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奥田学 BigTheory[ビッグセオリー] シーズン5 「This is The デッドスロー!!」奥田学BigTheory[ビッグセオリー]vol.13

奥田学ビッグセオリーvol.13 「奥田流・ビッグベイトのフロロとナイロンの使い分け」

ビッグファイトを約束するビッグベイティングの細かいコダワリ

ビッグセオリーではたびたび奥田のメインスタイルでもあるビッグベイトやジャイアントベイトでのアプローチをお届けしてきた。

今回は、黒龍220(プロト)でのデッドスローアプローチで短日3バイトを引きだし、2フィッシュをキャッチに成功。

ビッグベイトメインの展開では通常ならゼロワンゲームといっても過言ではない。

東岸の彦根~片山エリアがほぼ激濁りで、はるか沖かシャローの一部が澄みはじめという状況の中、奥田が絞りだしたのはシャローの地形変化と、ミドルレンジのマンメイド。

冬から早春、早春から春に向けてのビッグベイティングでは欠かせないのがデッドスローアプローチだが、一番伝えたかったことは、デッドスローで使うべきルアーと、タックルセッティングのラインの選び方。

デッドスローのルアーは必ずデッドスローで泳ぐモノ

奥田の絶対的条件として、別コラムでも先述した通り、ルアーはデッドスロー巻きでも動くことと、リップが付いているタイプ。

今回、黒龍220(プロト)は3カラーをローテ。しっかり見せるアプローチのため、水色により使い分けたり、狭い場所では1投ごとにカラーをローテ。

黒龍220(プロト)はお腹に接着鉛板2gを2枚貼っている。

このウエイト調整ならば、サスペンドではなく、超デッドスローシンキング。

狙う水深や巻きスピードによってウエイトは微調整してやるのが基本!

今回のウエイトチューンモデルは、水深2-2.5mまでをレンジキープしやすいセッティング。

中でも、奥田がこだわって新たに製作したカラーが「湖北スペシャル」。

予想通りというか、しっかり反応を引きだせるカラーだった。

今回の反応を目の当たりにして製品化は確定!

ルアーに関して、黒龍は発売前なので、もし元祖デッドスロービッグベイトでもあるシグナルのブラックデュラゴンをお持ちの方は、ぜひそちらも使ってみてもらいたい。

その次に重要なのが、タックルセッティング

このタックルセッティングも重複するが、それほど何度もお伝えしたい内容。

ロッドはバンタム1711MH+-SB/2でリールはXGギア(今回はバンタムXGにウロトラストロングハンドル48mm)。

ルアーの動きを阻害せずノリがよいソフトティップで、強靭なバットパワーを持つワン&ハーフ設計。

ビッグベイトをストレスなく使うために作りあげたロッドが、この1711MH+-SB/2。

さらに、デッドスロー用セッティングということで、超低伸度ナイロンラインのアブソルートBBMをセレクト。

低伸度製法「VLS」を採用
引き抵抗が強い重量級ルアーでも操作性を良くするためにナイロン特有の伸びを抑えた 「VLS製法」を採用。
さらに原料にもこだわり、世界記録級を相手にしても負けない「強さ」が兼備された強靭なナイロンラインを目指しました。

魚が警戒しにくいラインカラー「ステルスブラウン」
水中を漂う枯れたウィードや枝などをイメージしたアース系のラインカラーに仕上げました。魚に気取られにくく、警戒心が高いデカバスが相手でも確実に距離を縮めます。

※150mは中間マーキング入り

出典:バリバス

従来はフロロの16ー25Lbでデッドスローアプローチをやっていた人が大半。

かくいうワタクシ記者もルアーサイズにより、フロロの12ー20Lbで長年やっていた。

フロロも問題ないが、太くなればなるほど糸の重量も増してゴワつきと飛距離低下も感じやすい。でもフロロを使いたかった。

なぜフロロを使いたかったかというと、一番の問題は「伸びの少なさによるフッキングレスポンス」にあった。

ラインの伸びがバイトを深くさせることはあまり感じることがなかったし、デッドスロー攻めはプラッギングというよりも、ワーミングの延長というイメージ。そのため、「伸び」があるナイロンラインは、あまり使わなかった。

奥田が使っている超低伸度ナイロンのアブソルートBBMは、ナイロンのしなやかさでゴワつき感は極めて感じない。そして伸びを極限まで抑えたことで使用感はフロロと何らそん色ない。

つまり、ゴワつきを嫌がっていた25Lbラインも、BBMならば25Lbがフロロ20Lbと同じ感覚で扱える(フロロ16LbであればBBMは20Lb)。パワーのあるタックルでデカバスのチャンスが多いこの展開では、ワンランク太いラインを使えることが、かなり大きなアドバンテージとなる。

そして大事なことがもう1つ。浮力のある超低伸度ナイロンラインは、ラインが沈むことなくルアーの前を通過しない。

比重の重いフロロでデッドスロー巻きをすると、必ずラインが先行して沈む=ルアーよりも先にラインが通る。

デッドスロー攻めでは、ラインを先行させず必要以上にプレッシャーをかけない=バイトを引きだすアドバンテージになる。

フロロはダメなのか? そうではない!

では、デッドスロー攻めは伸びのないナイロンがすべてかというと、そうでもない場合ももちろんある。

デッドスローで探る場合、特に潜っていくルアーを必要以上に沈めず、泳ぐレンジをキープして攻める際は超低伸度ナイロンのアブソルートBBMが扱いやすい。

特に今回は弱スローシンキングに設定した黒龍220。沈むフロロラインでは黒龍220が底をさらってしまう。

プレッシャーで一筋縄ではいかないビッグバスに対し、ラインよりも先にルアーを入れ込めるのはバイトに持ち込むための大きなアドバンテージ!

一方で、目に見えるピンスポット(食わせるべき場所)を重点的にデッドスローでシューティングしていく場合。

主にバンク沿いのシャローが主戦場となるが、水深がないため、あえてルアーのレンジを上にあげたくない時がある。

その時はフロロ、アブソルートAAAの出番。

VARIVAS独自製法により高強度を実現
フロロカーボン分子の密接度を約15%アップ(当社比)。
オーバーポンドスペックを実現し、ビックバス相手でも安心してやりとりができます。

ライン強度の評価は驚異のAAA
直線強度、結束強度、耐摩耗性など、ラインに求められるどの品質要素においても、評価は全てAAA(トリプルA)を達成(当社比)。

カラー:ナチュラル

出典:バリバス

北湖東岸北部の濁りがマシなシャローを探る際、水深が浅いため、黒龍260(プロト)のリップレスを使用していたが、その理由として、水深が浅すぎるとリップ付きルアーはしっかり潜るため、まともにトレースしにくくなるから。

さらに、あまり時間をかけずにテンポよく撃っていけることもあって、S字タイプのビッグベイトをセレクト。

S字タイプは受ける抵抗が少なく、アクションを加えると水面に浮きあがろうとする性格も働きやすいため、その特性を抑えるため、あえて沈むフロロラインを使用。

浅い場所でもルアーを浮きあがらせずにレンジをキープできる奥田の秘策の1つでもある。

環境が変わると、同じ攻めでもラインの特性1つで、ルアーの持ち味をさらに引きだせるか、それとも持ち味を殺してしまうかという大きな問題が発生。攻める環境とルアーの特性で正確に使い分けるのがベスト!

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