入手困難の理由がよく分かる! それが2WAY
素材や形状、沈み方など、いろいろな理由があると思うが、全国的に釣れすぎているワームが「2way(ツーウェイ)」。
ノーシンカーでもダウンショットでもネイルリグでも、あらゆるリグに使える虫系ワーム。今回カナモはホバストで使用!
出典:レイドジャパン
ホバストは現時点もっとも注目されているアプローチであり、ミドストよりも移動距離を抑え、定点でホバリングするような特徴的な中層攻略法。
AVI35の表層アプローチとは逆の、スローな魚に合わせた食わせ系。
セッティングには少しコツがあって、フックは専用フックの#3を使用。針先はボディのリブ2節めかにアイがくるようにセット。
そして、2wayの背中を薄めに通し刺しで抜いてやること。真ん中のクビレまでフックを通すと動きが硬くなるので、必ずボディで抜くことが肝心。
ボディ前面にネイルシンカーを挿入するが、表ー中層なら0.3gがメイン。水深があったり風がある時、ボトム寄りをトレースするなら0.6gを使用。
シンカーをセットするなら低重心になるように!
ホバストセッティングについてはコチラ!
アクションイメージは弱ったチアユ
2wayのホバストは、抵抗のあるボディ形状とパーツの多さで、とにかくブレーキが効きやすい(勝手に移動距離を抑えてくれる)。
ホバストで使用してみると、水平姿勢も保ちやすいし、何より飛距離も稼げるのが大きなアドバンテージ!!
アクションはロッドティップで引っぱるのではなく、ラインスラックを利用した連続シェイク。ミドストの超スロー版といえば分かりやすいかも。
ルアーを底に沈ませず、横に速く動かせすぎず、目で見て中層を泳がせてくるテク。
岸からの場合、ロッドは縦さばきが使いやすいが、風の栄養があれば横さばきでOK。ティップのしなりでラインを動かし、たるんだ分だけ巻いてやる。
この動きにドンピシャでリンクしたのが、弱ったチアユの動き。
この時のバスは、この動きに対して非常に敏感で、個体よっては目線も意識もチアユだけをロックオンという状態。
三川ダムや八田原ダムの下流では見向きもされなかった2wayのホバストだが、現状ではダメだった、食わなかったという結果を知るのもアップデートの1つ。
新たなデータとして、この状況ならもしかして…と、このリグやメソッドを投入できることが、アップデートの証。まさにこの状況下にバックリと激ハマり!!
他のルアーやアクションには見向きもしないセレクティブ過ぎるデカバスと対峙したカナモだったが、アップデート完了後のカナモに釣れない魚はいない!
56.5㎝からの48㎝。ともに回復系のボッテボテ体型で、これこそアップデートのタマモノ!!
アップデートを重ねていけば、再現性のあるパターンフィッシングも呼び込めるようになる!! 「釣れた」のではなく「釣った」1尾は本気でシビれるはず!
使用タックルデータはコレ!
リール:ヴァンキッシュC2500SHG【シマノ】
ライン:シーガー・R18 フロロリミテッド4Lb【クレハ合繊】
2wayへのコダワリ&基本コンセプトはコチラ!