真冬の絶対的な狙いドコロはココ!!
たくみづけvol.5で、完全にメインのアプローチとなったのが「消波ブロック(テトラ)撃ち」。
冬の河川にとって、もっとも定番であり王道の狙いドコロ。その最大の理由が「魚の越冬場」になる要素を持ち合せていること。
たくみいわく、消波ブロックは河川の流れの当たり具合を緩和して岸沿いの浸食を食い止めるために設置されているとのことだが、大きなベンド部であればアウトサイド側に並んでいることが多い。増水や風波による浸食を防ぐため、延々と広がるエリアも存在する。
そのエリアで、たくみが絞り込んだのは、アウトサイドで少しでも水深があって、流れは当たるが、消波ブロック自体で流れを遮っている箇所も多いこと。
流れをシャットアウトしている場所だけでは魚が流れを嫌っているのか好んでいるのか判断しにくいため、狭いエリア内でも流れが当たる所・当たらない所を時短で攻め分けられること・絞り込むことこそが、実釣時間の短い真冬は大事!
河川のアウトサイド側で流れが当たる=掘れて水深もある→ブロックが流れを遮る→魚も集まる。太陽光で暖まりやすく、魚の上下動もアシストしやすい。つまり、バス以外の魚の越冬場でもあり、捕食場にもなりうるのが、冬の越冬エリア。
沖側のブロック自体が崩れて凹凸があったり、地形変化が絡んでいるなど、厳冬期であればあるほど条件のよいエリアを起点に魚は多くリンクする。
たくみ的テトラ攻略のキー!
消波ブロックが積み重なっている場所だけに、魚はブロックの影にいる。
プレッシャーが高くなればよりタイトに付くし、水深があって居心地がよければ(流れの当たり具合など)複数リンクする。
ブロックは規則的に積まれている所もあればランダムに積まれていて、水面や表面上はギッシリ積まれているが、水面下の穴の中は想像以上に空間が多い。そのため、狙うならば必ず「底」が鉄則!
中途半端で底まで落とし切れないアプローチでは結果も出にくくなるので、ランダムな穴でも確実に底まで落とし込むこと、これが基本。
落としにくい穴でも方向を変えて撃つことで底まで落とし込めるし、水深があったり流れのヨレを作るなど、状況に対してよい条件を備えたピンスポットのみを素早く的確に落とし込む「たくみ撃ち」であれば、回避性能が高いリグと独自の経験から導きだした魚を獲り込むためのタックルセッティング&ファイトスタイルがモノをいう。
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ルアーはコレ! サンカクティー強し!!
メインで使うルアーはご存知、サンカクティーサンの5gネコリグ。たくみのカバー撃ちといえばコレ。
根掛かりにくく、ビッグフィッシュとのファイトにも耐えられるオフセットフックと、ヘビーウエイトのネイルシンカーをセットするヘビーウエイトネコリグを前提に開発された新感覚のソフトベイトが「サンカクティーサン」。 オフセットフックとネイルシンカーがそれぞれ背骨の役割を果たすので、カバーなどに引っ掛けて一点シェイクすると、テール、ネイルシンカー挿入部、フック部の各パーツが別々の方向に動くという今までにないハイアピールアクションを発生させ、スレたビッグフィッシュにも口を使わせます。また、ストレートリトリーブではボディ全体を震わせてバスにアピールするので、一般的なストレートワームと同様のリグで使用した際にもハイパフォーマンスを発揮します。ベイトフィネスだけでなく、スピニングロッドでPEラインを使用したパワーフィネスにも対応。 トーナメントやメディアで活躍する伊藤巧が、釣果に困ったときの切り札として長年自作して使用してきた信頼のアイテムです。
出典:ノリーズ
そして最大のキーは、フルフッキングせずに送り込んでからの巻きアワセで魚を穴から持ちあげて浮かせること。
そのため、硬すぎる先調子ロッドではなく、レギュラー寄りの持ちあげやすいソリッドティップロッドが魚を怒らせずに浮かせるキーになる!