キムケンスタイルvol.8の舞台は、日により秋の気配も感じられるレイトサマー・晩夏シーズンの琵琶湖。ロケ日は水位調整でマイナス30㎝に到達する直前の全開放流時から急激に放流量を下げるタイミング。
昨年の台風以来、春すぎまでウイードがない状態の琵琶湖だったが、しっかり雨が降った梅雨時期以降、急激にウイードは成長。現在はここ近年でも珍しいほど全域で繁茂。状況的にはいいと思いきや、全体の釣果としてはキビしいという声もよく聞かれていた。
釣れにくいという話を耳にして「何をそんなに騒いどるねん!」と一喝! そんな中でキムケンが用意した展開は、とある理由からタックルも複数を積み込んでいた。
メインで考えているうちの1つは「インサイド寄りの水面系」。2つめは「マットカバー&カナダモドームのパンチング」。
ほかに、まとまった雨予報による濁り次第でクランキングと食わせのジグストもバックアップパターンとして用意。
晴れのち爆風、予想外の大雨から晴天と、目まぐるしく移り変わるコンディションの中、同じエリアでも水面系とカバー撃ちを使い分けながら、その日の魚の目線やコンディションに合った展開を模索。
ZEROスタートの初日はカレントを意識したエリアサーチ、翌日は放流量が落ちるであろうエリアサーチも遂行したが、初日も翌日も魚のモードは完全にZEROだった。
キーとなった「ベイトフィッシュのリンク」と「ベストなウイード環境」を見出して貫き通したストロングスタイルはズバリ「水面系」!
結果からいうと56、55、51、50ほか6尾のデカバスをすべて水面系でキャッチに成功!
キムケンの真骨頂でもある自身の展開に魚をハメ込む独自のストロング攻め・キムケンスタイルをフルコンタクトで披露してくれた!!
(取材協力:キャッツボートクラブ http://www.cats-boat.com/)