風がなくて船が流れない時はコレで大丈夫!
風で船を流しながら広範囲を釣っていくのがティップランエギング。
ボートが風や潮で流れていくことで、エギを落とし込んだエリアは常に新しい場所を探るため、イカが濃い場所に入ると連発するのがティップランの面白いところだが、今回はまさかの無風!
ロケ前の数日間もいっさい風が吹かなかったそうで、釣りはしやすいけれど船が流されない状況続き。
こうなると、エギを落としても真下しか探れない。
こういう時こそエギを「チョイ投げ」して次々探っていくスタイルがベスト!
さらに、チョイ投げしたら着底、5-6回シャクって止める。また底まで落とすの1セットを3-4回繰り返して再び回収。
このアプローチを繰り返すことで、自ら新しい場所をサーチしていくことができる。
これは、風がない時や潮が流れない時の打開策として非常に効果的!
また、水深10ー20mエリアを中心に流していくハイテンポのシャローティップランでも効率的でオススメ。
高活性なイカは反応がよいので、最初の1投め、1セットめは特に大事!!
チョイ投げしても基本動作は同じ! 必ず底取りして止めること!
船が流れない、潮が動かない。そんな時でも基本動作は同じ。
エギは必ず底まで落とすこと。この理由は、エギを入れた1セットで釣るイカを底まで引き連れていきたいから。
アオリイカは底にもいるし、表層にも中層にもいる可能性が高い。
これらのイカを底まで寄せることで単発だったイカをまとめることができる=エギを奪い合いさせることもできる。
1パイよりも2ハイ、2ハイよりも3バイと数がいるほどテンションもあがりやすくなるのは、オカッパリでも同じ。
エギを抱かせるには手っ取り早いし、稀にフォール中でもアタることがある。
フォール中は魚がアタることも多いが、積極的に掛けていけば+αの釣果も見込める。
そして、周りがアタるとイカの付き場に入った合図。
こういった時に当たりが連鎖するのがティップランエギングの醍醐味!
船が流れずに探る範囲も狭くなると、底まで落としてシャクって止めた時が、もっともアタリやすくなる。
これが通称・底ドン! 今回もかなり多かったのが、着底すぐの誘いからの止め。
エギが着底したら4-6回シャクって、必ずピタっと止めることが大事。
アタるのはこの時。
ロッドをしっかり止めてティップの動きを見る。目で見ているティップに違和感があれば&手元に違和感が伝達されたら即フッキングで間違いナシ!
ティップランエギングは、ロッド性能の差が大きくでる釣りでもあり、シブい時ほどわずかな違和感を感じ取れるかどうか。
あとは、シャクって止めたエギをフラフラさせずに止められるかどうか。
動作はもちろん、止めやすいエギは絶対条件!
目でも手元でも高感度なティップラン専用ロッドと、しっかり止められる専用エギは、確実に釣果をUPしてくれる!!