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奥村和正REAL ADJUST[リアルアジャスト] シーズン1 奥村和正REAL ADJUST[リアルアジャスト]vol.3「春のMy strategy in 琵琶湖」

奥村和正REAL ADJUST[リアルアジャスト]vol.3 「追わないプリに近づけるワーミングローテ」

ルアーを追わないなら送り届けるワーミングローテ

沖のウイードエッジ付近はコーリングハスラーのデッドスロー展開で流していた奥村さん。

追いが悪い中でも横方向の動きになら反応してくることが分かった奥村さんが投入したのは、ブルフラット5.8inchのライトテキサス。

シンカーは5gをメインに、ウイードにスタックしやすい場所では3.5gも使用(フックは6/0を使用)。

ブルーギルイーターを直撃する、ソフトイミテーター。
広大なフィールドから野池や河川などあらゆるフィールドに生息するブルーギル、またキャスタビリティを崩さない手返しの良いサイズにまとめ上げられたブルーギルフォルムの“ブルフラット”は、僅かな水流も掴む蛇腹状テールやピリピリとした微振動を起こすアームと独特なフォールアクションは、ブルーギルが盛んに泳ぎ回る仕草を見せてくれます。
また繁茂したウィードや入り組んだストラクチャーにもソフトベイトの利点を生かしスタックせず、奥に潜むブルーギルイーターを直撃してくれます。

出典:デプス

ブルーギル型ワームとしてド定番のアイテムであり、今の琵琶湖ではフナ食いのデカバスにドンピシャなアイテムとして強烈な実績を誇るブルフラットだが、神出鬼没でピンスポットの絞り込みができない状況の中、奥村さんが繰りだしたのはスイミング!

ブルフラットといえば、ボトムで使った際の圧倒的な存在感と、偏平ボディが水を受ける抵抗で発生する自発的なスローフォールが特長。

意外にも、タダ巻きした時の水押しと存在感は、時としてビッグバスを狂わせるアピールを発生する。

この時はウイードトップにカスめながら巻いたり、回収ぐらいの速さで巻きあげてから途中でスロー巻きにシフト。

ウイードに落とし込まず乗せるようなスイミングでも使用。

わりと広範囲に中層のサーチでも、ボトムの置きにももちろん使えるワーミングの一手!

特にプリスポーンのシャロークルーズには放置が効く!

水温上昇とともに、可能性のあるシャローエリアをサーチしていた時、偶然にも遭遇したのがプリスポーンのクルージング。

数こそ少なかったが、スポーニングを控えたメスのプリスポーンフィッシュが複数匹でエサを探してドシャローを回遊していた。

ここで光ったのが、奥村さんの経験。

今であればビッグベイトやジャイアントベイトに手が伸びそうなところ、あれ系の魚は軟らかいモノで放置しないと食わないとのこと。

そこで手にしたのが、カバースキャット3.5inch。

直下する、対カバーフォールベイト。
対カバー攻略の一つとして開発された『カバースキャット』は、小振りなサイズながらもソルト含有量40%という超高比重マテリアルのバルキーボディなノーシンカーフォールベイトです。
無駄なパーツが省かれたボディの両側面に備わる特徴的なフィンパーツにより、フックをセットしてもフォール姿勢は極めて水平を保たれ、カバー攻略を意識したスナッグレス性の高いフォルムで、狙ったカバーへと確実にフォールさせることができます。

出典:デプス

たまたまポケットに入れていたカバースキャットは、あの有名ラーメン店「天下一品」とのコラボ予定でテストしているカラー。

もちろんラーメン店とのコラボということで、ラーメン風味のニオイ付きマテリアルを採用。

カラーも、「あっさり」と「こってり」。さらにはネギを模した緑ラメもそれぞれにラインナップ予定(発売時期や販売方法に関しては未定)。

カバースキャットといえば、ノ-シンカーのボトムジャークが主流。

というか、みんなコレしかやってないほど、まさに令和時代のワーミングを構築したワーム。

ただ、本来の使い方は、対岸のカバーにキャストしてネジ込み、移動距離を抑えた垂直フォールでカバーの中をくまなくサーチできるというのが開発コンセプト。

この基本性能が、昨今のフィールド環境にハマったことと、さらにこの特性を最大限に活かす繊細な使用法やタックルセッティングが確立され、未だにドトウの釣果を叩きだし続けているというアイテム。

この時、奥村さんは、何気にポケットから取りだしたカバースキャット3.5inchを結び、魚が泳いでいくであろうドシャローにキャスト。

完全なブラインドでそのまま放置して時折、軽くジャークしてステイ。これこそカバースキャット本来の使い方!

奥村さんいわく、泳いでいるハイプレッシャーなプリメスほど、速く動かすルアーでは魚の意識に届かないそうで、違和感も感じさせやすい。

泳いでいるであろう魚が自然に見つけやすいソフトベイトの放置が最善のアプローチと判断。

その経験談から答えは一撃ででることに!!

ロクに寸止めの59㎝・3720gのプリメスモンスター捕獲に成功。

実はこのあとの解説中、同じアプローチでさらにもう一発バイトに持ち込んだが、まさかのスッポ抜け!

1カ所1尾説が日々実証されている昨今の琵琶湖において、激浅の丸見えシャローで再現性のある釣り方が未だに存在していたのかと目からウロコ級に実感した瞬間だった

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