捕食場所となるのは「ハシゴ」と「ジャンプ台」
たまらんばいが水面系でハメるためのエリア選択として外せないキーワードが2つあるとのこと。その2つとは「ハシゴ」と「ジャンプ台」。
プロガイド・たまらんばい永野ならではの分かりやすい例えだが、「ハシゴ」とは魚(バス)がエサとなるワカサギを食う時に下のレンジから上のレンジに上下動する時、浮きあがる動作をアシストしてくれる「縦ウイード(俗にいうエビモ等)」のこと。
また「ジャンプ台」とはエサを食う際に深場から浅場に追い詰める壁的なシチュエーション。主にブレイクやウイードエッジ(アウトサイドからインサイドに向けて)のこと。つまりは、バスが水面まであがってきやすい「何かがある場所」を重点的に攻めるのが、効率よく釣果を叩きだすベースとなる。
これらの条件が揃っていてエサとなるワカサギが多くリンクするエリアが「山ノ下沖」から「堅田」といった南湖北部。基本的に南湖北部に的を絞って時間帯で入り直す展開がメイン。
ボートポジションは沖側(ジャンプ台のふもと付近)で、エッジとなるジャンプ台の頂点を捕食場所と考えたアプローチで、理想はジャンプ台頂点の一歩手前! 水面を不用意に泳いでいるワカサギを演出しながら狡猾なデカバスを食いあげさせるイメージが大事。
ベイトなワカサギだけじゃない! 一撃性が高いのは「ブルーギル」
また、ワカサギ以外のベイトとして外せないブルーギルだが、今年の南湖では絶滅危惧種レベルに数が少ない。それに、足が速い流線型ベイトであるアユやハス、ウグイも時折リンクしやすい状況でもある。
それらのベイトが共にリンクするのがボディウォーターの湖流は当たるが、アタリすぎない「下物」に点在する縦ウイード=「ハシゴ」。
流れをモロに受けることを嫌うギルなどのベイトが身を寄せやすいハシゴは、確実にデカバスもリンクする。ジャンプ台のように広範囲ではなくピンスポットになるため、遠投して引いてくるのではなく、ピンスポット周辺のみを効率よく撃ち、食いあげさせる攻撃的なアプローチが必要といえる。
攻め方としては、ピンスポットに撃ち込んで移動距離が少ないフローティングジャークベイトをセレクト。反応がなければすぐに次のハシゴを撃つスタイルで飛びだしてきたのはコイツ!!
問答無用のゴーナナ出現!! たまらんばいのデカバス捕獲率は異常なまでに高い!!!!