アジンガーが恐れる満月大潮に立ち向かう! トミーと谷野さんが七転八起!
オープニング開始して、のっけから今回が何回目か覚えていなかった「Vish トミー敦のあじすた!」。
今回はvol.15は夏真っ盛りのタイミング。
サイズよりも数釣りを楽しむべく、トミーもお気に入りの広島エリアにやってきた。
今回はご存じ、トミーの名バディ、ティクトアンバサダー・谷野さんも同行!
実は今回、ロケ日が満月ど真ん中。
さらに潮回りは大潮で、アジンガーならできれば避けて通りたい満月大潮にカチ当たってしまった。
大潮は、エリアによってド干潮になると水がなくなる(陸になる)恐れもある。それほど潮位の差は大きい。
ただ、過去に満月下でのロケで連発劇を繰り広げてくれたこともあり、豊富な経験から対策もバッチリ! なはず。
アジの動きを左右する月明かりと潮流にどう立ち向かえるかが一番のハードル。
トミーにとって鬼に金棒! 名バディの谷野さんが同行となれば、なおさら問題ないのでは?
ということで、釣れれば1時間で終わるという話だが、過去にも同じ話を聞いたことがあるのは気のせい?(その時は地獄のようにシブかった)。
そんなこんなで、この日は19時頃からスタートしたが、満潮に向かうタイミング。
月夜で潮が速いことも想定し、まずは外海に面した堤防で、外から入ってくるアジが立ち止まるようなシチュエーションをチェック。
月が小さい時や隠れている時であれば夕マヅメから常夜灯が効いてくるまではアジも想定内の動きをしてくれるが、この日は晴天の満月大潮。
表層に浮くこともあれば、底べたべたに付くことも考えられる。
ホントに月夜と潮の速さは状況を大きく変える不安要素。
谷野さんと並びながらそれぞれ異なるレンジや違うリグでサーチを続けるが、何となく嫌な予感。
今回のメインルアーは製品版となったU.S.Bワームのイカシテル!シリーズ。
4色6タイプを持ち込んで、アジの反応を引きだしにかかる。
まずアジの反応があったのはトミー。
アジスタ!TG Sの1.5gで40カウントのゾーン。本来ならばココから再現性のある展開が繰り広げられる! はずだった。
アタリも続かず、谷野さんはアジのいるエリアを探すため単身でランガンを決行!
想像以上の無反応、まさに緊急事態です。
エリアを変え、向かい風でナチュラル当て潮モードの港内を手早く探るトミーに一撃!
ファーストフィッシュは、トミーのパイロットベイトともいうべきギョピン1.7inchのイカシテル!モデルでキャッチ。
パッチンスケールで測ると、おおよそで20cm弱。
水中の季節は思っているより進んでいるのか? それともこのサイズがリンクしてきたところなのか?
ここでは谷野さんもヒット、トミーもヒット。
アジの溜まる要素と、反応するレンジ、ワームのカラーや波動が見事にリンクした。
安堵の表情から束の間、急にアジが行方不明!
これが満月大潮の恐ろしさ。しばらく月明かりに照らされた暗黒時代が訪れる。
ここからはお互いに細かいレンジコントロールとワームローテで、わずかなヒントを絞りだす。
ただ、2人とも歴戦のツワモノ。情報交換しながらアジの居場所を探しだす。
トミーが繰りだしたのは、カラーと波動のローテーション。
この展開で良型アジをキャッチ。
レンジはもちろん、アジが反応しやすいカラーや波動、ワームのサイズも探っていかないとバイトに持ち込むのもムズかしい状況となった。
満月の日は時間経過とともに月が高くなり、月明かりも一気に広がる。
こうなるとアジも分散するのか、非常に釣りにくい状況に突入。辛抱の時間が過ぎる。
この時間帯でアジのバイトを絞りだすのがトミー敦と谷野さん。
トミーはフィジットヌードのブラックペッパーで。
谷野さんは強めの波動を発生するテストモデルのブリリアント1.8inchで。
ボトム付近のリフト&フォールで的確に拾っていく谷野さん。
同じパターンでアタリが続かないほどシビアな時間帯だったが、底付近でスローな平行引きに変えてもキャッチに成功!
ラストは湾の奥でエサなども溜まりやすい立地のディープエリアで勝負を賭ける。
月は真上で全面を照らす中、ワームローテの答え合わせで正解を引きずりだしたのはトミー!
■Vish トミー敦のあじすた!vol.15本編