釣りの総合動画サイト「Vish(ヴィッシュ)」ココロオドル釣り番組がマンサイ!
奥田学 BigTheory[ビッグセオリー] シーズン6 奥田学BigTheory[ビッグセオリー]vol.16 「最強のマッチザベイト」

奥田学ビッグセオリーvol.16 「シャロー攻略のスイムベイティング」【シャイナー&アーマジョイント190SF】

気配しかないシャローエリアのストロング攻めはコレ

シャローからミドルまで幅広くビッグバスの可能性が高い春から初夏シーズン。

水位も高めで推移している今年の琵琶湖で、大きな可能性を感じたのはシャローエリア。

早春から初夏のシャロー攻略で、ウイードが伸びるまでは中層やボトム付近をスローに引けるビッグベイトやスイムベイトも、ストロングパターンの1つ。

そのため、奥田も必ず用意しているアイテム。

中でも最近、記者が新たなカテゴリーとして注目したいのは、シグナルの新作スイムベイト「シャイナー」のデッドスロー展開。

シャイナーの特性でもある、ラインの重さだけでテールが動いて泳ぐ利点を最大限に利用したアプローチ。

シャイナーは67、78、110の3サイズで、初夏頃に67が発売予定。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Vish(@vishjp_ig)がシェアした投稿

シャッドライクなフォルムのスイムベイトだが、ボディシェイプは縦に偏平でウェッジテール。

アイポジションもヘッド部の先端ではなく頭部。

シグナルの代表的なスイムベイトでもあるデビルスイマーは、やや丸みを帯びたボディ形状でシャッドテールの進化系でもあるマストテール。

同じスイムベイトでも味付けはまったく異なるスイムベイト、それがシャイナーシリーズ。

シャイナーの新たな可能性を探る意味で、今回は本気のシャローアタックを敢行した。

奥田いわく、昨今の琵琶湖ではシャローに居付いたり差してくる魚が減ったように感じているそうだが、その理由としてはプレッシャーが最大の理由。

プレッシャーといっても人間によるモノだけではなく、砂が溜まったり流れが変化して深かった水深が昔ほどなくなってきたことや、昔は広範囲に生えていたアシなどのベジテーションがなくなったことなどの自然環境の変化が原因なのでは? と考えている。

昔は時期になればシャローに差してきた魚も今や圧倒的に減り、入ってきても居付くことはなく、浜を岸沿いに泳ぎ回るだけ。

そのため、不意な接近はチャンスを逃すだけ。

遠くから撃ち込んでいくスタイルと、魚の射程範囲を外れにくいデッドスロー巻きがこなせるスイムベイトは、今の琵琶湖のシャロー撃ちに向いているとしかいいようのないアプローチ。

遠めから広範囲をトレースできるフルキャストでも、増水して冠水したカバー絡みのアキュラシーキャストでも、回遊しているであろうデカバスの目線から外れすぎずに見つけやすいデッドスロースイムベイティング。

魚が居付かずに回遊しやすい令和時代のシャロー攻めにドンピシャな展開といえる。

プリスポーン狙いのピンスポット攻めはAJ190

シャイナーのデッドスロースイムベイティングとは強さの異なるアプローチが、アーマジョイント190SFでのシャロー展開。

リップラップやウッドカバーをテンポよく次々と撃って流すには、狙いドコロで的確にアピールしてくれるアーマジョイント190SFは心強い存在。

河口周辺のリップラップや縦ストとなるクイ&ゴロタで、ほかのカバーが絡んでいる所だけを重点的にトレースしていく。

この時、奥田が使用していたのはアーマジョイント190SFのプロトカラー。

カラーはテストサンプルで、素材もプロト。

基本的な構造やアクションはオリジナルと同じ。水中でサスペンドに近づけるためウエイトチューン済。

遠くまで安定して飛び、滑らかに泳ぐチャンスを逃さない新世代ビッグベイト
「飛距離が出ない」「飛行中に回転する」…そんなビッグベイトの課題を、新機構ARMABOOSTが解決しました。ボディが折りたたまれる機構により、ARMABOOST非搭載モデルと比べ、約35%の大幅な飛距離UPを達成。
着水後はボディ同士を繋ぐ専用プレートが磁石で半固定され、なめらかな泳ぎを演出。リトリーブスピードを問わずにしっかりと泳ぎ、移動距離を抑えた首振りアクションの表現力にも長けています。また、停止状態でも反射光を放ってターゲットを刺激するフラッシュブーストを搭載。全てのアングラーに送る新世代ビッグベイトの実力をぜひご体感ください。

