一撃必殺のデカバス直結系テク「浮き浮きたまらんばい」とは?
完全な食わせ系でもあるウープス3inchのワカサギパターンとは対極のアプローチが「浮き浮きたまらんばい」。
狙いドコロはワカサギパターンと同じく「ハシゴ=縦系ウイード」だが、狙ったエリアは立地条件が少し異なる。
たまらんばい的な狙いドコロは南湖の真ん中にあたる下物エリアのハシゴ。流れが適度に当たるゾーンのハシゴこそ、エサとなるギルや小魚が身を隠しやすく、デカバスリンク率も高い。
ただ、西岸エリアと違うのは、点在するハシゴ(縦ウイード)を次々撃ってランガンしていくところ。
このスピーディーな展開で効率よく探れる(食いあげさせる)のが、フローティングジャークベイトのトゥイッチ&ポーズ。「通称・浮き浮きたまらんばい」と呼んでいるテク。
着水させてラインスラックを2回叩いてルアーを水面まで浮かせる。この動作だけでハシゴの根元に沈み込んだデカバスを食いあげさせてくれる。
たまらんばいは、ウイードパッチごとに2トゥイッチ&浮上で1セットを2-3回して、次々と撃っていく。
浮き浮きたまらんばいにはコレ! コダワリのFタイプは食いあげを誘うギミックだらけ
この攻めでメインに使用するのが、ハイドアップ・HUミノー111F。ご存知、強風が吹いた時の救世主「たまらんばいミノー」のフローティングバージョンだが、Fタイプはボディのウエイトが入っていないノーウエイトモデル。
たまらんばい永野プロデュースによる強波動系ジャークベイト、HU-MINNOWのハイフローティングモデル。
最大の特徴だった”水押し”はフローティングモデルにも健在。”水を押して潜り、水を押して飛び、水を押して浮く”。さらにワイドな背面とボディバランスにより、ボディを揺らしながら浮上するシミーライザーを実現しています。
リッピングではワイドな背面が水面下に沈む際にハイサウンドでダイブ。さらにキックバック浮上することで移動距離を抑えます。
特に近距離戦を得意とし、ショートディスタンスでアシや杭などの縦ストラクチャー、リーズやマンメイドへのタイトなアプローチで威力を発揮するミノーです。 特徴である水押しがブレーキとなり移動距離短くステップ。しつこくバスにアピールできます。
その高い浮力とウォブルからクランキングにも対応。令和生まれのハイパワー系フローティングミノーです。出典:ハイドアップ
たまらんばいミノーといえば、昨年にリリースされたプロガイド・永野総一朗プロデュースのアイテム「HUミノー111SP」。通常のジャークベイトとしてもダントツなアピールでバイトを引きだし、時として強風で何もできない時のドラッギングジャークでバイトを引っぱりだしてくれる救世主的存在。
浮き浮きたまらんばいでは、HUミノー111のF(フローティングタイプ)を使用する。
ココだけの話、たまらんばいがフローティングバージョンをテストしている際、ウエイトを軽くしたり、ウエイト位置を変えたりと、いろいろ試行錯誤している時、ノンウエイトのカラーサンプルを投げたところ、理想的な浮力と浮き姿勢と巡り会えたそうな。
こだわりは、潜った時と浮く時の水押しの強さと、水面に浮いた時の傾き。水押しの強さは特長的なボディシェイプや形状によるものでSPモデルと同じだが、キックバックしながら浮上して水面で傾いて浮くのは、潜り込む時の水噛み&空気のまといもUPしてくれる狙い通りのギミック。
水面でどちらかに傾いて浮く設計は、まさに技あり! アクションだけじゃなく、スプラッシュサウンドやボディフラッシングでも誘いだせるジャークベイトとして完成。
とにかくバスにとっては気になる存在感を醸しだしてくれるのだ。
肉厚ボディで自重もあるためウエイトが入っていなくてもアキュラシーは抜群。
ハシゴ周辺のみ飛沫をまとい込み、潜り込んで浮きながら水面下のデカバスにアピールし続けてくれるのが、浮き浮きたまらんばいの真骨頂!
ちなみに、たまらんばいはフックをノガレス・ゼロフリクショントレブルフックの#6に交換。
ノガレス初のトリプルフック。ボディに沿いやすいフック形状がバランスを高次元に保ち、ウルトラシャープに研ぎ澄まされたフックポイントが、触れるようなバイトも確実にフッキングに持ち込みます。しかも、ゼロフリクションコートで武装したラウンドゲイプが、深くアゴを捕らえ、激しいファイトでもバレにくく確実なキャッチを約束します。
カラー:ステルスグレー出典:モーリス