反応すれば確実にビッグ! コイツには少し工夫を追加
オニちゃんがトップウォーターでメインに使用していたのが、レイドジャパンのカップ系ビッグノイジープラグ「ブルタンク」。
夏の暑さをさらに激アツにしてくれる水面系プラグの1つで、ぶっちゃけ数は釣れないそうだが、釣れれば高確率で45㎝UPという、夏場にかなり信頼を置くアイテム。
そんなブルタンク、注目はコチラ! プラグ自体はノーマルでフックを交換しているわけだが、とりわけ見てほしいのがフロントフック!!
フロントはウワサのフック「リューギ・ピアスツインブルータル」の#1/0をセット。
ダブル・トレブルフックでは全てのフックが固定されていた為、2本以上のフックが掛った際に発生するネジレなどの力が加わると、伸びや折れが発生する事があった。ツインフックシステムはシングルフック2本を熱収縮チューブで束にする構造上、フックそれぞれが負荷に応じてフレキシブルに可動する為、それが発生しにくく高強度であると言える。
この特徴から、ヘビータックルやPEタックルなど、高負荷が掛かる状況下での使用に適している。
ピアスツインブルータルは、前述のシステムにRYUGI フック力学論を注入し、製作。軸線径は太径化する事で、1本掛かりなどでの変形リスクを太さによる単純強度でねじ伏せると共に、変形によるパワーロスの少ないフッキングも実現。太径化による貫通力低下は、極小アウトバーブとTCコートを施す事でカバーした。出典:リューギ
ピアスツインブルータルは構造上、簡単にいえばシングルフック2本を熱収縮チューブで1つに束ねたもの。なので、フックは稼働するのが特長。1本1本を強度のある太さにできるのも大きなメリット。そして、内向きのマイクロサイズアウトバーブ採用のため、貫通性能が非常に高く、フックが稼働するためバレにくい。
フックをセットする際、本来ならボディに沿わせるかたちで取り付けるのが定説だが、オニちゃんのオススメはフックが下を向くセット法。このセッティングはスナッグレス性から潜るタイプには向かないが、ショートシャンクのピアスツインブルータルで水面系やビッグベイトに関してはコレがベストとのこと。
お気に入りのギルロイドはリアもピアスツインブルータルに変更。
そんなピアスツインブルータル、もともとはスプリットリングが付いていない状態。使用する際はスプリットリングをセットするが、これはなかなかコツを知っていないと手間取ることもある。
ここでは簡単なスプリットリングセット法をオニちゃんに実践解説してもらった
まず、スプリットリングを通す場所。これが重要! アイの部分でワイヤー接合部だけ軸線径が少し細くなっている。ここからリングを通すだけ。
そして、スプリットリングはプライヤーで取り付けるが、ここでも1つコツがある。リングを先端で挟んでから前方に起こす(垂直から斜めに)。これでリングの隙間を大きくとることができる。あまり大きく開きすぎるとリングが機能しにくくなるので、少し起こしてやるぐらいが適度な間隔。
ツインフックの場合、リングを通すアイは1本ではなく2本ある! リングを大きめに開いた状態で、軸線径の細い接合部に押し込むようにセットすれば簡単にセットできる。
この作業を手際よく行えるプライヤーはスプリットリングオープナー付きがベストで、オニちゃんはR-プライヤーを愛用!
出典:リューギ
オニちゃんのピアスツインブルータル解説はコチラ!
リューギではピアスツインブルータルのセット法ムービーもUPしているので要チェック!
出典:YouTube RYUGIJAPAN オフィシャルアカウント
ちなみに、ブルタンクのフロントフックはピアスツインブルータルの#1/0。リアフックはフェザードピアストレブル(白)#1をセレクト。フック(針先)の存在を隠してくれたり、ルアーの移動距離を抑制するなど、釣果をアシストする要素も持ち合せたフックだ。
出典:リューギ