出典:シマノ

ゴチャゴチャしたシャローカバーは超接近戦で、カバーの根元にAJ190SFをハイテンポで撃ち込んでいく。

着水させたら潜らせて、その場で左右にワンピッチジャーク。いれば確実に反応を引きだせるアプローチ。

そういった時はショートレングスマルチピースのキャプチャー163H-5が非常に便利。

リールはアンタレスDC MD XG&夢屋ウルトラストロングハンドル48mmをセレクト

■Multi piece select
求めたのは、海外遠征を耐え抜くための過剰な程のオーバースペック。輸送からファイト、キャッチまでの万が一のトラブルを想定したヘビーデューティー仕様。

■Target techniques of 163H-5
バーサタイルショートレングス。飛距離は十分に獲得しつつ、強めのティップでバズベイトやフロッグなどその他のウィードレスルアーもカバーにスタックしにくいセッティング。

出典:シマノ

 

カバーゲームとゴリ巻きファイトも想定してアブソルートAAAの25lbをセレクト。

VARIVAS独自製法により高強度を実現
フロロカーボン分子の密接度を約15%アップ(当社比)。
オーバーポンドスペックを実現し、ビックバス相手でも安心してやりとりができます。

ライン強度の評価は驚異のAAA
直線強度、結束強度、耐摩耗性など、ラインに求められるどの品質要素においても、評価は全てAAA(トリプルA)を達成(当社比)。

カラー:ナチュラル

出典:バリバス

シャローエリアのストラクチャーをショートレングスのロッドでテンポよく撃ち抜いていく釣りだが、増水傾向で水位が高い時こそストロングなアプローチになる。

特にアーマジョイント190SFは細身のシルエットで、移動距離を抑えた水中ドッグウォークも得意とするビッグベイト。

動きがスローなビッグバスに合わせ、ステイをまじえた誘いも効果的。

このセレクトは的中。ロケ時はビッグバスのチェイスも発生したが、想像以上にスローすぎて残念ながらバイトには持ち込めなかった。

シャローはもちろん、シャローにあがる一歩手前のコンタクトポイントになる場所や、一時的に身を隠せるストラクチャー周りでは、さらに強さが増していくアプローチの1つ。

横方向の釣りではソフトスイムベイト・シャイナーのデッドスロー展開。ピンスポット中心の釣りではビッグベイト・アーマジョイント190SFのワンピッチジャーク展開。魚のコンディションや環境変化に合わせて使えば、ストロング展開への起爆剤になる!

関連記事

奥田学ビッグセオリーvol.16 「キャプチャー・ストロング&フィネスセレクト」NEW
2-8
奥田学ビッグセオリーvol.16 「最強のサーチ&バイト展開」【ウルトラカープ】NEW
2-7
奥田学ビッグセオリーvol.16 「縦スト攻略の王道=ニャン隊長とは?」【アブソルートショックリーダー】NEW
2-6
奥田学ビッグセオリーvol.16 「季節先取りのジャングルフィッシング」【マンバ/パワースピン展開】NEW
2-4
奥田学ビッグセオリーvol.16 「流れを捉えるビッグベイティング」【グラヴィテーター220SF】NEW
2-3
奥田学ビッグセオリーvol.16 「食わない時の救世主=ドンコパターン」【マルチシャッド】NEW
2-2
奥田学ビッグセオリーvol.16 「状況激変の打開策はマッチ・ザ・ベイト」NEW
2-1
この記事のエピソード
奥田学 BigTheory[ビッグセオリー] シーズン6 奥田学BigTheory[ビッグセオリー]vol.16 「最強のマッチザベイト」NEW
番組TOPへ