魚が散って探すのも難しい状況だが、恵みの雨が吉と出た!
5回目はキムケンのホームレイク・琵琶湖が舞台。取材直前までロケ地を決めていなかったのはホントの話で、少し前は梅雨シーズンなら面白い釣りができるかも…というままでロケ日を迎えてしまった。ただし、ルアニューでの琵琶湖ロケは久々。そんなキムケンスタイルロケは未曽有の大増水となる前の6月末に南湖で敢行。
時期的にイージーな展開が通用すると思いきや、ほとんどが晴天続きの空梅雨状態で当日は奇跡的に雨。ただこの雨がどちらに転ぶのか。キムケンいわく、琵琶湖のコンディションが非常によろしくないとのことだった。本来ならトップでバックリ、巻いてガッツリ! というイメージだが、放流量が15㌧のまま推移し、前日から50㌧にUP しただけで魚はシャローにも沖にもいて全域に散りマクっている状態。
サイズを選ぶどころか、探して釣ること自体が非常に難しい状況。ただ久々の雨ということで、定番のトップ系メインに、魚を追いかけていくことにした。
朝は天神川北面エリアを中心に水面攻めが的中!
カレントを掴むウイードの向きに注目
カレントがない状況下で意識したいのは、南湖の中でも水が通りやすい狭まったエリア。そして成長してきたウイード。この要素がリンクするエリアをシャローから沖までランガンし続ける中でキムケンが見出した答えが、水が当たりやすいシャローエリア。そこでキムケンが手にしたのは「ブルシューター160F」だった。
わずかな反応を見逃さずに押し切って、いきなりロクマル捕獲!
昼前後は思わぬ苦戦で路頭に迷いそうになった時、何気にKKR のミドルレンジをブルシューター160Fでサーチしていると、水の動きを察知。そのままシャローに向かっていくと、ウイードパッチの上層でブルシューター160 Fが突如、襲われる! 急な反応に対応したが二度食いせず、しばらく時間を置くことに。
その後、キムケンは岸に向かってブルシューター160 Fをウイードパッチ角の激ピンにキャスト。しばらく浮かせてリーリングで素早く泳がせてからの浮上で、とてつもなくデカいバスの影が急接近! そのままバイトさせるが乗りきらず、そのまま焦る気持ちを抑えて巻き、わざとバスから逃がすと、何のうたがいもなくガッツリとバイト!! そのまま巻きアワセでしっかり乗せてランディングしたのは、ブルシューターをガッツリくわえた超ビッグサイズ、ロクマルだった!
その後も問答無用でデカバスをバイトに導いていく!
キムケンの本拠地は琵琶湖南湖のキャッツボートクラブ。
北大祐、宮廣祥大など、有名プロガイドも多く、レンタルも豊富なボート屋さん。
所在地:滋賀県大津市雄琴5―1670―1、問合せ(☎ 077・579・6111、090・7101・7878)