カナモがデスリバー・旧吉野川でアップデート!!
お待たせしました! カナモ・金森隆志の動画番組「UP DATE[アップデート]」、vol.3の舞台は徳島県のメジャーリバー・旧吉野川。
Vishの動画番組では冬(たくみづけvol.5)と早春(三原節vol.3)に訪れたフィールドだが、ピックアップする季節も違えば立ち向かうアングラーもアプローチも違う。
お世辞にも簡単に釣れるフィールドではないのも周知の事実!! こちらとしては、カナモの旧吉攻略も見たい! という一心でフィールドをセレクト!
というわけで、旧吉に訪れたのは桜も散った4月中旬。
その理由は季節柄、プリ、ミッド、ポストの三者三様の個体が入り乱れる中で、狙うは一撃! お世辞にも数は見込めない旧吉野川で、いかに魚のモードに合わせて釣り分けていくかに注目。
ロケ時初日は減水日、翌日は満水と状況が異なるうえ、初日の天候は曇天&雨で南の強風。さらに翌日の予報は晴天で北の爆風。
ここまで状況や天候が真逆になるとは想定外で、さらに満月大潮!
例年ならばプリスポーンからミッド手前のタイミングだが、今年は何かが違う。
季節展開が「ひと潮(約2週間)」早い模様。
カナモいわく、例年であれば巻きとライトリグがプリ攻略で無双となる予想だったが、今回最大の敵は、水中の「季節進行」と「満月大潮」。
一番恐れていたミッドスポーンへの意識が集中してしまった。
ポジションは捕食か本能か?
満月大潮で魚の動きもひと潮早い状況。ただ、100尾いればすべてが一斉にスポーニングするわけではない!
確率論でいえば「割合」がキー。その中で明確に釣り分けたエリアが、プリがリンクしやすいフィーディングスポットと、ミッド&ポストが本能的に意識しやすいスポーニングエリア。
まずは状況を把握するべく、プリが絡みやすい水深のある橋脚&消波ブロックエリアと、岸の変化で流れの変化が絡むリップラップエリアをセレクト。
さらに、流れはないが魚が避難しやすく、スポーニングエリアにもなりうるシャローの逆ワンド的な要素となる流入もチェック。
南の爆風と時折、大雨。水位は昼をピークに大減水。このタイミングしか触れない本流をランガン。
そして、翌日は晴天で風向きは北の爆風。さらに満水と状況が真逆。
そこでセレクトしたのは、水位変動の影響を受けにくい支流や流入絡み。
ここまで状況が異なるうえ、魚の動きが早すぎる。
旧吉歴10年以上で歴戦のツワモノ・カナモもまさかの苦戦・・・。
しかし、上流から下流までランガンしながらカナモがたどり着いた答えは、新たなセオリーとなった食わせ系展開!
いかなる状況下でも、その時の現場で収集したナマの情報をいかに精査して自身をアップデートしていくか。
要所でつまんだ情報から生まれるアップデートが大きな経験値となりアプローチをさらに成長させていく!
カナモが現場で感じた情報からアップデートした展開は別コラムで要チェック!