漁港の外向き(外洋)側はサイズを狙うのにうってつけなシチュエーション。
今回のお題でもあるサイズ狙いは外洋中心でアプローチ。
特に外洋は回遊してくる良型アジを瞬間的に捉えることが大事で、本来ならその日の「時合」にしっかり釣ることが何より重要。ただ、それ以外の時間はダメなのかというとそうではなく、アジは少なからずいるのも事実。
この日も夕方からアジはいたが、背中側から強風が吹き続けていることと、表層はマメアジと小型のサバばかり。その下に良型アジが付いていた。
捕食モードになる前であれば、狙っているサイズのアジが潜むレンジに合わせて誘うことが何より重要で、表層にあがってくるまでは、そこそこ繊細でシビアなレンジコントロールを意識したい。ただ、レンジさえ掴めば連続でバイトさせることもでき、意識しているレンジを追うことができれば次々と釣りながら、外から回ってきたアジの時合を捉えることも可能。
アジのレンジがサイズごとに違うと気づくことで、攻めるレンジの迷いもなくなる。
この日は漁港外向きの先端部に入って、ショアラインのブレイクが隣接して流れのヨレが起こりやすい場所を狙い撃ち。風が強い中で大事なのは、風向きに対してラインのフケを極力ださず、ジグ単の泳がせるレンジをキープすること。釣りにくい条件下でもラインメンディングを行えば連発が可能!
もともといるアジも絡むため、時間とともに活性があがりやすく、トミーは常夜灯による明暗が発生すれば回遊してくるアジもリンクしやすく溜まりやすいポイントを絞り込んでいた。
そしてもう1点。あまり大きく動かしすぎるとマメアジやサバの猛アタックが続いて肝心の良型までルアーを送り込めない状況だった。
その中でアジをバイトさせるには、あえて動かさないことがキー! これこそ良型のバイトに直結させるヒケツなのだ。
はじめはギョピン!1.7inchとアジスタSSの1gで様子を見て、光量が落ちて暗くなりはじめはアジの活性も上昇するため、ワームのサイズを長くするアピールローテを実践!
ギョピン!1.7inchからフィジットヌード2.7inchにローテしてジグヘッドもアジスタSの1gにローテ。
常夜灯が効いて流れが変化するタイミングに狙いを絞り、中層でアタってくるマメアジやサバなどの猛攻をかわして送り込み、潮に乗せながらカウント15のレンジに送り込むことで、良型を連続でキャッチすることに成功!
キャストしてから何カウントで、どのレンジを攻めている時にアジの反応が集中するかを素早く的確に手中に収めることが、外洋の良型捕獲に直結!!