夜半の込み潮で水面に無数のライズ音! これはドリフトの出番
夕マヅメから夜にかけてのレンジ別アプローチを楽しんだあと、夜半すぎの込み潮で水中環境も変化。
沖の表層では無数のライズが発生!
ライズの中心は常夜灯の明暗よりも暗い側に集中し、潮は立ち位置から沖に向けて流れている状況。
ここでトミーが繰りだしたのは、風と潮を利用したドリフト展開。
風は陸から沖に吹き、潮も風と同調して沖に流れている。
ただ、アジのライズは常夜灯の明るい側ではなく暗い方。
ここに流れ着くエサ(プランクトン)に反応して活性がブチあがってライズしている状況。
ただ、アジは流れに対して頭を向けている。
この場合、明るい側にキャストして潮はもちろん、風でラインを拾わせてジグ単を違和感なく明暗の暗い側に送り込むドリフトが大正解!
単純に潮の流れでリグを送り込むのもアリだが、風がともなうと軽いリグはコントロールしにくくなり、狙い通りのスポットを的確に攻めるうえで効率がダウンすることも・・・。
ラインを風で流す際も、ジグヘッドが軽すぎるとリグのスイミングスピードも速くなるため、そこそこ重たいリグが制御しやすく感じることもある。
ロッドティップで直接引っぱると、リグを動かしすぎたり、速度が速すぎる場合もでてくる。
そんな時は風を味方につけながら、リグよりもラインを優先的に制御することで、思い通りのスポットにリグを送り込みやすくなる。
ましてや、表層の小さなエサを偏食する時は、ルアーサイズはもちろん、レンジやスピードが狂うだけでバイトは激減。
こういった時こそ送り込んで届かせるイメージが大事!
うまくドリフトをコントロールできれば、アジにルアーを追わせて食わせのアクションで仕掛けるだけ。
これだけでライズがバイトに変わっていく。
現場では潮と風の向きが逆だったり、どちらかがない、どちらもない方が多く感じるが、郷に入れば郷に従う! ただそれだけで、いとも簡単にバイトラッシュを味わえる。それがトミーのドリフト展開!