新しいショアジギングのリーダーは誰? ショアジギ道場R、久々に競い合う
ショアジギ道場R vol.22、現場となったのは久々の沼島一文字。
ご存じ、道場長のヒロセマン、ヒロセマンの好敵手であり最強のサポーター・カワテツ、そして過去には聖地対決で勝利して三冠王となった実績を持つジグパラマンの3人。
久々にジグパラ三銃士が集まった。
この3人が集まると、普通のショアジギングではなくなる可能性が極めて高い。
そんなショアジギ道場R、まずショアジギングで一番難しいのは何かと問われたジグパラマン。
開口一番、苦い経験からランディングと回答。
ショアジギングでランディングは確かに一番難しい。
本番の大事さ・大切さを身をもって知ったジグパラマン、あのミスから成長したのか?
道場長として、ジグパラマンの成長も知っておかなくてはならない。
そんなとこから、今回は魚を釣る以上に魚をすくうことが大事な「ランディング王決定戦【L-1グランプリ】」を開催!
簡単なルールとして、自分で掛けた魚は必ず誰かにランディングネットですくってもらうこと!
ランディングに成功したら、すくった人に1ポイントが加算されていく。
掛けた魚は自分で引きあげることはできない。必ず誰かにすくってもらうこと。
この勝負に勝つためには、誰かが釣っていたら即座にすくいに行かなくてはならない。
そんなこんなで、急きょ開催のランディング王決定戦【L-1グランプリ】。
一番すくうヤツは誰だ?
取材協力:川口渡船(かわぐちとせん)
出船場所:兵庫県南あわじ市灘土生1-10(灘ターミナルセンター駐車場前)
問合せ:080-6156-9220(問合せは18時まで)
開始早々ビッグアコウ! でも、一番エラいのは釣った人ではなく、すくった人!!
約10年ぶりぐらいにやってきた沼島の一文字。
この一大決戦で用意した秘策は、そろそろ発売されるジグパラ・ショートの新たなカラー4タイプと、24ソルパラのショアジギング専用ロッド。
用意は万全だが、釣果は不安しかない。
事前の情報はなく、中秋の名月とよばれる満月大潮。大当たりか大外れかの状況でぶっつけ本番!
張り詰めた緊張感を破ったのは、ジグパラマン? カワテツ?
そう、今回は釣った人ではなくすくった人がエラいんです。釣ったのはジグパラマン、すくったのはカワテツ。
誰かが魚を掛けたら必死でランディングする。
ランディングの最中に外れたり、失敗すれば責任は釣った人。
そんな今回の勝敗を大きく分けたのは、ランディングツール!
シャフトの長さは6mか5mか、そして、すくいやすいフレーム&ネットの組合せを瞬時に選べるか。
何度でもいう!
ショアジギングで一番難しいのは? そう、ランディングなんです!
朝イチから大波乱の幕開けとなったランディング王決定戦。
まだまだ酷暑が続く状況で、静まり返る時間も長い。まさに油断大敵。
全員が使っていたジグパラの2024年ニューカラーは、エッジ系2色とキャンディパターンの2色。
これらのカラーをマメにローテし、思い思いのジャークで攻める。
そんな緊張の壁を破ったのは、またしてもジグパラマン!
ヒロセマンとカワテツはジグパラマンのファイトには見向きもせず、決死のランディングに向かう。
いつ、どこで食ってくるか、チャンスがやってくるか分からない堤防でのショアジギング。
まさに体力勝負!
普通にすくいやすいクロスライドランディングシャフトの500、足場の高い所ではクロスライドランディングシャフトの600。
そして、魚をランディングしやすいヘキサネットの組合せで、すくう側も万全の大勢でランディングを取り合う。
ヒロセマンがすくったのはエソだが、この時はクロスライドランディングシャフト500&ヘキサネットL&プレミアムネットが大活躍!
そして、すくい役に徹していたヒロセマンもすくわれる側に早変わり!
