切っても切れない王道パターンが、メタルバイブレーション
今まで冬寄りの季節にロケを行ったオニちゃんねるでも紹介してきた王道パターンが、メタルバイブ。
中でもド定番であり王道なのが、レベルバイブブースト。
今回は少し重たいモデルのタダ巻き展開がメイン。
メタルバイブといいつつ、メタルではなくプラグとメタルのハイブリッドという言葉が正しいかもしれないが、とにかく外せないのがコレ。
オニちゃんが使用していた重さは14gと18gの2タイプ。
Length: 60mm Lure Wt.: 14g/18g
ブーストは、その名が示す通り「コンパクトbutハイインパクト」のリアクションベイト。
極薄ソリッドボディによって、コンパクトボディとは思えない飛距離、アクションレスポンス、ビビッドバイブレーションを実現しています。
ストレートリトリーブではタイトかつパワフルな振動を刻み、リフト&フォールでは、ショートストロークのロッドワークにもかつてないレスポンスとタイトピッチバイブレーションを発生。手首を返すだけのショートレンジリフトにもしっかりと振動を生む繊細さを備えています。
メタルバイブの硬く機械的なアクションや外観の無骨さを排除し、極めてナチュラルな柔らかい振動とABSボディ特有の艶めかしい風合いを実現。気難しい魚の口をこじ開ける小さな大巨人「LEVEL VIB BOOST」が、攻めの幅を広げるはずです。
出典:レイドジャパン
フックはともにピアストレブルダガーの#7に変更。
タフ化するフィールドに順応し進化する、ピアストレブルの遺伝子。
経験から導き出された掛るフックポイントセッティング。
耐摩耗性に優れた特殊鋼材。RYUGI剛性論に基づく形状。異次元の貫通力を生むTCコート。
ピアストレブルが誇る性能はそのままに、ライトプラッギングに対応するようダウンサイジングを施したのが、
このピアストレブルダガーである。1点で刺さるワームフックと違い、トレブルフックはルアーに装着される特性上、2点、3点で同時に刺さる事が予想される。ただでさえもフッキング時のパワーが1/2,1/3となる特性を持つフックの上、ライトロッド、ライトラインでの弱いフッキングが前提となれば、フックアップミスのリスクは大きくなる。 ピアストレブルダガーはただダウンサイジングするのでは無く、 ややロングシャンク化する事でフッキングパワーを向上させると同時に、 ショートバイトを絡め取りやすいセッティングへと最適化。
バーブもやや小型化する事で、 しっかりと魚にフックアップし、 ランディングへと持ち込む。
その血統は、紛れもなくピアストレブル。出典:リューギ
カスるような吸い込み系ショートバイトでも刺さってくれるダガーの貫通性能は、この季節に外せない!
貴重なバイトこそ冬のお宝! わずかなバイトも見逃さないのが、レベルバイブブースト&ピアストレブルダガーのコンボ。
刺さりはスゴいが細軸なので、強引なファイトだけ気をつければ、確実に釣果を高めてくれるセッティング。
冬はコレ間違いナシ!オニちゃん今冬イチ押しは、レベルバイブブーストHWの18gと14g。フックはピアストレブルダガーの7番!
Vish オニちゃんねる⇨https://t.co/Gxt99yAafz#オニちゃんねる #オニちゃん #淡路島 #バス釣り #RYUGI #レベルバイブブースト #ピアストレブルダガー #Vish #lurenews pic.twitter.com/2i39Mi2BVB— Vish ヴィッシュ (@vishjp_tw) January 12, 2023
基本的な使い方は投げて巻くだけだが、スピニングで使用する軽いタイプとは別で、バスの目の前を通すように、ボトム付近をスローにタダ巻きするだけ。
この使い方は使うべきタイミングと場所が一番大事!
