ミッドからアフターにかけての春編では、バスだけでなく捕食対象のベイトも一気に動きだすタイミング。キーとなるのはベイトだが、そのベイトの動きを左右するファクターにも注意が必要!
梅雨までの間、風や雨はアングラーの活性をあげてくれるが、時として水温低下を招いて魚の活性をダウンさせてしまうこともある。そのために意識したいのが「太陽光」、つまり陽射しだ! 太陽光が当たることで水温上昇はもちろん、魚のエリアを絞り込むためのシェードを形成する大きなプラスファクターとなる。まず晴れてくれれば魚の動きを読みやすくなり、次の展開に移行しやすくなるといえる。
特に、産卵から次のステージに動きはじめたバスは、回復するまでの間、想像以上に動きがニブい。つまり、体を温めてから行動(フィーディング)に移るため、ある程度の日照は必要不可欠。これはバスだけでなく、エサとなるベイトにも該当する。魚系だけでなく、甲殻類や両生類、爬虫類などが多い五三川は、冷え込みがなくなる今からパターンやメソッドが一気に拡大していくタイミングのため、まずはシェードができる側を意識した展開が奏功! 東から西に動く太陽をイメージし、シェードを求めて動きだすベイトを追った展開が最強となる!!
周囲が田んぼに囲まれた五三川で外せないのが「カエル」。意外とエリアは限られており、午前中がシェードになる上-中流左岸のリーズエリアが中心。その岸沿いは湿地帯も多く、湿っている所を歩くと水面に飛び込んで逃げるトノサマガエルやアマガエルが多い。コレを待っているデカバスが岸沿いに多いのは予想可能! まずカエルに注目
午後に向けてシェードが動くと、水中も暖まって甲殻類系が動きだす。そんな五三川で多いのがエビ系。エビは岸沿いブッシュはもちろん、想像以上に多いのが土バンクのブレイク。流れで削れている所はエビの隠れ家が山盛り存在し、エグれていれば水深もあるため、バスもヨユーで差してくるエリア。ちなみにこの時期、カエルとエビはリンクしやすい
太陽が真上になると魚系も動きだす。現在、水温上昇を待っているのは産卵前のブルーギル!! 陽が当たりやすいのと隠れやすいシャローで水が直接当たらない所はギルネストも多くなる。シャロー手前でデカバスがウロつくのは、ギルを意識してい証拠だ! ちなみに、水通しのよいインサイドはイナッコや淡水サヨリも溜まりやすいので要チェック!!