本編では未公開の奥村さん流「水面系」セレクト
ロケ時は天候的に水面系プラグもセレクトしていた。
特に、移動距離の少ないポッパー系は夏から秋にかけて用意しておきたい。
奥村さんが用意していたポッパー系は、パルスコッドJr.とスペルトリガーの2種類。
パルスコッドJr.はご存知、デプスを代表するポッパーのダウンサイジングモデル。
アフタースポーン期やハイプレッシャーなフィールドのタフなビッグバスを獲るために開発された“パルスコッド”は、ニュートラル状態のビッグバスを捕食モードへ切り替えるボイルサウンドとスプリングウェイト搭載による極めてナチュラルな波動でバイトへと導くために完成された新次元ポッパーです。
直進性を高める膨らみを両サイドに設けたフラットなカップ形状と、水平に近い斜め浮き姿勢を重要視した特徴的なデザイン&セッティングは、正面から受ける水をカップが逃さずに含み、しっかりと前へ押し出す事のできるポッパーとして仕上げられています。
チャプチャプと水面をついばむようなポップ音はもちろん、ズボッと吸い込むような捕食サウンドまで、ロッドワークの強弱に機敏に反応してくれる水噛み重視の性能に加え、それに伴ってボディ内部に搭載されたスプリングウェイトが震えることでポーズ時にピッチの細かい波動を発生。フラットな水面では、まるで落下した虫が羽を震わせるかのような波紋を生み出します。
野池やリザーバーのピンスポットからビッグレイクのウィードフラットまで、強い存在感と超ナチュラルな波動を持ち合わせた“パルスコッド”は、最強ポッパーとして獲るためのトップウォーターゲームを約束してくれます。出典:デプス
マウス部が大きく、移動距離を抑えたアピールを得意とし、ドボン! とその場で潜らせて大きな飛沫を立てるチャガー系アピールが演出しやすいポッパー。
出典:デプス
大きく水を受けた時はキックバックしながら水面に戻るので、非常にネチっこい誘いもできる一品。
首振りスプラッシュアピールも得意だが、パルスコッドシリーズはスプリングウエイトを内蔵しているため、アクション後の自発的な微振動が最大のキモ!! つまりは虫系の食わせアピールも持ち合せたアイテム。
同じポッパー型でも、スペルトリガーはダータータイプのプラグで、ウェブメンバー限定アイテム。
2010年ウェブメンバー入会特典アイテムはダータータイプの“SPELLTRIGGER/スペルトリガー”
トップウォータープラグの中でもマイナーな存在となるダーターだが、派手なダイブ&リバースによる空気をはらんだボイルサウンドはニュートラル状態のバスを水面へと惹きつける強力な武器となる。
捕食音さながらのボイルサウンド、ストレートリトリーブすればシャロークランクのようにフラつきながら水面下をトレース。
ピンスポットで『ゴボッ』っというボイルサウンドを発した後、ストレートリトリーブでバイトに導く効率の良いメソッドは、エキサイティングかつストロングなゲームを展開してくれるだろう。
SPELL TRIGGER
Type:SURFACE
Length:97.0mm
Weight:19.5g出典:デプス
マウスの上唇よりも下唇が長く、強めにジャークさせると泳ぎながら潜り、強烈な飛沫とサウンドアピールを発生するモデル。
ボディのボリュームもあり、水噛みも強いので、テクニカルな使い方も可能。
一般的に、なかなか日の目を浴びないダーターだが、反応するヤツはデカい! という温故知新な魅力を持つトップウォータープラグ。
一点でジラせて浮かせるにはナマの存在感がキー!
シチュエーションを選ぶが、究極の存在感はワカサギベイト。
マッチ・ザ・ワカサギ。
『ワカサギベイト』は、独特なボディシェイプにより、ベイトフィッシュが逃げ惑うようなパニックアクションを繰り出せる、i字系リップレスミノーです。
綺麗な引き波を生み、安定したi字アクションをみせるフローティングモデルは、水面を漂わすデッドスティッキングでもバスを呼び寄せる高い集魚力を持ちながら、ひとたびロッドアクションを加えるとベイトフィッシュが捕食者に襲われ慌てふためくような水紋を作り出します。また凹凸を極力無くしダート幅を広げた低抵抗ボディにより、水面を飛び出すようなパニックアクションでバスの興味を上へと向け、バイトへと持ち込ませてくれます。
このパニックアクションは水面下を狙えるシンキングモデルでも、ベイトフィッシュが逃げ惑う予測不能なダートアクションでバイトへと導いてくれます。出典:デプス
ベイトボールからはぐれた小魚であったり、弱って浮いている魚をイミテートする際、バスに気づかず浮いているナマの存在感が大事。
津風呂湖ロケでは投入機会も多く、アユなどのベイトボールが通る岬の沖に浮かせておいたり、オーバーハングから落ちて流されている虫イメージで使用。
ワカサギベイトはフローティングモデルとスローシンキングモデルの2タイプがあり、その場その時の魚が意識するレンジに合わせたローテがベスト。
魚の目線に持っていくならSSが使いやすいが、水面で存在感をチラつかせ、見つけさせて浮上バイトに持ち込むならFがもっともハメやすい。
奥村さんのワカサギベイト×池原ダム動画はコチラ!