寒くなってからのフィールドで、使うべきタイミングと場所について
時間帯は太陽が昇って水温に変化の現れる9時から10時すぎ。オニちゃんの経験上、この時間帯になるとフィーディングする個体が動く。
そのフィーディングエリアは、午前中なら沖の深場か、深場に近いフラットエリア。
一般的にはシャローも思いつくが、それは水温上昇がさらに進んでから。
一部の個体はシャローにもいるが、夕暮れ以降で気温も水温も下がったらバスは深場に落ちていく。
つまり、個体数も多く、効率がよいのは岸から一歩手前の水深があるエリア。
スロー巻きで使う理由は、動きがそれほど機敏ではない午前中の個体に合わせるため。
特に水深のあるエリアはなおのこと。この展開は一番オススメしやすいパターン。
そして、さらなる秘策が存在!
沖のスロー巻き以外で、お試し中のさらなる秘策も存在。それが、ボトム付近のデッドリトリーブ。
オニちゃんいわく、ベイトタックルで扱う重たいレベルバイブブーストはフロロラインで使っているが、比重の高いフロロでもルアーが着水してすぐはラインも沈んでいないため、スローに巻いてもルアーは上に浮いてくるのが現状。
巻いているうちにラインも沈んで底付近を巻いてこれるが、それはルアーがけっこう手前にきてからの話。
これでは狙いドコロで投げていてもバイトチャンスは強制的に減る一方。
そこで、着水して30秒から60秒ほど待ち、最初にフロロラインを沈めてやることで、立ちあがりからルアーがボトム付近を泳ぐようにしてやることから開始。
底から浮かないようスローに巻くため、ルアーは正直泳いでいないとのこと。
ボトムに対してズル引き状態で巻いてくることになるが、それでOK。
時折、フックが何かを拾って重たくなるが、シャクって外すことで、瞬間的なリアクション効果を生みだしてくれるそうな。
事の発端は、知人が同じルアーで超スロー巻きしていたうえ、これで釣れたシーンに遭遇。
なぜコレで釣れたのか考えた時に、速すぎる動きには反応できないことと、底付近を的確にトレース(ほぼズル引き)できること。
さらに、沈みモノを外すシャクリが適度な食わせの間となることに気づいたそうで、使い込んだ時、即座にデカバスからの反応が返ってきたとのこと。
オニちゃん自身、午前中の時合であろうタイミングに同じ使い方を実践した際、針傷のない50㎝UP筆頭に複数のデカバスから反応が返ってきたそうで、頭の中の妄想と予想は確信に変わった。
試してみないと分からないが、メタルバイブのデッドスロー巻きは、釣れる要素が複数絡むアプローチだった。
まさにこれこそ真冬のトレジャーハント!!
もう1つは真逆。シャロー&ミドルの早巻き展開
ディープエリアのスロー巻きとは別に試していたのが、シャロー&ミドルエリアでの早巻き展開。
深い場所では底から離れないようスロー巻きだったが、浅い場所では底から離れずに「早巻き」するというもの。
水深1.5~2mほどのエリアで18gと14gをローテし、底に刺さりすぎない早巻きで扱えるモデルを選択。
狙う水深だが、バスはもちろん、フナやコイなどが溜まっていそうな所で、1m前後であれば14g、2mほどであれば18gが扱いやすいはず。
さらに細かくいえば、フナやコイなどの魚にルアーが当たる時の感触の差でも釣れるエリアを絞り込んでいるのがオニちゃん流!
この展開は、超絶に冷え込んで魚が動けない時や、風が強すぎてほかの釣りができない時の奥の手として用意。
一時的とはいえ急な冷え込みで活性が激落ちすれば魚も動けない。こちらから目の前を通す努力をしないといけないし、誘って食ってくるほど甘くない。
その時に頼れるのが、スピードによるリアクション効果。
さらに強風時は、スロー巻きしていてもラインが風で流されるとルアーは強制的に浮きあがってしまうため、狙いドコロは外れるし、リズムも狂うし集中力も落ちる。
こういった環境下で、バスの目の前にルアーを通せるアプローチはけっこう限られてくる。
そういった中で的確にバイトチャンスを増やしてくれるのが、ルアーコントロールしやすいシャロー&ミドルでの早巻き!
ちなみに、魚に当たる時の感触は、「ポリン」よりも「ボリン」がよいらしい。