初夏から夏の南湖攻略に密着
「南湖LOVER」は、南湖を愛し、南湖に愛される人気プロガイド「たまらんばい永野」こと永野総一朗が、現状のマザーレイク・琵琶湖南湖で的確に釣るためのキーワードやコツを分かりやすく披露する動画番組。
ガイドはもちろん、レンタルボートからでも現状の南湖を楽しめて、狙い通りに釣るためのキモを詰め込んだ釣果直結系ムービー!
久しぶりに訪れた南湖は、水位マイナス20㎝維持の攻防もアリ、放流も250tから120tに(その後すぐに80t→15t、6月24日は150t、6月28日は15t、7月5日は300t)。
水温も日中で24度台をマークするほど、初夏から夏の様相に変化したタイミング。
水位調整が例年と異なることで、今年の琵琶湖にはエサとなる魚が多い! 特に今はアユやハス、ギルも例年以上に確認できるほど生命感に溢れている。水温自体は低めの推移だったが、夏日続きの影響と放流量が下がることで、水温は一気に上昇傾向。
さらに、水位低下で、ついにあのウイードが繁茂してきた! そのウイードとは「エビモ」。
琵琶湖のウイードには、横に広がるカナダモ系と、縦に伸びるエビモやフサモなどがある。
毎年エリアや広がり方の傾向こそ異なるが、これからの初夏から夏は縦に伸びる縦系ウイードが狙いドコロになる。
今回は現状を踏まえながら、夏に外せない「エビモ」に焦点を当てて実釣してもらった。
永野くん的に、南湖では主に東岸の下物(おろしも)エリアが直近で気配がでてきたそうだが、ロケ時の6月中旬は水面まで伸びているまではいかない状態。
さらに、魚のいるエリアは絞れているが、とにかく再現性が薄く、1カ所でまとめ釣りが難しいので、その日その時のアツい場所に気づけるかどうかが、その日の釣果を左右するとのこと。
特に、エビモと聞けばトップ系のイメージだが、今年のバスは上層まで浮いてきにくく、非常に食いあげにくい。これが難易度をUPしている要因。
ロケ時は水面攻めが本格化する少し前。季節進行が進めば間違いなく水面系もよくなるとのこと。
そのため、その場所にいても浮いてきにくい引きこもり系で出不精なバスには、こちらからリグを送り届けるインドア展開が効果的!
そこで用意していたメイン展開が、フリーリグとリーダーレスダウンショットの使い分け。
キーは「流れ」と「エサ」の存在
エリアの絞り込みで大事なのは、「深い側から流れが当たるエビモ」であり、必ずエサとなる魚(アユやハスなど)の気配がある場所。これは絶対!
細かくいえば、北側(ボディウォーター側)が深くて南側がハンプトップでエビモが生えているシチュエーション。
流れがエビモに当たっている場所がエリアの絞り込みで重要! 北側が浅くて南側が深いと、流れが手前で遮られるためあまり狙う価値はないとのこと。
つまり、エビモがあればドコでも釣れるほど甘くないのが現状。
ただ、釣りをしていて小魚が跳ねた、ボイルが起こった場所は時間を変えて必ず入り直すことが、手堅くキャッチ率をあげるコツ。
過去の思い出エリア巡りも大事だが、同じエリア内の新規開拓こそ、思わぬビッグゲインを引き起こしてくれる。
ロケ時はたまらんばい的リミットを5尾に設定。
正直、簡単な状況ではないが、釣れればほぼよいサイズということで、いざ勝負!!
メインエリアを南湖東岸のエビモに絞り込み、時々ベイトがリンクしやすい西岸もチェックしながら時間を空けて入り直す。
キーは流れの当たる縦系ウイード・エビモ。水面まで上がってこない出不精なバスには、こちらからルアーを送り届けるインドア展開。
その戦略がズバシ! と決まる。
リグローテによるアピールで、午前中とは違う反応も引きだすことに成功!