ドトウのバイトラッシュを引き起こしたのがコレ!
想像以上に魚の反応がニブく、ストライクゾーンも狭いアーリーサマーの個体。そんなシブいコンディションを差し置いて、岡くんが強烈にハメ込んだのが、ビッグ2ウェイのフリーリグ。
大きくエリアを3段階に分けた中、すべてのエリアで反応を引きだしたリグだが、この日のアプローチで必要な要素がすべて詰まっていた。
ある程度の飛距離が確保できるリグ。リグをボトムからあまり離したくない。
この2つのキーワードを余裕で克服できるのが、ビッグ2ウェイの7gフリーリグだった。
ビッグ2ウェイは、丸っこい三角形ボディが真ん中でつながったようなシルエットだが、腹面にはリブがあってフォール時の抵抗も大きい。
もちろん周囲のパーツも多く、落ちていく時にも微波動というか、非常に生き物的な存在感を放ちながらフォールする。
最大のキモはフリーリグで落ちた時の姿勢!!
ピリピリ動いたり、ゆっくる誘える部分も大事だが、最大に理由はそこではなく、着底するまでの姿勢にあった。
フリーリグは着水するとシンカーが先に着底。そして、ワームがノーシンカー状態であとをついていくようなフォールを演出してやるのがバイトをうまく引きだすコツ!
実はビッグ2ウェイの場合、フリーでフォールする時にボディの抵抗で水平フォールしてくれる。
岩陰や流れのヨレにポジションするバスは、リグを素早くネジ込んでも意外と気づかないが、落とし込んだあとに時間を空けてスローで存在感のあるモノがカレントに流されてくると、スゴい勢いで反応してくる。
この反応こそ、この日の魚の目線やポジションにガッツリとリンクした証拠!!
水中で動きを見ると、シンカーが着底したあと、ビッグ2ウェイはボトムに隠れようとするハゼ系や甲殻類系ベイトの動きを自発的に演出!
フリーリグにもひと工夫!! 岡友成の場合
岡くんも独自でフリーリグをやり込んでいるそうで、ここ最近はシンカーを直接セットではなく、富士工業のリグスベルを愛用!
これは、シンカーだけをさらに素早く落とし込むためで、一般的なスイベルアイ型シンカーそのままよりも、セラミックリング入りの方が絶対に滑りがいいはず! と思って使いはじめたそうな。
出典:富士工業
岡くんが使っていたのは、リグスベルのスイングタイプ・MSM-NOR2.5と、スナップ直結タイプ・SSM-NOR2.5.
出典:富士工業
出典:富士工業
出典:富士工業
フックとの間にハヤブサ・トレーラーフックキーパー(M)を入れて、ラインの結び目を保護。
シンカーはリューギのDSリングドデルタTGの7g。
フックはリューギのザ・スタンダード#1/0。これが今の時点での岡くん的フリーリグ「神」セッティング!