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奥田学 BigTheory[ビッグセオリー] シーズン4 「スピードで征するワンビッグ攻略」 奥田学BigTheory[ビッグセオリー]vol.9

奥田学BigTheory[ビッグセオリー]vol.9「水柱を立てる黒龍の表層ハイスピードゲーム」

魚が浮きやすければ一番強烈なパターンがコレ!

お世辞にも釣れやすいとはいえない夏シーズンの高水温期。

カレント、ウイード、ベイトフィッシュなどの絶対的なファクターがリンクする場所で、もっともダイナミックな展開が、黒龍[Kokuryu]やアーマジョイント190SFフラッシュブーストなどの表層ハイスピードアプローチ。

アユやウグイ、オイカワやカワムツなど10ー20㎝ぐらいのベイトであれば190㎜のアーマジョイントで、ハスなどの大型ベイトであれば黒龍の220や260、300あたりがマッチするサイズ。

ここでは、完成間近となった黒龍をピックアップ。

黒龍は前身の元祖デッドスロービッグベイト「ブラックデュラゴン」から進化したシグナルのジョイントベイトだが、サイズは写真㊦上段から300、260、220、180で最終テスト中(サイズ表記はボディ長のみでテールは含まない)。

今までにない軟らかい生き物感をだすファルコンテール、幾度も作り直したジョイントボディ、とある作用を引き起こすテールフィンなど、奥田が求めたコダワリを凝縮したビッグ&ジャイアントベイトが黒龍[Kokuryu]シリーズ。

今回はジャイアントベイトサイズの220メインで、途中で遭遇したハスと同サイズである260も投入。

黒龍のサイズはテール部を含まないので、このハスは30㎝級! これを狙うヤツは間違いなくデカい!!

ともにフックはゼロフリクション トリプルフックの#1に変更。

ノガレス初のトリプルフック。ボディに沿いやすいフック形状がバランスを高次元に保ち、ウルトラシャープに研ぎ澄まされたフックポイントが、触れるようなバイトも確実にフッキングに持ち込みます。しかも、ゼロフリクションコートで武装したラウンドゲイプが、深くアゴを捕らえ、激しいファイトでもバレにくく確実なキャッチを約束します。

カラー:ステルスグレー

出典:バリバス

 

黒龍のハイスピードゲームに関しては、ターゲットとなるビッグバスが大きいベイトフィッシュ(ハス)を強く意識しているエリアやタイミングで真価を発揮。

その破壊力たるや、今も色あせることのない強烈なストロングパターン!!

すべてがリンクする環境であれば一撃で答えの返ってくるアプローチ。

狙いは上下動をアシストする場所

黒龍のハイスピードゲームで狙う場所は、ミドルより浅い所。そして当然ながら大型ベイトが入っているエリア。

そして、ウイードやマンメイドストラクチャーなど、魚の上下動をアシストしてくれる場所がキーとなる。

ウイードであれば背丈が高く、葉の付きがしっかりして立っていることが最大の条件。

ウイードは葉が抜けるとと立てなくなるため、時間経過とともによいエリアも変化する。

ウイードエリアの場合は葉の付き方、立ち方、枯れ具合を見て魚が溜まる場所を絞り込むのがベスト。

そしてマンメイドストラクチャー。一番は流れが当たる・当たらないの変化が起こることと、プレッシャーを感じれば身を隠しやすいところ。

カレント(湖流)が効いている時は比較的よいが、カレントがない時は反応もなくなるほどツンデレな狙いドコロ。

ビッグセオリーのロケといえば、くしくもほぼゼロカレントのため(理由不明)、カレントの変わりめはもちろん、風やウネリによる水の当たり方の変化を読んだアプローチで切り抜けているが、今回もその展開が吉とでる!

ハイスピードストップ=最強のリアクション攻め

奥田が展開した黒龍のハイスピードゲーム。

ウイードエリアでは広範囲をスピーディーにサーチし、マンメイドに関してはヨレなどの変化に対してタイトにアプローチ。

基本的には着水してすぐに高速巻きし、水面直下まで伸びたウイード、またはシェードを形成する縦ストを通過した時、瞬間的にステイさせ魚に浮かせて食わせる間を与える。

魚にとっては一撃で仕留められる何かがテリトリーに侵入。そしてそれが泳ぐのをやめる。当然、仕留めにかかる。

バイトチャンスはスゴい勢いで追いかけてそのまま食う。または、止まる寸前か動きはじめる直前。

本来ならばルアーを見切ったり、最初から反応しなかったりするが、意識するベイトフィッシュに合ったサイズ感によるアピールと、超高速巻きでも破綻せず強制的に振り向かせるリアクション攻めを演出できるルアーならではの特権!

大型ルアーの制動を管理するため専用のタックルセッティングは必要不可欠だが、使えば確実にアドバンテージを感じるはず。

ジャイアントベイトならではの存在感とリアクション効果の高さによってバイトシーンは大迫力!

奥田はこのバイトシーンを何とか見せたいため、絶望的な状況下ながら少なからず可能性のあるエリアを超ランガン。

そして結び付けたのが、このビッグバス!!

奥田は、大型のハスを意識している場合は黒龍260 or 300。チェイスがなければ見切る直前に350をキャスト。

小ー中型のハスをはじめ、アユやワカサギなどの大型にはアーマジョイント190SFもドンピシャで合わせやすい(詳細は別コラムで紹介)。

このハイスピードストップは、コアユサイズのBtベイトでも可能だが、キーはエサとなるベイトフィッシュのサイズ。

大型ベイトの場合、サイズとスピードのインパクトを最大限まで引きだしたリアクション攻めが強烈なバイトを呼び込んでくれる。

いつの世もマッチ・ザ・ベイトのサイズローテ、アクションローテは釣果を大きく左右する!

黒龍の各サイズイメージはこんな感じ!

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