径化する事で、1本掛かりなどでの変形リスクを太さによる単純強度でねじ伏せると共に、変形によるパワーロスの少ないフッキングも実現。太径化による貫通力低下は、極小アウトバーブとTCコートを施す事でカバーした。
出典:リューギ
いくら良いルアーだったとしても、フックのせいで魚が掛からない、獲れないのでは全く意味が無い。トレブルフックについて、
もっともっと考えて欲しい。トレブルフックに求められる性能とは何か?魚がルアーにアタックした際、フックポイントが魚体に触れやすくする為のワイドゲイプ。ポイントが触れたその一瞬で、魚体に食い込もうとするような刺さりの良さ。アワセたパワーをしっかりと、素早く貫通力に変換できる絶妙な内向きポイントデザイン。掛けた魚に主導権を奪われず、確実に取り込む為の強度を有する、ピアスフックで培ったオールベンドデザイン。トレブルフックの宿命と言えるフックポイントのルアー本体や障害物等への断続的な接触でも、フックポイントが鈍りにくく鋭さが長続きするような耐摩耗性特殊鋼材サイバーメタルの採用。
実践を通して見えて来た理想の形状と素材に、タントラムコントロールに採用した異次元のフッキングパフォーマンスを持つTCコートを採用。RYUGIの持てるノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ、至高のトレブル。
出典:リューギ
ベビーにはピアスツインブルータル#4&ピアストレブル#4、ミニーにはピアスツインブルータル#6とピアストレブル#5をセットしていた。
ギルロイドJr.に新たなカラーが追加!
ちなみに、三原直之といえばギルロイドJr.。
三原節でもこれまで数々のビッグバスを攻略してきた得意技。
そんなギルロイドJr.に新たなカラーが登場予定(2021年5月頃)。3Dゴースト寒鮒 銀。
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実績のあるフナカラーで、リアルプリントなのに透過感のある寒鮒カラー。
微妙な色覚変化も起こってくれて、じっくり見せるうえでカラーでビビらせないための配色は非常に重要!