ナブラもボイルもない中で、投げ続けるのも1つのテク。ジグパラ40gのチャートキャンディで掛けたのは青物。
暴れるハマチをすくい合うカワテツとジグパラマン。
ランディングしたのは、自前のプレミアムネット仕様を持ちだしたカワテツ(釣ったのはヒロセマン)。
一番釣っているのに境地に立たされたジグパラマン。
ここから本領発揮! 実は本番に強いのがジグパラマンの真骨頂。
しかし、一番エラいのは「釣った人」ではなく「すくった人」。
ここでもカワテツがリードを広げる。
クロスライドランディングシャフトにヘキサネットL&プレミアムネットで独走態勢に入った!
このままでは終われないジグパラマンは、潮目を追いかけバイトを引きだす!
24ソルパラ・ショアジギングゲームの1002Mから、クロスライド1Gの962M/LSJに持ち変え、独自のテクニカルな誘いで青物を食わせることに成功。
ここでランディングに入ったのは道場長のヒロセマン。
浅い掛かりでもしっかり確実にすくえるのが、クロスライドランディングシャフト&ヘキサネットL。
カワテツとの差を縮めにかかる。
ただ、ショアジギングで一番難しいのは釣ることではなく、ランディング。
あってはならないランディングミスだが、ミスした時は全員で反省。しかし、魚を逃すと実釣役にキツい言葉が突き刺さりマクる。
アタらない時間も長いが、その中でも狙い続けるヒロセマン。
予想は的中! 24ソルパラのSPSJ-1002M/LSJがブチ曲がるっ!
ただルール上、掛けた人は自分で魚を引きあげてはいけない。
果てしなく離れていてもランディングしてもらえるまで待たなければいけない。ここもウデの見せドコロ!
一番端でシオを掛けたヒロセマン。同じ場所から反対側まで走り、ランディングネットを持って猛ダッシュの2人。
もはや長距離走! ショアジギングの枠を超えたアスリート同士の戦いに発展!!
どっちでもいいから早く取り込んでくれとヒロセマンは嘆く。
ベテランの意地と根性、若手の根性とガッツキがぶつかり合う中、プライドを持ってすくいあげたのはカワテツ!
今日のテツさんはもう誰も止められない。
大潮ながら潮の動きも少なく、反応も薄いキビしい状況で安定したバイトを引きだしたのは、チャートキャンディカラーの40g。
一気に差を広げたカワテツだが、終盤に差し掛かって、ついに本気をだしたヒロセマン。
魚は意外と浅い所?
深い側からシャローに追い詰めて時折ボイルやナブラが起こる。
ロケ時のベイトはサヨリらしく、追っているハマチやシオも非常にセレクティブ。
間違いなさそうなボイル撃ちではまったく食ってこない。
そんな状況で、ボイルには目もくれず、沖の潮目撃ちで覚醒したのはジグパラマン。
スタートダッシュに成功したダークナイトカラーのジグパラで再び青物をバイトに持ち込んだ!
聖地の対決では、カンパチに逃げられて苦い思い出(トラウマ)となったが、その苦い思い出を吹っ切れるチャンスが到来。
僅差で追いかけ合うヒロセマンとカワテツ、そしてバラすと何をいわれるか分からないジグパラマン。
カオスな空気感の中、リベンジ成功のシオをランディング成功!
魚を釣るのは、ジグパラの新色を使えば簡単! ただ一番難しいのはランディング。
1日のうちに何度もチャンスが訪れない昨今のフィールドだからこそ、確実にキャッチできるランディングツールを手にしてフィールドに向かいたいところ。
接戦に次ぐ接戦で、逃げ切ったのは独走態勢のカワテツか? それとも日傘片手に本気を出したヒロセマンか?
はたまた、5種類の魚を釣っても0ポイントというジグパラマンが最後に意地の逆転満塁ホームランか?
超白熱のL-1グランプリ、次はアナタがすくう番です!
■ヒロセマンのショアジギ道場R vol.22