驚愕のバイト誘発性能! これが最恐の水面系プラグ
今回のメインとなった水面系アプローチで、キムケンが「コレしか投げる気なくなった…」と何度もいうほど恐るべき破壊力を持つプラグが、イヴォークZERO。キムケンがプロデュースするイヴォークシリーズの最新プロトモデル。
現在はビッグとミニの2サイズをテストしているが、ここでは大きい方のイヴォークZEROビッグ(仮称)をピックアップ!
イヴォークZEROにはキムケン流のコダワリ&ギミックが山盛り!
イヴォークZEROといえば、キムケンスタイルvol.7でも投入し、ラストにドデカい魚が食ってきたものの残念ながらフックオフしたアイテム。未だに過酷なテストを繰り返しながら、キムケンが今年の琵琶湖でもっとも釣っているルアーの1つかもしれないほどの実釣力を持つルアー。
キムケンが試行錯誤しながら作り込んだボディはイヴォークシリーズ同様、素早く巻いても倒れ込まずに復元するクランクのボディバランスを持たしているとのことで、マグナムクランク・イヴォーク4.0と同等のサイズ。
そして、これらバズテールプラグ系最大の欠点でもあるキャスト&リトリーブ時の回転によるラインのヨレとバレやすさを解消するため、ラインアイとフロントアイはスイベル式アイを採用。
ボディが大きいことによってファイト時のエラ洗いで振られた時に重さでフックも外れるのが一般的だが、2点をスイベル式アイにすることで、振られた時にルアーが回転することで力が逃げ、フックは掛かったままをキープ。
これにより、フックアップした魚はほぼほぼバレることなくキャッチできるほどまでバレを激減したとのこと(取材時は12バイト11フックアップで10キャッチ)。
もっともキムケンのコダワリが注がれたのは金属プロップ
水面を巻いて今までにない特殊なサウンドを奏でるイヴォークZERO。特注の異形金属プロップと特殊なロングヒートンによるキュルキュル音と、ペラが巻き込む水と空気が独特のサウンドを発生する。
形状は未だにテスト中だが、素材は元より、重さ、厚さ、開き具合などで音や飛沫の飛び方も変化する。特に、プロップとヒートンは使い込むことで削れてくるが、それが非常によい音にもなる。
マツバズなどのバズベイトと同じく、金属系プロップのバズサウンドは使い込んで育ててやることも大事! 今は最初からよいサウンドがでるセッティングを徹底テスト中。
キムケンいわく、使い込みすぎて削れた場合、ヒートンごと交換できるようにもしているとのこと。
スイムアクションはこの通り! とにかく騒々しいが心地よいサウンド
特殊形状の金属プロップが空気をはらんで水面を叩きつけるような独特のプロップ音と、金属同士がスレるスクイークサウンドが融合。
水中の泡を見ると、ペラが回るだけではベストなサウンドが出にくいことも分かる。少々ウネっていても風が強くても問題ないサウンドアピールと存在感の強さが、デカバスを引きだし続けるイヴォークZEROのルアーパワー!
特にアユ系、ハス系などの動きが速いベイトを追っている時こそ、イヴォークZEROビッグの高速巻きサーチがもっともストロング!! 夏から秋の水面攻めは見切らせない速さも大事になるため、バズベイトやバズテール系で速く引けるアイテムで試してみてもアリかもしれない。
キムケンの使用タックルは、ヒュージカスタムH3S-76RFにレボ・ビースト41のハイギヤ&TFL110。ラインはオルトロスFCの28Lb。