メインタックルは3セットだが、キーはラインセッティング
今回は夏のバックウォーター攻め。メインとなったタックルはベイト1本とスピニング2本。
キーは魚に対し、ルアーを見切らせないか=いかにラインを見せないか。
カナモいわく、ロッドにアドバンテージはなかったとのこと!
飛距離やアクションはもちろん必要だが、絶対的に必要だったのがPEのメンディングをはじめとするラインを見せない操作法。
ラインを浸けない、沈めない。これを具体化できたのはPEラインセッティングのスピニングタックル。
浮きゴミ攻略のスピードアプローチにはコレ!
浮きゴミゾーンでのマイクロダッヂ(ウィングレス)攻めで使用していたのは、グラディエーターアンチのプロトスピニングモデル。
パワーはMクラスで、近距離はもちろん、中ー遠距離でもしっかり掛けるパワーとトルクを持たせた操作系モデル。
元々はテストを兼ねて持ち込んでいたロッドだが、調子と相性はすこぶるよいそうで、このスペックで落ち着きそうな雰囲気。
リールはヴァンキッシュC2500S。
ラインは飛距離と強度、操作性でトップクラスのシーガー・R18完全シーバス・フラッシュグリーンの1号をセレクト。
当社PEシリーズ最強のシーガーリミテッドPEを採用し、強度・対摩耗性に優れたラインです。遠投性能を重視した8本組で仕上げました。シビアなゲームに対応する0.6号から河口、サーフのビックフィッシュ狙いの1.5号までをラインナップ。天候・時間帯を問わず見えやすいフラッシュグリーンカラーを採用。
出典:シーガー(クレハ合繊)
リーダーはコレ以上のものはない、シーガー・グランドマックスの2号。
ここぞと言う時に頼れる、当社最強のフロロラインです。
グランドマックスはフロロカーボンハリスに求められる強さと感度、耐摩耗性を徹底的に追及することで生まれました。出典:シーガー(クレハ合繊)
かたや、壮絶なバイトラッシュを引き起こしたノーシンカーI字。
こちらもロッドはプロトタイプ、グラディエーターマキシマムのGX-67LS-ST(プロト)。
操作性重視のマキシマムシリーズスピニングでもっとも長く、中ー遠距離も視野に入れたテストモデル。
これにはヴァンキッシュC2500SHGを合わせ、さらなるロングキャストを視野に入れた極細PEライン(0.3~0.4号)をセッティング。
リーダーは、絶大な信頼を置くシーガー・グランドマックスの1号をセレクト。
ここぞと言う時に頼れる、当社最強のフロロラインです。
グランドマックスはフロロカーボンハリスに求められる強さと感度、耐摩耗性を徹底的に追及することで生まれました。出典:シーガー(クレハ合繊)
今回使用していたPEラインは一般的に浮力のあるタイプだが、結束部から下のリーダーは比重で沈む。
この沈み込みのバランスをうまく操ることで、表層直下をキープしながら泳がせつつ、バスに見切らせない絶妙なレンジコントロールを実践。
特に、風が強くなった昼以降からは、風で引っぱられるPEラインをテンションのみで操る「風ドリフト展開」でデカバスを一網打尽!
ラインを嫌う、ルアーを見切る今回のバスに対して一番効果的だったのは「PEライン」ということ。
では、ベイトタックルもPEセッティング?
カナモが持ち込んだベイトタックルだが、こちらはPEラインではなく、フロロカーボン。
その理由が、ベイトタックルで扱うルアーは超ロングキャストと、ラインを底に沈める展開のため。
使っていたロッドは、グラディエーターアンチのGA-72HC「キングヘビー」。
ミドルからヘビークラスのバーサタイルモデルで、ダッヂからカットスイングまで幅広く扱えるロッド。
数多くタックルが持ち込めないオカッパリでは非常に重宝するスペック。
Length: 7’2” Power(Action): Heavy Taper: Fast Lure Wt.: 3/8-1.1/2oz. Line: MAX 12-20lb. Price: ¥29,500(w/o TAX)
ヘビーバーサタイルロッド・キングヘビー。
従来ヘビークラスのロッドにありがちな硬くて曲がらないブランクスではなく、強くて曲がる独特なブランクスは、これ一本で今まで以上に幅広いパワーフィッシングに対応。
従来のヘビーロッドでは扱いにくかった軽めのシンカーや小型のワームを使用した際にも、荷重に対しフレキシブルに追従するブランクス性能のお陰で“投げやすく”“扱いやすく”ストレスフリー。
ピッチングやサイドキャストなどのショートディスタンスの釣りはもちろん、7’2”というレングスの性能を最大限生かしたロングディスタンスの釣りに於いても、抜群の扱いやすさを持ち合わせています。
GLADIATOR Antiシリーズでは初採用となる新たなカーボンマテリアルに、ブランクスの性能を最大限生かす為のハーフ研磨を採用。シャープなのにトルクフル、トルクフルでいてシャープなブランクスに仕上がっています。
対カバー用ワーミングロッドとしてだけではなく、オープンエリアでロングキャストした先で操作性が求められるヘビーキャロライナリグや高比重ワームのロングディスタンスゲームなどのワーミング、はたまた重量級のムービングベイトや引き抵抗の強いマキモノにも対応する、これぞ“ヘビーバーサタイル”な一本です。出典:レイドジャパン
リールはジリオンSV TW K.T.Fチューン。ラインはシーガー・R18フロロリミテッドハードBASSの16Lbをセレクト。
シリーズ最高クラスの強度と感度を追及した、中・上級者向けのラインです。強度と感度を重視したハリのある糸質に仕上げていますので、ハードタイプのラインに慣れていないアングラーの方はご注意下さい。
出典:シーガー(クレハ合繊)
バックウォーターでよくあるボイルシーンは、たいてい遠い場合が多い(予想に反して近い場合もあるが・・・)。
スピニングではどうしても届かせることができない時もあるが、指をくわえて見ているだけもモッタイナイ。
また、距離が離れている時は魚の警戒心も薄れていることが多いので、高比重ノーシンカー系やキャロなど、飛距離を稼げるリグやアプローチ。
さらにはリグ自体にスピードを伝える強めのパワーを持つロッドは、バックウォーター攻略で非常に役立つといえる。
当日の持ち込みタックル詳細はコチラ!