オニちゃん得意のフィネスカバー撃ちを公開!
オニちゃんねるvol.7で主軸となったアプローチの1つが「カバー攻略」。夏といえばシェード、シェードといえばカバー。陽が高くなれば、魚は当然、「涼」を求めて動くのが一般的なセオリー。
今年は冷夏といわれているが、7月末でビビる暑さ…尋常ではないぐらい今年も暑さを覚悟しなくてはならないほど。ただ、場所によっては意外と水中(水温)が涼しいまま。つまり魚も想像以上にスローな場合がある。その状況に合っているのが「カバー撃ち」といえる。
そんなカバー撃ちでメインとなったのが、ご存知「ビフテキ」。ビフテキとはビーフリーテキサスリグの略で、特殊形状シンカー・ブラックビーンズTGを用いたリグ。オニちゃんは今回、撃ちモノとして投入。
使用するアイテムはコレ。
出典:リューギ
シンカーストッパー(ウキ止めゴム)はコンボストッパーのLサイズを使用。
出典:リューギ
そんなビフテキの具(使用ワーム)はバトルホッグの4.4inch or 3.8inchで、ほかには過去のオニちゃんねるでも活躍しているビッフルバグ4.25inchを使用。
ともにワームフックはリューギ・インフィニの#3/0を愛用。
出典:リューギ
カバー撃ちでも落とし込むだけがビフテキじゃない!
一般的にカバー撃ちといえば重たいシンカーで着水の勢いのままカバー奥底にブチ込む、中に落とし込むのが定説。イメージは同じだが、ビフテキの利点を最大限に活かした使い方が存在する。それは、ビフテキの「引っかかりやすさ」を利用すること。
ブラックビーンズTGは、独特な特殊形状により、カバーに落とし込む時はワームを引っぱり込むように落ちるので、フォールスピードも速く、カバー貫通性能が非常に高い。そして、カバーに対してスタックしやすい(引っかかりやすい)のも特性の1つ。
ようは、素早く効率的に落とし込めるが、回収時は引っかかりやすい=引っかかりが手元に伝わる=誘える場所が多くなる。つまりは、戻ってくる時にスリ抜けすぎず、さらに繊細な誘いをアシストしてくれる。これは普通にキャスティングでも活躍するが、ここではカバー撃ちに特化したお話を!
ビフテキで効率をUPする狙いドコロと使い方はコレ!
オニちゃんは、ポケットの手前など、ヒシモが比較的薄いゾーンを狙い撃ちするが、使用するブラックビーンズTGのウエイトは重くて10gまで。基本は3.5-7gと軽めのウエイトでヒシモの上に乗せることからスタート。ヒシモ上で揺すって存在感を周囲にアピールし、ほぐすようにして落とし込んでいく。
落とし込んだらOKだが、着底で食えば話は早い。でもそれだけでは食わないのがハイプレフィールドのビッグサイズ。状況によりバスは想像以上に浮いている。バスの目線が上であれば底に落としても反応するのに時間が掛かるし、時として反応しない。そこでビフテキの特性が活きてくる。
引っかかりやすいビフテキは、持ちあげてくるとヒシモなどのカバーに軽くスタックさせやすい。そのため、落とし込んで持ちあげる時は一気にスリ抜けず、軽く引っかかって細かくスタックしながら回収までに誘うことが可能。底と表層だけではなく、中層もしっかり細かく誘えるのがビフテキの利点といえる。
究極は水面直下のヒシモの裏で小突くようにシェイク。これがハイプレ場のビッグサイズにバイトさせるテク!
落とし込む前に水面で存在感をアピールしているため、すぐに食わない魚に対してジラし効果も発揮でき、カバーの中で浮いているけどボトムや水面まで反応しない魚を一網打尽にできる。それが「ビフテキ」の強みだ。
釣り方自体は大胆かつダイナミックだが、動作的にはフィネス。食わせるための繊細なカバー撃ちこそビフテキの持ち味といえる! 食えば引きずりだすためのフルフッキングは同じ。これもカバーゲームの醍醐味!!
タックルは強靭なセッティングで挑まないと、獲れる魚も獲れなくなる。これはカバーゲームの基本!