絶対的な守護神的存在! それが「ジグヘッドスイミング」
年がら年中だが、しいていえば冬から春に絶対的なデカバスハント率を誇るアプローチが、ジグヘッドスイミング。
スティックベイトやシャッドフォルムのワームにジグヘッドをセットしてスイミングさせる温故知新のデカバス直結系テクの1つで、その進化系がミドストやホバスト、ミノストやジグストなどのスト系テク。
任意のレンジを横方向に泳がせて食わせるジグヘッドスイミングだが、奥田はマメにジグヘッドのウエイトをローテ。
エリアの水深や狙うレンジにもよるが、ベースは3.5g。
使用しているジグヘッドは、バリバスのキョクテン。
ジグヘッド キョクテン
モンスターバス対応、スイミングジグヘッド!!●大型ワームにも対応!フックサイズは#5/0までラインナップ!
●ヘッドから伸びるキーパー部に加えて、ワイヤーキーパーをインストール。高いワームのホールド性能を実現しました。
●「アンチラスト×ゼロフリクション」ダブルコートを採用。サビに強く、異次元のフッキングレスポンスを長期間維持します。
●アングラーの好みで、モノガードを装着可能。ストラクチャー回避能力・スイミング姿勢の安定性UP![素材]シンカーヘッド部:鉛
※モノガード同梱:接着剤などを使用し、お好みで装着してください。出典:バリバス
キョクテンはヘッドウエイトが0.9g、1.2g、1.8g、2.5g、3.5g、5g、7g。
さらにフックサイズはウエイトによって#1/0から最大#5/0まで用意されているジグヘッド。
ズレ防止のワームキーパー、専用モノガードホール、アンチラスト×ゼロフリクションのダブルコート採用の錆びにくくて刺さりのよいフックなど、ここ近年のジグヘッドに感じられない数々のコダワリが凝縮されている。
このキョクテンにセットしていたのは、シグナルのマルチシャッド。
メインはPVCモデルの5inchで、今期は早く終息したワカサギをはじめ、春からのベイトでもあるモロコにマッチしたサイズ。
縦に偏平なボディ形状でスイミング時に絶妙なロールアクションを発生するが、マルチシャッドはテールもクネらせながらグライド系のロールスイムを演出。
今までのスティックベイトや魚系フォルムのワームには到底真似できないギミックが詰め込まれている。
さらに、マルチシャッドをジグヘッドにセットする際、わざとワームが反るようにセット。
通称・しゃちほこ刺しにすることで、さらにロールアクションはUPする。
ちなみに、季節進行によって稚鮎(コアユ)が入りだすとPVCの4inch、またはエラストマーの4inchも出番となる。
今年の湖東は4月頭に稚鮎の気配がではじめたので、こちらもそろそろ出番となりそう。
ジグヘッドにセットする時、結びめ保護とラインの横倒れを抑制するためにアイガードのMをセットするのが奥田流!
中層やボトムで泳がせるジグヘッドスイミング。果たして何gがいいのか
ジグヘッドスイミングといえば、使うジグヘッドの重さは場所や使い方、タックルセッティングによってバラバラなことが多い。
奥田は水深3.5ー5mでは3.5gを中心に、3mより浅いエリアでは2.5gや1.8gにローテ(フックサイズは#3/0)。
さらに、同じレンジを泳がせる際も、スピードを出したい時は少し重たくするし、何かにコンタクトさせる時の当たり加減を弱くしたい場合は軽くする。
つまり、泳がせるスピードの基準でもとになる重さを決めておけば、そこから早くするのか遅くするのか、レンジを下げるのか上げるのか、当たった時の衝撃を強くするのか弱くするのかで、ジグヘッドの重さも変えやすくなる。
今回のデカバス捕獲テク・ジグヘッドのシューティングは、水深3.5m前後の地形変化が絡むエリアで、ゴリにマッチするマルチシャッド4inchエラストマーにキョクテンの3.5g(#3/0)をセットしたものを使用。
この組合せで徹底したボトコンによる強制リアクションがショートバイト連発の中でも強いバイトに導いてくれた。
奥田いわく、シューティングは中層であれば確実に同じレンジを泳がせることができ、ボトムコンタクト(ボトコン)であれば確実にボトムを叩き続けられるタックルセッティングや慣れも必要。
さらに、刻むようなレンジコントロール&確実なボトムコンタクトロールはジグヘッドのウエイトローテが必要不可欠になる。